今年も友達から筍が届きました。静岡産筍です。
箱を開けると懐かしいまるで故郷から送られてきたかのような匂いがします。
「そうそう、掘りたての筍はこんな匂い」懐かしくなります。
早速皮をむきながら頭の中は友達が筍堀りをしている姿を想像します。
田舎の竹やぶで子供の頃父と掘りに行った時の事を思い浮かべます。
kutakutaは探す役目、足の裏に神経集中
こんな何気ない日常がとても楽しかった子供時代です。
筍の送り主は夫の転勤で住んだ福島時代のお隣さんです。
彼女もまたご主人の転勤で福島に住んでいました。
かれこれ40年近くの交流になります。
ほんわかした温かい心の持ち主です。
福島時代kutakutaが寒いを連発していたら
「こんなの寒いとは言わないよ、頬が紫にならないじゃない」と。
彼女の故郷岩手では頬が紫になるそうです。
これは40年前のお話し、今は暖房設備も充実しているから極寒に耐える事はないでしょうね。
※花見山
福島時代は今は有名になった花見山の麓に住んでいました。
当時は地元の人が散策に行く程度の場所でkutakutaもお弁当持って子供連れて
お花見に行った事もあります。
幼稚園の遠足も花見山でした。
福島の春は梅も桃も桜も一斉に花開き、それはもう春爛漫そのものでした。当時はです。
10年ほど前、福島を離れて以来初めて春の花見山に行きました。
それはもうびっくりでした。
人は凄いし、その前に広い駐車場があっちにもこっちにも・・・
これみんな花見山に行く人の為?ほんと驚きでした。
案の定畑の中は人で埋め尽くされこれがあの花見山?でしたよ。
長閑なあの春はどこか遠くへ行ってしまったような気がしました。
混雑を避けて翌日はツアーバスが来る前の花見山散策に行きました。
静かで鳥のさえずりを聞きながら歩きました。
懐かしい思い出です。
筍は今鍋の中、皮つきで茹でるのが一番なのでしょうが、
我が家には大きなお鍋が無いので皮をむいて茹でています。
夕食は筍ご飯にしよう。
掘りたての筍の歯ごたえと風味はお店で買うのでは味わえない味だもの。