クスノキの周囲は、完全に住宅に取り囲まれている。
細い脇道に入ると、目の前にそのクスノキがそびえていた。
ちょうど新緑の季節で、まだ淡い緑の葉が目の前に拡がった。
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木の周囲は柵で円形に囲われている。
以前は、柵の一部が開き、通路を歩いて根本まで近づく事が出来た。
今はそこも閉鎖されている。
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柵の中の通路の脇に、説明板が設置されている。
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並木(なみき)の大クス
県指定・天然記念物
昭和9年3月31日指定
クスノキ科 クスノキ属
学名 Cinnamomum camphora
クスノキは、暖地性の常緑樹で埼玉県南部以西の本州・四国・九州に
分布しています。樟脳(しょうのう)を含んだ木として知られ、耐水性があることから、船
材としても重用されてきました。
並木の大クスは、北限に近いにもかかわらず、幹回り6m、樹高32mにま
で成長した、めずらしい例です。もともと農家の屋敷前に植えられていたもので、
大切に守られてきました。今後も並木のシンボルとして、残し伝えるべき
樹木です。
川越市教育委員会
柵の前に「並木大クス公園」と書かれた立札がある。
大クスには何本も支柱があり、かなり高い所の枝を支えている。
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柵の周囲はレンガを敷き詰めた歩道になっている。
脇の少し低くなった所には遊具やベンチがあるが、そちら側は歩道が大きく湾曲している。
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久しぶりに来てみたが、根本に近づけない他は、何も変わっていないように思えた。
大きな木を見上げると、なぜかほっとする。