Dairy Japan 北海道支局

デーリィ・ジャパン北海道支局です。編集作業の状況、取材の様子や裏話、そして各地の農場の庭先の出来事などをお伝えします。

乾草の官能検査と分析値を合わせてみよう

2006-08-31 08:36:59 | Weblog
定例の江別酪農研究会が昨晩ありました。 今回のメインテーマは、『牧草の品質を比較してみよう;乾草の官能検査と分析値を合わせてみよう』というものです。 現場で、いい乾草をイメージできる力を養おうというのがねらいです。 まずは、会員の酪農家のみなさんが事前に提出しておいた乾草を、どれが誰のものかわからないようにしておき、各自それぞれが官能検査で点数をつけました。 利き酒ならぬ、利き乾草といったところ . . . 本文を読む

今年も見事な“ひまわり”ですね!

2006-08-30 08:50:32 | Weblog
十勝管内更別村の森田洋樹牧場に、今年も見事なひまわりが咲きました。 牧場入口の道に沿って100m以上も並んで咲いているひまわり。 明るくて、元気で、嬉しくなってくる花ですよね! 洋樹さん・真弓さんご夫妻は3年前から、夏はこのひまわりで来訪者を迎えています(別冊「牛乳生活情報」Vol.40でも紹介)。 去年はスタックサイロのビニールを利用してマルチ栽培で育てましたが、今年は除草剤を撒いた後すぐに . . . 本文を読む

電気代節約+乾物摂取量のアップ

2006-08-23 09:12:29 | Weblog
残暑お見舞い申し上げます。 北海道でも「今年は暑い日が続きますね~」と、まずこの挨拶からですね。 そんななかで十勝管内のTさんは、「この夏でも牛たちの調子はいいですよ、ファン(換気扇)のおかげです」と言います。 なるほどT牧場では、フリーストールの飼槽側通路にも、寝床の上にも、多数のファンがリレー式で風を送りながら回っていて、牛舎に入るとヒンヤリします。 気温が25℃を超えると、すべてのファ . . . 本文を読む

一時的に下がってもまた上がるMUN

2006-08-16 09:26:28 | Weblog
繁殖成績の良さには定評がある留萌管内のHさん(45頭つなぎ)。 現在の分娩間隔は平均398日です。 実はHさん、4年前の9月に牛舎火災に遭い、経産牛18頭を失いました。それ以降、繁殖成績の不振が続き、最近は数字こそ持ち直してきているものの、決して今の状態が良いわけではないと言います。 Hさんは以前からMUN(乳中尿素態窒素)と繁殖成績との関係に注目していていましたが、牛舎火災を機に、MUNが高 . . . 本文を読む

今を大切にしたい、今を精一杯楽しみたい

2006-08-09 08:54:17 | Weblog
留萌管内・苫前町の伊藤克司牧場(経産牛65頭、未経産牛45頭)の奥様・まち子さんを取材しました。 まち子さんは今年の2月に、北海道指導農業士に認定されました。留萌管内では初めての女性の指導農業士です。 常に前向きな姿勢とそのバイタリティはどこから来るのかを尋ねたところ、 「何事にも一生懸命やりたいんです。仕事はもちろん、遊びも一生懸命やるのが私の主義です」 とのこと。 そして、 「私は瀬戸内寂 . . . 本文を読む

酪農は、利子で生活ができる有効なシステム

2006-08-02 08:05:30 | Weblog
酪農学園大学連続公開シンポジウムの第1回目『ミルク・Milk』が7月27日に、札幌市内で開催されました。 そのときのシンポジストの1人、石井智美氏(酪農学園大学 食品科学科 助教授)が講演のなかで、とても興味深いことを語っていました。 それは『搾乳とヒト』という項目のときでした。 「搾乳する動物は、羊、山羊、牛、水牛、ヤク、ラクダ、トナカイなどがあげられる。これらの肉は宗教によってはタブーになっ . . . 本文を読む