恭子先生の教室日誌

=考える子に 挑戦する子に=

ばっかじゃないの!

2011-03-29 22:20:20 | 日記
親が子どもを怒りたい時、
しつけをしようとか、何かを教えようとか、そういうレベルで怒る親は少ない。
「叱る」と「怒る」は大違い
「怒る」とは、心から腹を立て、親といえども いわゆるむかついて切れた状態

そんなとき こどもに発する最も適切な言葉は 「ばっっかじゃないの!」
親子双方にとって効果的な言葉です。

なぜならこれを言えば、親は気がすむ(一種のガス抜き)
親の気が済めば子どもにとっては一件落着。
この教室の中だけに通用する明るさがある。

腹が立っているのに「大丈夫だよ、がんばれるよ」と言っていては、親のいらだちは
長引くのです。

分数をやっている子が引き算ができない、出来ないのではなくぼーっとしているのです。
多分集中力切れ・・・。
粘り強さの限界を超えた。

いくら 励ましても おだてても急に限界が伸びたりはしない。
だから親のいらだちを終わりにする必要がある。
子どもに「ばっかじゃないの!」というと、すうとすると親が言った。
もう一人の親も「私も」と言った。

3月末の教室は、殺気だっています。
進度上位者のつどいに出席できるだけではなく、全国10位以内をねらう子が
しのぎを削っている教室。

年長数学M教材 ベクトル
小2数学P教材 先日は逆行列を終えて、確率の期待値に既に入った。
年少数学G教材 
年中数学I教材
小2K教材数人
小1J教材
小1英語最終教材


まるで この教室が、進度上位者のつどいのようである。
右も左も特筆すべき進度の子たちが、1枚又1枚と最後の追い込みで進度を上げて
いく様は こどもながらすごい。
幼児さんの学習には もう親に一緒にいていただくしかない。
だから おちこちで「ばっかじゃないの」がでるのだ。

親が「怒ってもいい席」が決まっている。私の目の届く席だ。
もともとは私がが言い始めたのが、蔓延したのだ。
今度から「ばっかじゃないのと言ったら罰金制にしようか」といったら大笑い。

もう少しの辛抱だ。3月の流行語の話でした。




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1 コメント

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先生のユーモア (本天沼サポーター)
2011-03-30 08:01:20
変なことを覚えていてすみません。
前 先生が子ども達に「ばかみたいと言われるのと ばっかじゃないのと言われるのとどっちがいや」と聞いたとき、小学生たちが「ばかみたいと言われる方がいや」と返事をしていました。
もっと面白いことはそのあとです。
小学生たちは「ばかみたいだとほんとうにばかみたいだけどまっかじゃないのはばかみたいじゃない」といったことです。
意味不明と先生と生徒は大笑いしていました。
それから先生に「ばっかじゃないの」と言われると小学生たちは「でた~~」といって嬉しそうです。多分ユーモアというか不思議な明るさと一緒にあるんだ感じました。
先生が罰金制にしようかとおっしゃった言葉にもきっと明るさというかユーモアがあるんだと思いました。

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