goo blog サービス終了のお知らせ 

2009年サンゴの産卵観察(5日目)

2009-06-20 23:05:00 | 造礁サンゴ

今晩も引き続きスギノキミドリイシとサモアミドリイシが産卵しました.水深3mより浅いところにいる群体の7-8割は産卵を終えましたが,4mは3割程度,5m付近は1割程度で水深が深くなるにつれて産卵する群体が減っているように見えます.月齢で見ると例年通りなのですが,暦で見ると例年と比較して少し早いので,うまく同調できないのかもしれませんね(目崎).

明日の産卵確率20%

2009_06_20_092


2009年サンゴの産卵観察(3日目)

2009-06-18 23:43:00 | 造礁サンゴ

本日,今年初めての産卵を確認しました.
産卵したのは,ウネカメノコキクメイシ3群体(21:20),サモアミドリイシ20群体以上(21:55頃),スギノキミドリイシ1群体(22:15頃)の3種でした.
正確に測ったわけではないですが,ウネカメノコキクメイシの卵塊が例年と比較して小さいものが多かったような気がしました.サモアミドリイシはレイシガイダマシ類の食害にあいながらも,頑張って産卵していました.
毎年書いていますが,やっぱり産卵はいつ見ても興奮します(目崎).

明日の産卵確率50%(予想,今日と同じ種)
最上)折れて数日だと思われるサモアミドリイシ,がんばってます. 
2009_06_18_054

2009_06_18_066 2009_06_18_101 2009_06_18_151


2009年サンゴの産卵観察(初日)

2009-06-16 23:56:00 | 造礁サンゴ

海外出張から本日大月に戻ってまいりました.
今日は下弦の月のため,キクメイシ科の産卵が期待されるため様子を見るために,今年初となる夜間観察をしました.
結果は棘皮動物のガンガゼ,ツマジロナガウニ,ウミシダやイソギンチャクが放卵や放精していました.
残念ながらサンゴの産卵を見つけることはできませんでした(目崎).2009_06_16_0342009_06_16_045






白化から回復2

2008-11-26 21:00:00 | 造礁サンゴ

今年の夏に白化をしていたニホンミドリイシが,ほぼ回復し元の色に戻っていました.ニホンミドリイシの後ろに見えている,クシハダミドリイシもほぼ元に戻っていました.まだ,キクメイシ科の一部の群体で白いものがありましたが,この夏に多くのサンゴが白くなったとは思えないほど元に戻っていました.11月26日の写真で群体の一部に白い点が見えるのは,枝が折れているためで白化ではありません.何はともあれ,大きな被害が出なくてよかったです.(目崎)Nishidomari_recovering_from_bleachi


白化終息、回復へ

2008-10-04 16:42:00 | 造礁サンゴ

7月末に大月周辺で始まった、高水温が続いたことが原因で、造礁サンゴの褐虫藻が抜けサンゴが白くなる白化現象。特に研究所地先の波打ち際から沖の水深1-3mではひどく、白化に弱いとされているクシハダミドリイシだけではなく、塊状のサンゴまで白化しました。先月末頃には終息し、波あたりのよい場所では回復に向かっています。今回の白化は一気にサンゴが白くなるのではなく、徐々に色落ちしていくように白くなっていき、完全に白くなったものはほとんど回復しませんでした。幸いに色落ち程度のものはかなり回復しました。冬前には回復して、なんとか冬を乗り越えて欲しいです(目崎)。

写真:水深2mのニホンミドリイシの様子 分かりにくいかもしれませんが、色落ち>かなり白くなり>徐々に色が戻る様子が見えると思います。

Nishidomari_recovering_from_bleachi


宇和島市津島町田之浜のサンゴ

2008-09-12 17:25:00 | 造礁サンゴ

愛媛県の須の川の調査のついでに、須の川より北に位置する宇和島市の田之浜というところにいきました。突然の訪問だったのですが津島マリンというショップの方が、シューノケルポイントに船でつれていってくれました。そのポイントは水深1~5mほどで、約30分シュノーケルをしましたが、30種のサンゴを記録することができました。思っていたよりエンタクミドリイシなど卓状ミドリイシのサイズが大きく、加入群体も多いので、5-10年後にはかなり見栄えのよい場所になると思います。また、エダミドリイシの大きな群落もあり、まだ温帯らしい群集でした。他にもよいポイントがあるそうなので、近日詳細な調査をしたいと思います(目崎)。Dscf6738 Dscf6788 Dscf6733


高知県矢井賀のサンゴ群集

2008-09-08 23:51:00 | 造礁サンゴ

以前よりずっと行きたいと思っていた、矢井賀にサンゴを見に行ってきました。矢井賀は高知市から西へ車で1時間半ほどにある場所です。調査した場所は矢井賀の港を出てすぐのミズシリとウノハエ~オオナガの中間くらいの計2地点。調査で記録できたサンゴは水深3~13mの2地点で13科32属63種で、土佐湾内では普通に見られる種がだいたい出現しました。3~8m付近は卓状のミドリイシで覆われ(北側はクシハダミドリイシで南側はエンタクミドリイシが優占)、8~13mにかけて卓状ミドリイシから被覆状と塊状サンゴの混生、そして被覆状と塊状サンゴ優占に変化する様子が観察できました。

珍しい種はでませんでしたが、驚いたことはサンゴの量でした。5~8m付近の水深帯が非常に広く、いけどもいけども高被度のサンゴで覆われ、同じ場所をぐるぐる回っているのではないかと錯覚するくらいでした。大月町で今年見られるような白化はほとんどなく、サンゴも健全でした。このような群集が残り幼生の供給源になれば、周辺で多少の被害がでても安心な気がしました(目崎)。

Dscf6350 Dscf6442


2008サンゴの産卵観察(75日目)

2008-08-29 23:11:00 | 造礁サンゴ

今日は今年最後の産卵観察です。昨日に引き続き、トゲイボサンゴとノリコモンサンゴが産卵しました。あとはこれでこの群体は8回目の産卵になるコモンサンゴが産みました。この群体は毎年、分割産卵しているのですが、ここまでの回数だったのは初めてでした。今年も無事に終わり、またかねてからの念願だった、一般の方への産卵観察勉強会もでき、よい夏になりました(目崎)。Dscf6183Dscf6177_2Dscf6186 


大月町大浦と赤泊

2008-08-28 14:15:00 | 造礁サンゴ

今日、地元大浦漁港の方から、港の周辺のサンゴが白いけど見てもらえないやろかと連絡がありました。ブログで何度か紹介していますが、大月町周辺は夏季の高水温のため、浅海部でクシハダミドリイシを中心としたサンゴが白化をしています。大浦漁港周辺ははじめて泳ぐのですが、波あたりがよく遠浅で、思っていたよ卓状りミドリイシやイボサンゴ、オオトゲキクメイシ類などが岩の上を覆っていました。しかし、連絡があったとおり、浅海部のミドリイシの大部分は色がおちてまだら模様になっているか、完全に白くなっていました。まだ、サンゴ自体が死んで藻がついているものはなく、水温は下がっていたので、これからどのくらい生き延びてくれるか祈るばかりです(目崎)。

Dscf6060 Dscf6043


2008サンゴの産卵観察(朝40日目)

2008-08-27 10:36:00 | 造礁サンゴ

日出前の産卵観察は今日で終わりにすることにしました。結局確認できた種は、サオトメシコロサンゴとシコロサンゴの2種だけでしたが、各回でブログに書いたようにこれからの研究につながる面白いことがいろいろ分かりました。早朝の観察は毎日朝3:45起きで、寝坊できないというプレッシャーから眠れなくなることもあり、正直耳抜きがきついことが何度かありました。しかし、見たことのない産卵を見ることは、きついことをすべて忘れるくらい素晴らしいものでした。お父さん、お母さん、丈夫な体に産んでくれてありがとう!

今日も産卵はありませんでしたが、こちらの地方でよく食べられている三角の巻貝が、5:00頃から放卵放精していました。もっと他の日にも産んでるかもしれませんが、前回放卵放精を確認したのは8月1日でした。1匹だけ、2匹仲良く、多数で産んでいるものがいました。よく見てると、シコロサンゴとかと違い、メスが多いように思いました(目崎)。Dscf5960

放卵の様子


2008サンゴの産卵観察(72日目)

2008-08-26 23:11:00 | 造礁サンゴ

今日はようやくまちにまった、エンタクミドリイシの産卵がありました。産卵を確認した順でいくと、まずトゲイボサンゴ20:10、コシバミドリイシ20:20(この種はいつもエンタクミドリイシといっしょに産卵するのですが、これまでエンタクミドリイシやA. sp.1 ばかり観察していたため、産卵時刻はわかっていませんでした。この時刻の産卵は、西泊のミドリイシ属の中で最速です。)、A. sp.1が20:45に産卵しました。この他に卵塊のセットを確認したものは季節はずれのクシハダミドリシイ1群体と、エンタクミドリイシ枝卓状16群体と卓状4群体でした。クシハダミドリイシの卵塊のセットを確認してしまい、その他にもセットしているものがないか探すため、エンタクミドリイシの卵塊放出の確認はあきらめました。結局、見つかったのは1群体だけでした。ミドリイシの産卵はキクメイシ科などと比べると遅いものだと思っていましたが、コシバミドリイシやA.sp1など早く産むものが少しづつわかってきました。もう今年は明日くらいしかチャンスはありませんが、今後もう少し調べていきたいと思います(目崎)。明日の産卵確率70%

Dscf5878 Dscf5890

Dscf5930 Dscf5937


2008サンゴの産卵観察(71日目)

2008-08-25 23:14:00 | 造礁サンゴ

今日はテレビ局の取材がありました。

最初に見つけた産卵した群体は、コモンサンゴ。この群体はもう今シーズン6回目の確認になります。分割しすぎです!あとは昨晩、西泊初記録となった、ユレハナガササンゴ2群体(雄と雌)とコトゲキクメイシ1群体がそれぞれ産卵しました(目崎)。明日の産卵確率20%

Dscf5759 Dscf5817