全国的にどの程度知られているのか分からないが、今日10月13日は「さつまいもの日」である。
全国どころか、川越市民での知らない人が多いかも知れない。
小江戸川越七福神の一つ妙善寺に、「さつまいも地蔵尊」がある。
いまは、お寺の花である女郎花も刈り取られている。
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地蔵尊の台座には「川越さつまいも地蔵尊」と、赤い字で刻まれている。
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お地蔵さまが大事そうに抱えているのは、もちろんサツマイモである。
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地蔵の脇に説明板が立っていて、地蔵尊の建立の由来が書かれている。
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『川越さつまいも地蔵尊』
建立由来記
川越と言えば、サツマイモと言われるほどイモの町として有
名です。その歴史は約二百五十年以上あります。寛政の頃(一
七八九~一八〇一)江戸の町に焼き芋屋が現れ、その焼き芋用
のイモとして、「川越いも」は発展し、有名になりました。
過去において、飢きんや戦争での食糧難を救ったサツマイモで
すが、現在は「美容食」「健康食」「宇宙農作物」として見直さ
れ、ひろく人々に愛されています。
瀬戸内海の島々には、江戸期、サツマイモで飢きんを乗越え
たことから、イモを伝えた先人の徳を偲び、「芋地蔵」が各地に
つくられ残っています。いまは飢えることはなくなりましたが、
逆に「健康」を願う人々は増えました。『サツマイモを食べて
健康になろう』の祈りを込め、現代版の芋地蔵の建立を、平成
七年九月に地元川越のサツマイモ関係者の間で思い立ちました。
いま、川越のマチを歩いてみますと、各種のサツマイモ商品
があふれていますが、昔、この妙善寺周辺でも美味しい「川越
いも」がつくられていました。10月13日はサツマイモの日です
が、その日には、この川越いも地蔵を中心に、イモに感謝を表
わす『いも供養』(いもの日まつり)が妙善寺で催されます。
二〇〇五年(平成十七年)10月13日
さつまいも伝来四百年記念
川 越 い も 友 の 会
川越サツマイモ商品振興会
川越さつまいも地蔵尊奉賛会
社団法人小江戸川越観光協会
最後の方に、「いも供養(いもの日まつり)が妙善寺で催されます」とあるが、今日開催されるかは分からない。
13日なのは、「栗(9里)より(4里)うまい13里」から来ているが、これについては、川越いも友の会編の
「川越いもQ&Aガイド 川越いも入門百科シリーズ」
を見て下さい。