『ミルク&ナチュラルチーズフェア』が今年も札幌市内のデパートで開催されました。これは北海道産のこだわりミルク&チーズの消費拡大を推進しようというもので、牧場の手作りチーズや乳業メーカーの一押し商品が今年は400種類販売され大盛況でした。
毎年このフェア、とくにチーズの人気が高まっていることが感じられます。北海道の生乳生産は、これからチーズ向けの国産シェアを伸ばしていこうと計画していることもあり . . . 本文を読む
先日、Dairy Japan社内勉強会で、みなさんお馴染みの本間正義先生(東京大学)に、WTO農業交渉の行方について解説していただきました。
WTOは交渉が長引くなどして、どうも危機感に欠く雰囲気にあるようですが、「ウルグアイラウンドはいわば執行猶予がついたもの。今回の交渉で具体的な執行内容を決めることになっていた。その間、われわれは何をやってきたのか?」という本間先生の鋭い解説に、身が引き締 . . . 本文を読む
北海道網走管内のTさんは、数年前に自動給飼機を導入して濃厚飼料を多回給与するようにしました。
「自動給飼機を導入すると、『乳が出るようになった』と誰もが実感すると思います。例えば、導入前に濃厚飼料を1日12kg与えて乳量が40kg出ていた牛は、同じ給与量で45kgくらいは出るのです。そのとき再度、うまく飼料計算し直さないと、繁殖トラブルになって、牛群の淘汰率が高くなったりするという話を聞きます . . . 本文を読む
北海道網走管内のF牧場は、常に飼料の給与順序とタイミングに注意しています。粗飼料(サイレージ)を与えて、喰い具合を見て、最低1時間あけてから濃厚飼料を与えます。「そうすることで健全なルーメンマットができるし、ルーメンアシドーシスを最低限に抑えられるし、牛たちはより健康になるし…」とFさん。
最近、自動給飼機を導入して濃厚飼料を多回給与するようになっても、Fさんはこの基本を忠実に守っています。
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