今月はなんだか雨ばかりです。気温もだいぶ高くなってきたので陸の生き物の活性も上がってきました。この時期、雨上がりに山道などを歩いていてよく出会うのがこのシーボルトミミズ。由来はわかりませんが、ここら辺では「かんたろう」と呼ばれています。体長30cmを超える大型のミミズで、鮮やかな体色(メタリックブルー)を持ち、かなりインパクトのある生き物です。私も初めて見たときはちょっとびっくりしました。シーボルトミミズは季節的な移動を行う習性があり、春に越冬地である谷部から斜面部へ移動します。また、シーボルトミミズの寿命は2年で、2年ごとに全個体が一斉に卵から孵化し、一斉に死亡するという全く世代の重ならない生活を送っているそうです。足摺岬や大月町、土佐山田で行われた調査では成熟個体が決まって偶数年(西暦)に発見されているといいますから、 その生態にはなかなか興味深いものがあります。S.N.
最新の画像[もっと見る]
先日シンガポールにいる高知出身の友達が、かんたろうの話をしても誰も信じてくれない、とぼやいたところから話題となり、あの恐怖の、しかしレインボー紫の美しく、ミステリアスな大ミミズが、かんたろうというなんとも愛嬌のある名前だと知り、私は嬉しくて嬉しくて、友達があきれてしまうくらい、ず~とかんたろうの話を繰り返しておりました。詳しく教えてくださって本当にありがとうございました。感謝。
山奥の実家で大量発生して、道路でつぶされて死んで異臭をよく放っていたのを思い出します。
ただ、私はかんたろうが嫌いでしたね(笑)
色がとても・・・怖かったです(笑)
かんたろうのおしっこが目に入ると失明するとかなんとか、おばあちゃんに教えられた記憶があります。
お遍路転がしと言われる難所、青年だった大師が修行した岩への途中、いずれも出遭った場所が場所だけに気になっていました。名前がわかってよかった。ちなみに5/24と26でした。
シーボルトさんです。
コメントありがとうございます。シーボルトミミズはちょっと食材になるんじゃないかと思うぐらいでかいですよね。
紫黒の体で移動の際レインボーを発光する美しくも強靱サイバーボディには慄きました。
しかも別名 紫の宝石 (四万十鰻最高の釣り餌から付けられたそうです。)
こんな個性的な珍しいミミズです。
絵本は見つけましたけど名前の由来等も知りたいです。
昔話とか誰か知ってる方がいらしたらお願いします。
>高知で育ち今は千葉で暮らしています。かんたろう...... への返信