Dairy Japan 北海道支局

デーリィ・ジャパン北海道支局です。編集作業の状況、取材の様子や裏話、そして各地の農場の庭先の出来事などをお伝えします。

北海道の減産型計画生産対策:タイプAとタイプB

2006-12-27 08:35:04 | Weblog
 中央酪農会議の理事会で先週、来年度も減産型の計画生産が継続されることになってしまいましたが、北海道は『北海道酪農基盤維持対策』という平成18年度から3年間(20年度まで)の対策の真っ最にあります。  これは従来にない、酪農家の意向に基づき、自らの経営にあったタイプを選択できるという減産型計画生産対策です。  つまり、タイプA(経営維持・拡大意向)とタイプB(1割減産で目標数量を固定)の選択肢が . . . 本文を読む

ある方法を試してみたらメス出生率が6.8割に!

2006-12-20 08:45:26 | Weblog
「ここ3年、メスが多いんですよ」という石狩管内のSさん。 以前はその逆で、年間のメスが生まれる率は3.5割くらいで閉口していたそうです。 ところが、ある方法を試してみたら、一昨年は5.7割、去年は6.2割、今年は6.8割がメスだったそうです。 その方法を聞いちゃいました。 「これは信じるかどうかなんですが…」 と前置きしたうえでSさんは、二つのポイントを教えてくれました。 ①できるだけ発情の初 . . . 本文を読む

今年の草はおかしい!?

2006-12-13 08:06:52 | Weblog
「今年の草は乳が出ないねー」という声があちこちで聞かれます。 石狩管内のYさんは、「うちの今年のアルファルファ(サイレージ)は、エッ! と言うくらいCPが低かったんです。見た目は良いし、発酵品質も良いし、牛は喜んで食べるんだけど、乳にならないんです」と言ってました。 ある専門家は、「今年の北海道の牧草は、適期に刈り取られた牧草のCPは高くても、そのタンパク組成が例年とは違っているし、少し刈り遅 . . . 本文を読む

牛乳をもっと売るための知恵と工夫

2006-12-06 08:07:29 | Weblog
昨日、サツラク青年同志会の講習会が開催されました。 講師は、以前、このブログでご紹介した平岡祥孝教授(北海道武蔵女子短期大学)です。 講習会は2部構成で、最初は『イギリスの牛乳・乳製品の消費動向』、次に『牛乳をもっと売るための知恵と工夫』でした。 第一部では、「イギリスを見れば日本が見える」という平岡先生の言葉どおり、日本で今起こっていることが(飲用需要の減少)、イギリスでは30年前に既に起こっ . . . 本文を読む