オランダの酪農家であるマルダリンク夫妻が、札幌市で開催された『第13回 乳房炎防除対策研究会』(主催/北海道乳質改善協議会)で基調講演を行いました。
そのなかで夫のヘルマンさん(29歳)が、「私の酪農哲学/酪農家である理由は?」という内容を、以下のように述べました。
1 酪農を楽しみたいから
①仕事と趣味を両立させることができる。
②牛と働くことで変化を楽しめる。
③多彩な才能を身につ . . . 本文を読む
『酪総研創立30周年記念シンポジウム/日本酪農の基盤を考える』を取材しました。
前田浩史氏(中央酪農会議・事務局長)による『価値競争に対応した生乳の生産・流通』と題した興味深い報告講演の後に、板東寛之氏(ホクレン・酪農部長)がコメンテーターとして、これまた興味深い意見を述べました。
「生乳の品質レベルを全体で上げ、食の安全・安心の担保としてポジティブリスト制度に全国で取り組み、さらにトレ . . . 本文を読む
酪農家のお母さんたちがNPO(特定非営利活動)法人を立ち上げて、チーズを製造・販売しているケースは珍しいのではないでしょうか。そうしたグループである道南・八雲町の“八雲ハンドメイドの会”会長・戸田美恵子さんを取材させていただきました。
同会には、単にチーズなどを製造・販売するだけでなく、『チーズなどの乳製品を媒体として都市住民や消費者と交流し、酪農のすばらしさ、農業の重要性を伝えることで地域 . . . 本文を読む
エサの収益性を見るうえで『乳飼比』が知られています。これは、乳代に占める飼料比の割合ですね。
そしてもう一つ、栄養効率を加味したエサの収益性を見るもので『飼料効率』というのがあります。これは「1日の乳量÷乾物摂取量(DMI)」、つまり「1kgのDMIで、何kgの牛乳が生産されているか」を見るものです。
はたして高産乳牧場では、この『飼料効率』はどのくらいか? そのことが、新刊のDairy J . . . 本文を読む