Dairy Japan 北海道支局

デーリィ・ジャパン北海道支局です。編集作業の状況、取材の様子や裏話、そして各地の農場の庭先の出来事などをお伝えします。

廃棄乳混合率20%までOKの雑排水処理システム

2007-09-27 06:35:34 | Weblog
昨日、パーラー排水はもとより廃棄乳を20%混合しても処理可能で、しかもコンパクトゆえに低コストの雑排水処理システム(浄化槽)を取材しました。

場所は十勝管内・上士幌町の㈲十勝しんむら牧場(www.milkjam.com)です。
放牧牛乳を原料とした自家製牛乳乳製品(ミルクジャムなど)の開発・販売で知られる同牧場は約75頭を搾乳しています。
同牧場の場合、搾乳関係での雑排水の他に牛乳乳製品工場からの排水もあることから、一般的な牧場の雑排水よりも、どうしても生乳の混合率が高くなってしいます。

同牧場は1日約2tの雑排水、牛乳乳製品工場の排水が加わると約5tとなりますが、それをこのシステムで完璧に浄化していました。
その証拠に、最終処理槽の水で金魚が元気に泳いでいました。

同牧場の新村浩隆さんは、「環境保全型農業ゆえに、微生物という自然の力を使ったシステムで雑排水をきちんと処理しているということをお客様にもオープンにしていきたい」と話していました。

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