恭子先生の教室日誌

=考える子に 挑戦する子に=

歌舞伎 大向こう

2015-09-24 08:46:03 | 日記
シルバーウィーク どこへも出かけない私を心配してお父さんが
誘ってくれたのは 歌舞伎(赤坂)です。 私は10年ぶりくらい

美しい七之助にうっとり

そのうちお父さんの機嫌が悪くなる。
2階のすぐ後ろの客席にいる人が 大向こうの声を頻繁にかけるのがうるさいと言うのだ。
大向こうの声のタイミングがまるで解っていないと言ってお父さんは怒っている。
なければないで寂しいけれど、さすがに素人の私でさえうるさいと思ったほどだから、
詳しい人には もっと不愉快だったのではないか。

お父さんは大向こうのプロだと思います。
若いころ NHKの山川静雄アナウンサーと一緒に大向こうの会に入っていたからです。

終わってから、焼肉を食べながら当時の話をたくさん聞かせてもらったらお父さんの
機嫌は良くなりました。
私も楽しかった。連休の最終日はこうして終わりました。

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ビルマの竪琴

2015-09-22 21:11:08 | 日記
ときどき 保護者の方がお子さんに話す時の参考になるかもしれないと、国語教材の内容について
教室だよりに書いています。
ごんぎつねの話は 新見南吉が代用教員をしているとき雨の日に、教室で生徒にしてあげた話からできたなど・・・

久々に10月の教室だよりは (国語教材FⅡー61)ビルマの竪琴にしました。
水島は上等兵です。
兵隊の位は一番下が二等兵 その上が一等兵 その上が上等兵で、上等兵は一般の庶民が軍隊に入って
2~3年でなれるランクくらいです。
その上が伍長 軍曹 曹長 准尉 少尉 中尉 大尉 少佐 中佐 大佐 少将 中将 大将
となります。
当時希少価値だった大学生は、だいたい准尉からスタートして、半年~1年くらいで少尉。

明治維新の後、陸軍大臣を中心にすすめられた国民皆兵の考えは明治5年「全国徴兵の詔」として
実施され20才~40歳の男子に2年間の適用とされた。

明治22年ころ・・「徴兵制」という法律
昭和2年・・徴兵逃れの罰則を厳しくした「兵役法」
昭和18年・・・戦局の悪化により、学生の徴兵猶予の廃止 服務年齢19才~46才と拡大
昭和20年・・・義勇軍兵役法 15才~60才男子 17才~40才女子の軍の指導下での活動

20才になった男性は、全員徴兵検査を受け甲種合格者(身長150センチ以上健康)は
翌年4月全国各地の軍隊に入営し2年間訓練を受け 平和時には2年がすぎれば先の市民生活に戻る。

戦時体制が敷かれると 入営からそのまま出征し期限も状況にさゆうされた。
市民生活に戻っていた者も、抽選で必要数だけに「召集令状」(1銭5厘の赤いはがきに印刷)が出された。

戦争が激しくなり被害が大きくなると、兵隊の数が必要になり、甲種だけではなく丙種(145~150
センチ)丁種(145センチ未満、すぐによくならない特異な病気に罹っている)の男子も駆り出された。

終戦間際には、14才~15才の少年が志願して兵となった。

ほとんど訓練されないままの兵士の急増であり、戦争の勝敗にも影響し被害の増大を招いた。
それでも一旦、戦いが始まれば戦わずにはすまされない現実をすべての国民が国という単位で考えた
すごい時代であったと考えられる。

終戦を迎えた後の水島の行動には 高等教育を受けた者の高貴な動機ではなく、普通の人間が
我が身を捨てても残された仲間の遺骨に敬意を払って行こうと決心する心が根底に流れている。

当時 第一高等学校の教授であった著者武山道雄の日本人全体の人間性に対する温かい思いが
ある。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
教室だよりには ここまでです。
以上は 私が属する自主研さんどら作成の国語「指導の手引」という冊子に記載したものです。
日本には、身を挺することを美徳とする風土があります。
戦闘機一つとっても違います
航空兵の命を守るための装備(防弾壁があり簡単に落ちない)になっているどこかの国の戦闘機と、特攻隊まである国の戦闘機
つぎつぎと訓練をうけて育てた若者が、何もできないうちに消えていった。
育てた命(人材)を大事にすることを教訓としたい。
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公文式国語の「方法」 村田一夫著

2015-09-21 14:38:39 | 日記
朝晩やっと涼しくなりました。読書の秋がやってきました。
本を読む子と読まない子の差が大きく読解力の差となっていることをお伝えします。
子どもたちの国語力の差が、一番わかるのが音読能力です。

私がお話するより、次の本の文章を紹介しましょう。

著者は 公文式国語教材を最初に作った方です(1992年)今から23年前

54ページ
「できる子の音読とは、まず何よりもスピードがある。早いだけではなくわかりやすい
読み方をしている。なぜこうした音読ができるのでしょう。
それは読んでいる子どもが読みながら、文章の中に隠れている言葉の関係性、言わば
文章内の「文法」を鋭くかぎ分けて読む力を持っているからです。
問いと答え。事実と説明。定義と理由、心理と描写といった「文法」です。
文章を読み進めながら、これを蝕知して音に表現するという極めて高度な音読法を
行っているのです。
音読力はここにきて初めて完成の域にたどり着いたといえます。」村田一夫著

そして
ここにたどり着いた子が、中学入試や大学入試問題の3000字の長文問題を乗り越えるのです。

その始まりが国語7A教材 6A教材の文章丸暗記です。
そして音読能力を高めながら言葉(語彙)を増やしていきます。

公文は子どもたちに読んでもらいたいすいせん図書一覧表を用意しています。
公文の国語教材の中に すいせん図書がたくさん入っていますので、国語教材をやると
すいせん図書にふれることができます。
教材に入れたことで、ジャンルのえり好みをしたり、読みとばしをしたりできない
のが素晴しいです。

すいせん図書一覧表は教室の先生からもらってください。
秋は ぜひ国語学習をしてください。 まずは11月体験学習から
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もやしのひげ根

2015-09-21 13:23:48 | グルメ
精神的にゆとりのある連休中などは、思い切ってもやしを買います。

① 太めのもやしを さっとゆでて、そのまま冷やして醤油とおかかだけ。
② もやしとニラと豚肉をさっと炒めて、辛子醤油。

これだけの簡単料理なのに、なぜゆとりがなければできないかというと
私は、この料理のときだけ もやしのひげ根を取るからです。

きれいでしょ。ひげ根をとると シャキシャキして最高に贅沢なおかずになるんです。


のんびり ”笑点”でも見ながらやるから、ちょうどいいんです。

ラーメンや湯麺に入れるときはそんまんま入れます。 ひげ根付きの方が栄養があるのです。
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孫を伸ばすおじいちゃんおばあちゃんに

2015-09-20 16:00:49 | 日記
シルバーウィークとやら、生徒たちは 親たちの実家に里帰り。

昨日は その実家のおばあさまから 教室に お電話がありました。
「孫が 公文の宿題をやっているが、難し過ぎるようだ。
 易しいのと取り換えたほうが良いのではないか。
 前にやった簡単なところの問題を写してさせてみたが、それもたくさん間違えるし時間がかかる。
 息子(孫の父親)も昔公文をやったが、なんども2教材くらい簡単なところに戻していただいて
 うまくいったので、その方法でさせたいので簡単な教材をいただいてもいいか。」
というお電話でした。

私が なんとご返事したのかは ここでは言いませんが、今 生徒たちは帰省の真っ最中です。
もし 実家のおばあさまおじいさまに同じようなことを言われたら、下のように言ってください。

「小林先生は35年間も公文の先生をやっていて、優秀な実績をだしていて全国でも有名な教え上手な先生」
 子どもの宿題は全部小林先生が決めている。
 親としてはその先生の言う通りにしていれば優秀になれると思うので、子どもにがんばってもらいたいので
 教材が難し過ぎるとか言わないでください」
それでもおじいさまおばあさまがごちゃごちゃ言ったら 
「じゃ小林先生に相談してみます」と言って 電話ください。

人間は年取ると なかなか若い人の考えを受けいれにくくなり、また言い方も、皮肉めいて聞こえます。
言っている方は、普通のことを話しているつもりなのが その普通の言葉がすべて嫌味っぽい人がいます。
恭子先生も同じ年代ですから、普通にしゃべると口からでる言葉の多くが嫌味です。
それを一呼吸おいて、形を変えて口から出しています。
だから疲れるから 一人が好きなんです。  

実家に行くたびにすごくできるようになってくる生徒がいます。おじいさまおばあさまが寄ってたかって
ほめてくださったそうです。
おじいさまおばあさまは孫をかばったりせずに、母親の教育方針に従って手伝うようにしてください。

最高に孫を伸ばしてくださる実家が結構あります。感謝しています。

 
 
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