漁具や漁法のことをもっと知りたいと思い、成山堂書店から出ている「日本漁具・漁法図説」(増補二訂版)という本を買いました。それなりの値段(12,000円)でしたが、日本を代表する約460種類の漁業について、漁具の構造や漁法などを詳しく図説してあり、眺めているだけで楽しい資料です(あくまで私にとってはですが・・・・)。
「ドウシュ手繰網漁業」「鉄管漕ぎ網漁業」「有のうごち網漁業」「ビジョン定置網漁業」などはなんだか格好いいし、「とんがらし網漁業」「ちょうちょうこぎ網漁業」「いきなり網漁業」「はいから網漁業」「サンマ手づかみ漁業」「戦車まんが漁業」なんてのもあります。目次を見るだけでワクワクしてきます。(中地 シュウ)
今、宝石珊瑚漁で混獲される生き物の標本を集めているので、宝石珊瑚関係の本をいくつか買いそろえました。宝石珊瑚漁はこの地域ととても関わりが深いので、その歴史や文化についても大変興味深いものがあります。興味のある方はこれらの本を紐解いてみてください。個人的には「珊瑚の文化誌」が一押しです。また、ローカルな話が面白いので「宝石サンゴ―その夢とロマン」もおすすめ。これは絶版で手に入りにくいかも知れません。(中地 シュウ)
・「珊瑚 宝石珊瑚をめぐる文化と歴史」 岩崎朱美・岩崎望編著 東海大学出版会
・「珊瑚の文化誌 宝石サンゴをめぐる科学・文化・歴史」 岩崎望編著 東海大学出版会
・「ものと人間の文化史91 珊瑚(さんご)」 鈴木克美著 法政大学出版局
・「宝石サンゴ-その夢とロマン-」 新谷 虎重著 神戸新聞出版センター(絶版)