先日新橋演舞場で「四谷怪談忠臣蔵」を観てきました。
「東海道四谷怪談」は「仮名手本忠臣蔵」の外伝として鶴屋南北によって書かれたというのは有名な話で初演当初は四谷怪談と忠臣蔵を交互に2日かけて上演していたとのことです。
近年では故深作欣二監督が「忠臣蔵外伝四谷怪談」という映画を撮っています。
実は僕この映画を映画館で観ているんです。
高岡早紀が主演だったんですが、なかなか奇抜なアイディアで面白かったと記憶しています。
今回は猿之助四十八撰ということで、市川猿之助の演出での上演だったのですが本当に面白かったです。
これだけの長いお話を四時間半程にまとめ、しかもスピーディで飽きさせず、四谷怪談と忠臣蔵の名場面を随所に織り込み、しかも宙乗りあり、最後には圧巻の本水の立ち回りと息もつかせぬ怒涛の演出だったように思います。
最近は亀治郎や海老蔵で猿之助歌舞伎の上演が続いていますが、やはり直弟子の右近はじめ澤瀉屋一門が上演するのが猿之助の考え方をよく理解している方々なのでより完成度は高くなるのではないでしょうか?
と、言っても僕はお正月の「伊達の十役」や亀治郎が福岡や京都でやった演目を観ていないので何とも言えませんが・・・・。
定九郎やお軽の設定など「仮名手本忠臣蔵」とは違う部分もありますがそれはそれで面白く見せてもらいました。
各名場面が駆け足だったのは残念ですが、これだけ長い二つの話をまとめたのですら仕方がないというところでしょうか?
特に「三角屋敷」と「天川屋」の場面を入れたのははなかなか観られない場面なので貴重だったと思いますし、それがファンサービスを大前提とする猿之助歌舞伎というところなのでしょう。
最後はどうまとめるのだろうと思っていたのですが、討ち入りの場面で二つの話が見事に交差する構成に拍手を送りたくなるほどでした。
映画では最後はバカバカしく感じてしまった部分もあるのですが、歌舞伎では全くそんな感じはなく最後まで楽しめました。
歌舞伎座さよなら公演でお客を奪われ気味ではあるでしょうが、エンターテイメントとしてはこちらの方がよっぽど楽しめますよ。
「東海道四谷怪談」は「仮名手本忠臣蔵」の外伝として鶴屋南北によって書かれたというのは有名な話で初演当初は四谷怪談と忠臣蔵を交互に2日かけて上演していたとのことです。
近年では故深作欣二監督が「忠臣蔵外伝四谷怪談」という映画を撮っています。
実は僕この映画を映画館で観ているんです。
高岡早紀が主演だったんですが、なかなか奇抜なアイディアで面白かったと記憶しています。
今回は猿之助四十八撰ということで、市川猿之助の演出での上演だったのですが本当に面白かったです。
これだけの長いお話を四時間半程にまとめ、しかもスピーディで飽きさせず、四谷怪談と忠臣蔵の名場面を随所に織り込み、しかも宙乗りあり、最後には圧巻の本水の立ち回りと息もつかせぬ怒涛の演出だったように思います。
最近は亀治郎や海老蔵で猿之助歌舞伎の上演が続いていますが、やはり直弟子の右近はじめ澤瀉屋一門が上演するのが猿之助の考え方をよく理解している方々なのでより完成度は高くなるのではないでしょうか?
と、言っても僕はお正月の「伊達の十役」や亀治郎が福岡や京都でやった演目を観ていないので何とも言えませんが・・・・。
定九郎やお軽の設定など「仮名手本忠臣蔵」とは違う部分もありますがそれはそれで面白く見せてもらいました。
各名場面が駆け足だったのは残念ですが、これだけ長い二つの話をまとめたのですら仕方がないというところでしょうか?
特に「三角屋敷」と「天川屋」の場面を入れたのははなかなか観られない場面なので貴重だったと思いますし、それがファンサービスを大前提とする猿之助歌舞伎というところなのでしょう。
最後はどうまとめるのだろうと思っていたのですが、討ち入りの場面で二つの話が見事に交差する構成に拍手を送りたくなるほどでした。
映画では最後はバカバカしく感じてしまった部分もあるのですが、歌舞伎では全くそんな感じはなく最後まで楽しめました。
歌舞伎座さよなら公演でお客を奪われ気味ではあるでしょうが、エンターテイメントとしてはこちらの方がよっぽど楽しめますよ。