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Lobactis scutaria クサビライシ 見つけた!

2016-02-27 11:06:03 | 造礁サンゴ
水温ロガーの交換やモニタリングなどで宿毛市沖の島に調査に行ってきました。
オニヒトデやサンゴ食巻貝がいるものの、食べきれないほどサンゴがある沖の島。
ぶらぶら泳いでいると、なんとLobactis scutaria クサビライシを発見(多分)!
しかも3個体も!
これまで見逃していたとは悔しい限りですが、四国初記録だと思います。
ビバ!沖の島!(目崎)。


オニヒトデ調査のはずがっ!

2010-09-11 22:58:00 | 造礁サンゴ

 9月10日・11日で高知県の高知市より東部にある奈半利町と夜須町に行ってきました。目的はオニヒトデの目撃例が増えてきた高知県東部で、オニヒトデによるサンゴの被害状況等を確認するためでした。

 しかし、2地点とも調査時にはオニヒトデを1匹も確認することができず、3m以浅の一部のサンゴが白化していました。一番被害を受けていたのがコモンサンゴ属で、次にミドリイシ属、キクメイシ科の仲間でした。コモンサンゴは完全に白くなっているものが多く見られ、水温状況が改善されても一部死滅の可能性があるように思います。

 水温はダイビングコンピューターで30℃を示し、体感でも表層はぬる~いと感じるほどでした。奈半利町では白化以外に、レイシガイ類の小さな集団がいくつもあり、サンゴを食べていました(目﨑)。

写真:1枚目は奈半利町離岸堤 

    2枚目は夜須町大手の浜

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2010年サンゴの産卵観察(夜55日目)

2010-07-30 23:37:00 | 造礁サンゴ

きたーー!久々の未記録種の産卵に出会いました!
 種名は骨格をとらないと断定できませんが、ハナガササンゴの♀の放卵を確認しました。
以前確認していたユレハナガササンゴと卵の色は同じで黒っぽい小豆色のような色でした。残念ながら♂の放精は確認できませんでした。
 その他にゴカクキクメイシ、フカトゲキクメイシの白(暫定)、コトゲキクメイシが産卵しましたが、どれも産卵した群体数は少なめでした。これから下弦の月にかけてどんどん産卵すると思います。楽しみだー(目﨑)!
写真:1.ハナガササンゴの仲間の放卵
    2.ハナガササンゴの卵だけが詰まった塊(何故固まりにする必要があるのか疑問。魚に食べられやすいので、シコロサンゴのように卵をバラバラにして放卵したほうがいいような気がします・・・)
         3.ゴカクキクメイシ
         4.フカトゲキクメイシ?
         5.コトゲキクメイシ
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2010年サンゴの産卵観察(夜53日目)

2010-07-28 23:46:00 | 造礁サンゴ

 今日は大雨と時化で海が濁っており、観察コースの途中で引き返してきました。ミドリイシ類が大規模に産卵しないことだけ確認できましたが、その他はわかりませんでした(目﨑)。
写真:パイプウニ(研究所の前でもたまに見かけますが、何度見ても沖縄かよっ!と思ってしまいます。)
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2010年サンゴの産卵観察(夜52日目)

2010-07-27 23:26:00 | 造礁サンゴ

 今日もキッカサンゴが産卵しました。ですが、ほとんどがチョウチョウウオによって、卵塊を放出させられていました。その中で一部卵塊をもったままの群体を見つけ、動画を撮ることができました。キッカサンゴの本気の卵塊放出はこんなものではないですが、ご参考までに動画をアップしました(目﨑)。
↓キッカサンゴの卵塊放出
http://www.youtube.com/watch?v=pqFwGpsuS2c

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2010年サンゴの産卵観察(夜51日目)

2010-07-26 23:59:00 | 造礁サンゴ

 昨日に引き続きキッカサンゴが産卵したのですが、またしても動画の撮影に失敗してしまいました。。。ほとんどのキッカサンゴは、チョウチョウウオ複数匹に突っつかれ大部分が中途半端に卵塊を放出していました。

 やっとチョウチョウウオにやられていない群体を見つけ、とりあえず卵塊のセットの写真を撮り終え、いざ動画を撮ろうとライトの調整をしていたら、、、どかーーんと卵塊放出。とりあえず慌ててシャッターを切りましたが、後の祭りでした。次こそ。。。(目﨑)。
写真:残念なキッカサンゴの卵塊放出連続写真と卵塊
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2010年サンゴの産卵観察(夜47日目)

2010-07-22 23:04:00 | 造礁サンゴ

 今日も昨日に引き続きクシハダミドリイシが産卵しました。しかし、産卵した群体数は結構ありましたが、1群体あたりの卵塊放出量は少なめでした。クシハダミドリイシ以外ではニホンミドリイシが1群体産卵したぐらいでした。このままクシハダミドリイシの産卵が落ち着いてくれれば、次のクシハダミドリイシの産卵は旧6月22-24日あたりが候補になると思います(目﨑)。
写真:クシハダミドリイシの卵塊放出の様子
   ニホンミドリイシの卵塊セットの様子
   チョウチョウウオがクシハダミドリイシの卵塊を食べて乱舞している様子
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2010年サンゴの産卵観察(夜46日目)

2010-07-21 23:21:00 | 造礁サンゴ

 今日は予想していたエンタクミドリイシが産まず、クシハダミドリイシが中規模で産卵しました。岸よりの大きな群落は産まず、観察コースの中頃と沖の方の群落が産卵しました。その他のミドリイシは追従せず、単独種の産卵でした。卵塊を採取し、受精が終わる頃にはとっくに日付が変わっていました。
 今日は昼間調査で潜水2本、夜も1本でしたが120分。明日も朝から仕事でハード(目﨑)。
写真:クシハダミドリイシの卵塊放出
   卵塊の採取
   西泊の港
   水深3mくらいから、水面に映る月を撮影
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2010年サンゴの産卵観察(夜45日目)

2010-07-20 23:41:00 | 造礁サンゴ

 昨日ひさびさに産卵が無かったのでのんびりしていたのですが、今日は岸よりではなくコース上では一番沖側のエンタクミドリイシ1群体の卵塊セットを確認してしまいました。そのため他のミドリイシ属のサンゴを含め、コース上で観察しているほとんどのミドリイシの卵塊セットを再確認しました。結局見つかったのは1群体のみだったので、時期を考えると明日は小~中規模の産卵がある可能性が高いですが、クシハダミドリイシなど他のミドリイシが重なると大変なことになりそうです(目﨑)。
写真)エンタクミドリイシの卵塊セット・枝のアップの写真。よく見ると枝の根元の方にもポリプによっては卵塊をセットしていません。一見、全体的に卵塊をセットしているように見えますが、明日もおそらく産卵すると思います。
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