アジア酪農会議(主催/酪農学園大学)のスピーカーとして来日したコーネル大学・ベル教授(アニマルサイエンス科)の特別講演に参加しました。これは会議前日に同大学の学生さん向けに行われたもので、テーマは「21世紀の新たな課題と可能性のなかの酪農産業」でした。そのなかでベル教授は、次の五つのトピックスを話してくれました。①酪農が環境に及ぼす影響と対策、②家畜の福祉、③新しい牛乳・乳製品、④牛の遺伝子の解 . . . 本文を読む
米国で、マクドナルドで売られている「Milk Jug」を買って飲みました。これは子供たちにもっと牛乳を飲んでもらおうという企画のもと、米国の酪農家が牛乳の消費拡大のために拠出しているお金の一部を使って事前試験を行ってから立ち上げたものだそうです。 この「Milk Jug」は、子供たちが親しみやすく、カラフルで、フタの開け閉めができて、容量は8オンス(=約227g)で、白(普通)とチョコレート味が . . . 本文を読む
先週は米国取材に行ってきました。Fair Oaks Dairy(インディアナ州)は3000頭規模×4つ、という超・大規模です。そこでコンサルタント獣医師を勤めるゴードン・ジョーンズ氏は、どんなに大規模であってもA(=エア:空気)、B(=バンク:飼槽)、C(=コンフォート:居心地)の管理をきちんとしていれば、牛群は健康で高生産を維持できると話していました。 その言葉どおり、3000頭に対して治療ペ . . . 本文を読む
十勝管内のOさんは今までに3回、フリーストール牛舎とミルキングパーラーを立て替えた経験の持ち主です。
そこで「牛たちがミルキングパーラーに、よりスムーズに入るためのポイントは?」と質問したら、「牛の目線で見て、待機室からパーラーへの進入動線がまっすぐであり、かつ何も障害物がないことかなぁ」と教えてくれました。
早速、牛の目線で見てみたら、写真のようにOさんの言うとおりになっていました。
お . . . 本文を読む
北海道と北海道開発局が共同で行った「農業経営の意向に関するアンケート調査」の結果がまとめられました。このアンケートは昨年10月~今年の1月に行われ、2万4325戸の北海道内の販売農家から回答を得たものです(回収率45.2%)。
それを見ると酪農は、経営主年齢が若く(40~49歳が32.0%)、後継者が確保されている(いる:31.9%、いない:29.9%)というのが大きな特徴でした。後継者の有無 . . . 本文を読む