本堂脇から墓地に入ると広い石敷きの参道があり、その正面に三基の墓石が並んでいる。
石の囲いの直ぐ脇に説明板が立てられている。
説明板には次のように書かれている。
川越市指定文化財
蓮馨大姉の墓
関東地方に多くみられる板碑(いたひ)の
一つ。蓮馨寺を創建した川越城将、
大導寺駿河守政繁(だいどうじするがのかみまさしげ)の母堂、蓮馨大
姉を供養する石製の卒塔婆(そとうば)。
当初、蓮馨寺は平方に建てられた
が、のち当地に移され、開基の蓮
馨大姉が祀られた。永禄十年(一五六七)
八月十二日示寂。
その直ぐそばにあるのが蓮馨尼のお墓で、説明板にある通り板碑である。
下の方には「宝池院蓮馨大姉」と刻まれている。
墓地から参道に入ったとき、何かを踏んでしまった。
参道の石の上にも、脇の砂利の上にも多くの銀杏が落ちていた。
10月の初めだったが、もうそんな時期かと少し驚いた。
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