こんばんはー、事務局Hです。
今日は、第59回えひめ母親大会に参加しに東温市まで行ってきました(^ ^)
「教科書採択を考える会」のチラシを母親大会の資料に折り込ませていただきました。
午前は、第3分科会「学力・教科書問題を考える」に参加し、
午後の全体会、伊東英朗さんの記念講演「放射線を浴びたX年後から考える」のあとの運動交流でも発言させていただきました。
発言した内容は以下の通りです。
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「子どもたちに育鵬社の教科書を手渡したくない」
2015年、松山市は、中学校の歴史の教科書は、育鵬社版の採択を決定しました。
今治市は東京書籍に戻りましたが、県立中学、新居浜市、四国中央市、上島町も育鵬社に決めたので、
子どもの数からすると、愛媛県は育鵬社の採択率が過半数を超え、日本一になってしまいました。
後日、松山市の学校報告書を調べましたが、驚くことに、26校すべての学校が育鵬社を選んでいなかったのです。
松山市教育委員会は現場の教師の意見を全く無視しました。
8月末から9月にかけて愛媛新聞の門欄への投書が相次ぎました。(このブログの2016.4.5記事に投書内容をまとめています)
投書の効果で、『教科書採択』に関して、関心を持つ方が増えましたが、県民への周知は今一つです。
私たちは!育鵬社の教科書の中身を知りたいと思い、学び舎・東京書籍・育鵬社の三社の教科書を見比べながら学習会を続けています。
毎月第ニ火曜日13時から15時まで松山市北持田の教育会館で実施しています。
育鵬社の教科書の特徴は、偉人中心・戦争賛美・「愛国心」のおしつけです。
庶民の暮らしの記述が極端に少ないのです。
また、日本の優位性を強調するあまり外国・外国人を蔑視する記述も目立ちます。
育鵬社の教科書では国際人としてまともに育つことができないのではないかと憂慮します。
安倍政権が目指す、大企業のための、「戦争する国」の人材育成に最も役立つ教科書です。
育鵬社の教科書を、子どもたちに手渡したくないという思いから、中学校入学式の日、市内の中学校7校で
保護者向けのチラシを手渡しました。27名が参加してくれました。
中学校歴史教科書のみならず、公民・道徳でも採択される危険性があります。
育鵬社の教科書の中身がどうなっているのかを吟味しなければなりません。
教科書の内容をしっかりと学習し、真実を子どもたちに教える義務が私たち大人にはあると思います。
教科書展示の場所に出かけ、教科書の内容をよく調べ、感想文や意見を書く、教育委員に自分たちの意見を届けるなどの運動を広げたいという思いでいっぱいです。
みんなで力を合わせ、子どもたちに素晴らしい教科書を手渡すようにしようではありませんか。