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WESTERN WINDS 

我が家に生息する「いきものがたり」と自然観察、時々「釣り自慢」

ベルツノ「コロッピ」一ヵ月ぶりの食事は?

2009-06-08 | ペット



今日は、ベルツノガエルの「コロッピ」に一ヵ月ぶりに食事をと、
近くの川でドジョウを採集。
家の水槽にはコロッピの餌にと、会社の同僚から譲ってもらった
ドジョウが4匹ほどいるのだが、しばらく飼っているうちに
情が湧いてきてしまい、今は普通に観賞用?として飼育している。



だからと言って、このドジョウにも罪はないのだが・・
運命と思ってその身を捧げてほしい(ごめんね)

「コロッピ」には、冬場はワカサギ、夏場はウグイ、ドジョウ、
ハゼ等を食べさせている。もちろん、新鮮な生餌で。
ラットのような肉ではなく、魚中心の食生活が長寿の秘密かも
知れない。それにしても年中、旬の魚を食しているコロッピは、
かなりグルメなカエルと言えるだろう。








久々に「ちびコロ」とツーショット。※ちびコロはフィギアです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◎今日の山野草MEMO




<ミミナグサ(ナデシコ科)>
英名は「マウスイアー・チックウイドー(ネズミの耳のハコベ)」




<ウマノアシガタ(キンポウゲ科)>
葉の形や花弁が馬の蹄に似てることから付けられたそうだが
もうちょっと可憐な名前を付けてあげても・・・




<ワスレナグサ(ムラサキ科)>
ヨーロッパの伝説、英名で「Forget me not」に由来してるという。
ウマノアシガタと比べるとロマンティック名前だ。
花の姿形も大事だが、ネーミングもその花のイメージを形づくる
重要なファクターだろう。人間の名前もしかりだ。

その伝説だが、川岸に咲いていたこの花を摘もうとして、
川に落ちて死んでしまったという話。
ちょっと間抜けな気もする。


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エリザベス?メガフォン?

2009-05-02 | ペット


ロッキーの顔の傷がなかなか良くならない。傷が渇く前に
後ろ足でカラー越しに引っ掻いてしまうのだ。

昨日、それまで使っていた2Lのカラーを4Lに替えた。
今度は大丈夫か?

それにしても、これはエリザベスカラーというよりメガフォンだ。
拡声効果もありそうだが、遮音になるらしく、呼んでも反応が鈍い。




昨日は札幌に桜の開花宣言が。今日も天気がいい。
久々に3匹を一緒に散歩に連れて行った。
防風林と農業用水路の間が恰好のドックランだ。



りんはおてんばなチュラが苦手。いきなり飛びついてくるのが
たまらなくイヤだ。



りんもチュラも女の子だけど性格は正反対。りんは、おとなしく甘えっ子。
チュラはやんちゃで男の子のようだ。家の中でも、りんはチュラを受け入れないので、
チュラをケージに隔離している。早く慣れて欲しいのだが。



脅えるりんちゃんを尻目にドッグランを満喫するチュラ。



ロッキーも散歩の時はカラーを外したので、いっときの開放感を
味わった。



あまりにチュラがしつこいので、いじけて動かなくなったりん。
いつものパターンだ。



防風林から、ギー、ギーという鳴き声。エゾコゲラだった。
鳴き声に反して可愛い小鳥だ。



タラの芽はまだちょっと早そうだ。いつも気がつくと採られた後だったりするので
今年は真っ先に収穫を狙うつもり。



うららかな春の一日でした。


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田舎のペットショップ?

2009-03-07 | ペット


我が家の居間にあるメタルラック。
三つある小型水槽の中で鯉、タナゴ、ベタ、フナ、ドジョウを飼っている。
以前は60センチ水槽でネオンテトラ、グッピーなどの熱帯魚を
飼っていたが、手入れが大変だった。小型の水槽だと水の交換や
掃除がしやすく、同泳できない魚種も飼う事が出来る。




右の水槽で飼っている鯉とタナゴのメス。
二匹とも昨年8月、ヘラブナに憑かれた男、ヘラのスーさんが
ヘラブナ釣りをしていて釣ったもの。鯉は、飼い始めた頃は
5センチ程の体長で5センチ足らずのタナゴにいじめられていたが
現在は11センチと成長し、タナゴと立場が逆転してしまった。

 

真ん中の水槽で飼っているベタ。タイのメコン川流域原産の
熱帯魚で、観賞魚としては比較的飼いやすい部類にはいるだろう。
動きはゆっくりで愛らしい。餌を顎を突き出すように食べるので、
娘が「シャクレ」という名を付けた。



左の水槽で飼っているフナ。下の方はマブナ。上はマブナより
体高があり、完全なヘラではないが、俗称「半ベラ」と言われている
フナらしい。

半ベラもスーさんが釣ったもの。マブナは一昨年
娘とガトキン前の茨戸川でスジエビと一緒にタモですくった。
その時は2センチ足らずしかなかったが、今は10センチ
まで成長した。



マブナ、半ベラたちと同じ水槽で飼っているドジョウ。
昨年、会社の営業マンがお客からもらったものを譲ってもらった。
そのお客は柳川鍋にして食べようと購入したらしいのだが、
数日間ほど飼っているうちに情が湧いてきて食べる事が
できなくなったらしい。

自分も当初、ベルツノガエルのコロッピの餌としてもらったのだが・・・
やっぱりかわいそうになってなかなかコロッピに食べさせる事が
出来ないでいる。このまま水槽で飼い続ける事になりそうだ。





メタルラックの2段目にコロッピのプラケースを
置いている。下にはリンちゃんのケージがあり、
この一角は、文字通りペットコーナーになっている。
まるで田舎の小さなペットショップのようだ。

↓撮影用に、りんにケージに入ってもらった。ちょっとムッとしている。




ちゅらは、りんと隔離。

 

コザクラインコのリュータン。普段はケージに居るが
居間の天井から止まり木を下げており、時折、行動展示?をしている。
一度出してしまうと、なかなかケージに入ろうとせず、やっかいなことに。




今日はロッキーの13歳の誕生日だという事を夜になって気づいた。
人間のに換算すると70歳くらいになるだろうか。
写真はロッキーの生後2か月頃。まだ耳が垂れていてかわいい。



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ベルツノ「コロッピ」の身体検査

2009-02-26 | ペット


今日はベルツノ「コロッピ」の身体測定!
何をされるかと緊張気味?


体重182g 掌に載せるとずっしりと重い。

体長(直径)110mm 体系はほぼ円形。


口のサイズ 52mm 体長の半分近くを口が占める。
まさにがま口だ。

 
前足と後ろ足。映画に出てくる宇宙人のそれを
イメージしてしまう。水かきが退化?しているので
カエルのくせに泳ぎはヘタクソ。
手足が短くデブなのでジャンプ力も
80mm程度とへたれ。




視力は判断しかねるが、空腹時には動くものに何でも反応する。
うかつに手をケースに入れると指にかぶりついてくるが、
歯がある訳じゃないので痛くはない。でも急に飛びついて
来るので結構ビビる。
目が隆起し、角に見えることからベルツノガエルと
名が付いている。


日曜にホームセンターで買ったプラケース(980円)
フタの部分もシースルーなので観察しやすい。
フタの脱却も簡単なので給餌も楽。


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生振(おやふる)のチャレンジャー

2009-02-21 | ペット


天気予報の通り、昨夜から北海道は暴風雪。
裏庭のロッキーの小屋も大変な事に・・・



ロッキーは、つい2.3年前までは、どんなに吹雪いていても
外で寝ていたが、さすがに老犬のせいか、最近は小屋の中で
寝ることが多くなった。





一方、りんちゃんは家の中でぬくぬく・・・
のんきにアクビしてるし。



「ちゅら」はケージの中。りんは性格のやんちゃなちゅらが
苦手なので家の中で隔離状態。早く慣れて欲しいのだが・・・




りんはミニチュアダックスのロングコートなのだが
他のロングより毛が短い。



だから冬の散歩は苦手だ。


大きなエゾリス?


結局、小屋に入らず外で寝るロッキー

ロッキーの寝床つくり



今日の午前中、明日のワカサギ釣りに備えて
釣り具屋さんに行く途中、生振大橋から
川を見ると、ワカサギテントがひと張りあった。
その時点ではさほど雪は降っていなかったが
風は少なくても5メートル近くはあったはず。
なんというチャレンジャーだ。

明日は平和に釣りができることを願いたい。

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ベルツノ「コロッピ」はワカサギがお好き。

2009-02-16 | ペット



先週、ベルツノガエルの「コロッピ」にワカサギをごちそうしたのだが
どうやらワカサギが大きすぎたのか、途中で吐き出してしまい、次の日
半分消化されたワカサギがプラケースの中で異臭を放っていた。
ドジョウのようにクネクネと体が柔らかく曲がるものは胃の中でくるりと
丸まって上手く納まるのだが、チカ、ワカサギの場合はそうはいかないらしい。
2、3年前ならこの大きさでも平気で食べていたはずだが・・・
さすがにトシなのか。「コロッピ」は今年、ベルツノの寿命とされている
17歳を迎える。

今日は少し小振りなものを食べさせた。

↓これはやっぱり大きすぎたか・・・


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奇跡のコイ?

2008-11-11 | ペット

秋の空にはばたく天使の翼のようだ

11月、札幌にも初雪が降った。このところ
週末になると強い寒波が押し寄せ、予定していた
船釣りがことごとく中止になる悲運に泣いていた。
先々週の土曜には日高富浜のババガレイ釣りを
予定していたのだが悪天候で中止、おまけに
その日の夜、38度を越える発熱でダウン、
せっかくの3連休が台無しに。先週土曜は、島牧の
マダラ釣りを予定していたが、これまた悪天候で
中止の憂き目に・・・懲りずに来週にまた富浜の
ババガレイを計画している。はたして3度目の
正直となるだろうか。早く爆釣報告がしたいものだ。




先日ちょっとした事件が。
我が家には水槽が3つあり、ベタ、フナ、そして鯉と
タナゴをそれぞれの水槽で飼っている。
ベタ以外は会社の同僚のヘラブナにとり憑かれた男、
S君が釣り上げたものを譲ってもらい飼育していた。

ある朝、布団から一足先に抜け出た「りん」が居間の
床で何かを見つけて匂いを嗅いでいた。何かと思い
見てみると、鯉が床に転がっていたのだ。どうやら
棚の上にある水槽の上蓋の隙間から飛び撥ねて落ちた
ようなのだ。その時点ではピクとも動かず、妻が慌てて
拾い上げたが動きが鈍く、もはや手遅れと思われた。
ところが水を入れた容器に入れてやると体を斜めに
しながらも泳ぎ始めたのだ。水槽から落ちてどれぐらいの
時間が経っていたのだろうか?いずれにしても、
あと数分でも発見が遅れていたら危なかったはずである。
今は水槽の中で元気に泳いでいる。


上がタナゴ、下が鯉 タナゴは縄張り意識が
強いのか自分より体の大きい鯉を追い掛け回す。
それが飛び出した原因かも。


実は、この鯉が命拾いしたのは2度目だった。
当初、K君からもらったのは鯉が2匹と小鮒が1匹の
計3匹だったのだが、飼ってすぐに3匹とも白点病に
罹ってしまい、メチレンブルー水溶液で治療を施したが
鯉1匹と小鮒は病死し、鯉が一匹だけ生き残った。
この鯉は、そんな2度の絶対絶命の危機を乗り越えた
「奇跡の鯉」なのだ。



上蓋の隙間にベルツノのフィギアを置いた。
今度は大丈夫。

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コロッピ、ギネスに挑戦!?

2008-10-16 | ペット


おやおや、ベルツノガエルが4匹重なっています。
さて、わが家のペット「コロッッピ」は誰でしょう?
すぐ分かりますよね、下から2番目が『コロッピ」です。
他の3匹はおもちゃのカエルです。
全部本物だったら怖いですね・・・

この日は久々に日光浴をさせました。
ついでにちょっとイタズラを。
すぐ動いてしまうのでなかなか大変な撮影でした。
先週は小樽で釣って来たイキのよい小サバを
食べさせました。2ヶ月ぶりの食事です。
ベルツノを10年以上飼っているのは
非常に珍しいらしいのですが、コロッピはすでに18歳。
ハゼ、ウグイ、チカ、ワカサギなど、魚中心の
ヘルシーな食事なので長生きをしてるのかも知れません。
もしかすると日本国内で最も長寿かも。
ここまできたらギネスに挑戦してみよう。
なんてね。



ベルツノガエル 本物は誰だ?youtube動画


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キョロピ 星になる

2008-10-10 | ペット



「キョロピ」が昨日死んだ。

ここしばらく調子が良くなかったのでゲージをタオルで覆い、

ヒーターで暖めていたのだが、一昨日に容態が急変、

危篤状態に陥っていた。

最期は娘に看取られ、羽を力なくバタつかせ

天国へ飛び立ってしまった。

8年の短い生涯だった。

数年前にいちど気管支炎で体調をこわしたが回復、

ずいぶん元気になったのだが

この半年程は寿命もあったのか体力がずいぶんと落ちていた。

昨日はジャコビニ流星群の極大だった日、

キョロピは家族にたくさんの幸せの記憶を残して星になった。


ありがとう。キョロピ!


追記

先日、急逝した俳優の緒方拳さんがドラマ「風のガーデン」の
記者会見で『否応無く人って老いていくわけで、病になるわけで、
そして否応無く死が訪れるわけで・・」と語っていた。人だけではなく
生きとし生ける物すべて同じ ・・・・重たい言葉だ。





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帰って来たロッキー2

2008-09-08 | ペット

オイラもびっくりしたなー、もーっ!


先週土曜の朝、裏庭のささやかな畑で最後の枝豆を収穫し、
ガーデニングテーブルで幹から豆を取っていると、家の中から
「あっロッキーだ!」「ロッキー、ロッキー!」と妻と娘の叫ぶ声が。
小生はテレビにロッキーと似た犬でも映ったのかと一瞬思ったのだが、
妻が窓を開け、ロッキーが逃げていると興奮して叫んだ。
咄嗟に隣にあるロッキーの小屋を見ると、確かに姿はない。

妻の話によると、ロッキーは背中を丸めながら、向かいの家の方に
歩いて行ったというのだ。ま、またか!こりゃ大変と、すぐに玄関に廻り、
サンダルから靴に履き替え、追跡体制を整えて裏庭に戻った。
すると、すでにロッキーは小屋に戻っており、妻と娘に抱きかかえられていた。

ロッキーはすぐにトボトボと娘のところに戻って来たそうだ。
その時のロッキーは全身をブルブルと震わせていたという。
今回の脱走は、係留していたワイヤーロープが錆びて切れてしまった事が原因だった。

恐らく、小屋から離れてみたものの、3年前の事件が脳裏に甦り、
家から離れる事に恐怖を感じてしまったのだろう。
それ程までにあの事件はロッキーに大きなトラウマとして残っていた。
早速、ロッキーを散歩用のロープで繋ぎ、ホームセンターで係留用くさりと
新しい首輪を買って来た。
ちなみに切れたワイヤーロープは一年前に買ったものなのだが
中がすっかり腐食してしまっていた。


戻った直後のロッキー。散歩ひもで臨時で繋いだ。右のクレーターは,
ロッキーが寝床用に掘ったもの。雨が降ると水たまりができ、とても迷惑。

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Vagabon-dog  失踪9日間、奇跡の生還(後編)

2008-08-26 | ペット


ロッキーが失踪した。でも当初はそれほど焦りはなかった。
これまでも何度か脱走した事があったからだ。
いつものように近所をひとしきり散策し、飽きたところで腹を空かして
戻ってくると高を括っていたのだ。
しかし、ロッキーはその日、夜になっても戻って来なかった。
万が一のためにロッキーの写真と特徴を記した尋ね犬のビラを2枚作成し、
自宅からそれぞれ南北に1キロ離れているセブンイレブンと
ローソンの店内に掲出してもらった。その足で町内を回り、
俄に捜索活動を開始したのだが、それでもまだ明日の朝には帰って来ると
信じて疑わなかった。

次の日の朝・・・ロッキーは小屋に戻っていなかった。
夜に降った新雪にロッキーの足跡は標されていなかったのだ。
さすがに事の重大さに気がつき、町役場、江別、そして、札幌北区役所に電話をし、
保護された場合に連絡が来るよう手配をした。
ようやくその日からロッキーの捜索活動は本格化した。町内の知り合いに声をかけ、
会社から帰ってからは毎日車で1時間ほど町内を探し回った。
寝るときも小屋に入らず外で寝るとはいえ、食事は殆ど摂れていないはず。
連日の雪で道路も狭くなっており、車に撥ねられてはいないか・・・
残酷な黒い予感が日に日に膨らんでくる。そして1週間が過ぎた。
ロッキーと思しき犬の目撃情報は数件入ってきたものの
発見に結びつくものではなかった。ロッキーはすでに死んでいるのでは・・
希望は潰えたかに思えた。

ところが、行方不明から9日目、事態が急転した。
待望の知らせが妻から届く。ロッキーらしき犬が見つかったと言うのだ。
町役場からの連絡で農家の納屋で弱って動けなくなっている犬の特徴が
ロッキーと合致するという。
すぐに妻はタクシーで家から5キロ離れたその農家に向かった。



その犬は、確かにロッキーだった。顔の肉が落ち、顔つきが変わり、
肋骨がはっきり分かるほど痩せ細ってしまっていたが。
ロッキーは妻の姿を確認すると、ワオンと弱々しく吠え、よろよろと立ち上がり、
駆け寄った妻の顔を舐めたという。
犬は親愛の表現として人間の顔を舐める習性があるが、
ロッキーは子犬の頃から一度も顔を舐めた事が無かった。
それほど窮乏し、追い込まれていたのだろう。
ロッキーは、前日に納屋で横たわっているのを農家の方に発見してもらい、
餌も頂いたそうだ。あと1、2日発見が遅れていたら、
恐らく最悪の事態になっていただろう。
家に帰ってからも、これまでの分までも取り返すかのように
大量のドックフードを食べたそうだ。

その日の夜、一刻も早くロッキーに会いたいと勇んで会社から帰宅した。
自分と会って、きっとロッキーは大喜びするだろう、この上ない感動の再会になるに
違いない。
南極物語で置き去りにしたタロ・ジロと再会する高倉健さんの姿を
自分とダブらしていた。なのに、自分の思いを見透かしたように
ロッキーの反応は意外にさっぱりしたものだった。
スケルトンの体に薄い毛皮を纏ったような、脂肪を燃焼し尽くした体を抱きしめても、
顔も舐めてはくれなかった。儀式は、妻との間で済ませてしまったと言うのか。
すっかり拍子抜けをしたが、まあ、いいだろう。ロッキーは無事に還って来た。
それに、元はと言えば自分のせいでもあるし・・・
失踪から9日目、奇跡の生還だった。 



vagabond=放浪する事、放浪者


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Vagabon-dog  失踪9日間、奇跡の生還(前編)

2008-08-12 | ペット


ロッキーが消えた。3年前の2月の事だ。
彼は、雨降り以外はどんな吹雪でも殆ど自分の小屋には入らずに、外で睡眠を取る。
前足を器用に操り雪を掻き出し、自分の体躯にあった窪みを拵え、寝床にする。
何度か寝て、感触を確かめ、違和感のある場所を微妙に調整して快適?な
雪のベッドの出来上がりとなる。雪の降る日は当然の事ながら体に雪が降り積もり、
こんもりとした雪山となる。
ところが、その日の朝、いつものように居間のカーテンを開け、裏庭の小屋あたりを見ると、
どうも様子がおかしい。昨夜も雪が降っていたのに小さな雪山は見当たらないし、
雪で閉ざされ、僅かに開いた小屋の入り口からもロッキーの居る気配が感じられない。
慌てて外に出てチェーンを見てみると・・フックが外れていた。
思い起こせば、昨夜、散歩に連れて行ったのは自分だ。チェーンのフックがシバれて
不完全だったのか、そもそも最初から繋いだつもりが繋いでいなかったのか・・・
いずれにしてもロッキーは消えてしまった・・・。

「リンちゃんばかり可愛がるから、きっと家出したんだよ」
ロッキーの安否とともに、ご近所や、会社の同僚の反応を想像した。
前年に飼い始めたミニチュアダックスの事である。
その後ロッキーは、失踪9日目に家から5キロ離れた農家の納屋で発見されることになる。
変わり果てたその姿は・・・     (後編へつづく) 
       


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いきものがたり(3)・・・・きょろぴ

2008-08-04 | ペット
キョロピは、セキセイインコ(オウム目・インコ科・セキセイインコ属 ハルクイン)のオスで8才になる。セキセイインコの平均寿命が7、8年と言われているのでずいぶんと高齢になっている。元気な時は、居間の天井からぶら下げてある止まり木を拠点に部屋中を飛び回っていたのだが、最近はめっきりと体力が落ち、手から飛び立とうとしてもすぐに落下してしまうので、鳥かごの中だけで過ごしている。

キョロピは、我が家の4代目のインコで、これまでにセキセイインコを2羽、オカメインコを1羽飼っていた。そのうちセキセイインコ1羽、オカメインコ1羽は寿命を待たずに病気で死なせてしまった。その反省から娘は、インコの飼育本を買い、レポートを作って、一生懸命勉強をした。そして再度飼う事になったのがキョロピだった。まだまだ長生きするんだよ、きょろぴ!

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いきものがたり(2)・・・・ロッキー

2008-07-31 | ペット



ロッキーは、我が家にいる3匹の犬の長男、雑種で12才になる。
人間の年齢に換算すると70才程になる老犬だ。
娘が小学校に入学した時に我が家へやって来た。
駅に里親募集のビラが貼ってあり、自転車で妻が引き取りに行った。
ロッキーの親はまだ1才に満たないメスで、
体がしっかり出来上がっていなかったのか、
生まれたのはロッキー一匹だけだったそうだ。

ロッキーは、家に来た当初から落ち着きがなく、
抱きかかえようとしても腕の中でじっとしている事はなかった。
また、人に甘える事もしない犬だった。家に来て2日目、
ロッキーのウンコの中に数匹の虫を見つけた。
心なしか元気も無くなっているようなのですぐに動物病院へ連れて行った。
診察の結果、犬回虫だということが解り、虫下しを処方してもらった。
次の日、ロッキーのウンコを見て驚いた。
ウンコ全体がモゾモゾと蠢いているのだ。
よく見るとウンコだと思って見たものは全て犬回虫だったのである。
恐る恐る割り箸で割ってみると、中も全て回虫で埋め尽くされていた。
回虫100%のウンコだったのである。
それは、回虫の集合というよりは、一匹のおぞましい生物のようだった。

その昔、落ち着きのない子供は大人に「お前は腹に回虫がいるんじゃないのか」と
からかわれたものだが、回虫がいなくなったロッキーは、
また元の落ち着きのない犬に戻ってしまった。


いきものがたり(1)・・・・コロッピ

2008-07-29 | ペット



我が家のペット達の中で一番の長老が
このベルツノガエルの「コロッピ」である。
ベルツノのベルは、このカエルを1843年に
新種として論文発表した「Thomas Bell」さんに
由来しているそうだ。
ツノはこのカエルの大きな特徴である目の上の
ツノ状の突起から来ている。南米の湿地帯で
小魚や野ネズミを捕食しているが自らは
ジッと動かずに目の前に餌が来るまで待ち伏せをする。
世界一凶暴なカエルとも言われている。

コロッピが我が家に来たのは1993年、今から
15年前になる。
とある水族館の夏休み企画展のCMに出演した後に
貰い手がなく、我が家で引き取ることになった。
当時は体長が3センチほどだったので、生後1年程
経過していたとすると、16才にはなっているはず。
現在の体長は10センチ程になっている。





コロッピにまつわるエピソードは数多くあるが、
中でも強烈な事件がある。
10年程前のこと、ベルツノはネズミを食べるという
ことなので、いたずら心でコロッピを飼っている
プラケースの蓋を開けて、当時飼っていたハムスターを
見せて反応を見ようとしたところ、約30センチ程
近づけたところでコロッピが大ジャンプ!
何とハムスターの顔面に噛みつきそのまま
ぶら下がってしまったのだ!
私も驚き、思わずコロッピを振りほどいてしまった。
カエルなので歯はないのだが、長い舌にはトリモチ状の
粘液があり、噛んだというよりはくっついたと言った方が
正しいかも知れない。なのでハムスターには怪我はなく、
顔の毛が粘液でくしゃくしゃになっただけだった。

それにしてもコロッピの想定外の行動に度肝を
抜かれてしまった。いや、一番驚いたのは、ハムスターの
「チューピー」だった。きっと大きなトラウマになって
しまったに違いない。チューピー、本当にごめんなさい!

最悪だったのは、その一部始終を家族全員が
見ていたことだった。
相変わらず父親の価値は下がる一方である・・・・・。


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