ブログ移動

2019-06-30 09:40:03 | ニュース
2019年6月29日をもちまして、ブログは研究所のボームページ内に移動いたしました。

http://kuroshio.or.jp/

旧ページはこのままおいておきますが、今後は新ページでブログを継続いたします。

2005年に私がブログをやりたいと前々所長にお願いしてから、10年以上が経過しました。

更新が少ない時期も多々ありましたが、夏は産卵観察の報告をほぼ毎日のように書いており、

皆様のアクセス数が励みになっておりました。

今では懐かしい思い出とともに、時々、記事を読み返しております。

今後も新しいブログで、黒潮生物研究所の日々を公開して行く予定です。

応援よろしくお願いいたします!(目崎)

水槽来ました

2019-06-11 17:35:11 | 研究所備品関係
研究所に大きな水槽が届きました。




小枝君が5トントラックを運転して運んできました。





中に大人2人くらい余裕で入れるほどの大きさですが、5~6人で持つと思いのほか軽かったです。
「お湯を張って風呂にするか」「プールもありだな」と別用途への考えが思い浮かびましたが、中に入れるのはサンゴだけです。




2基のうち、1基はサンルームに設置しました。




また、学生さんが何やら工作を
断熱材を切って加工してます。




階段状に張り付けてみたり




その上に断熱材を貼ると強度が上がるそうです。端っこの方、踏んでしまってすいませんでした・・・




今日も暑かったですね!皆さん、お疲れさまでした。としの


釣り調査

2019-06-07 11:38:13 | 研究
先日、夕方の一時間くらい釣り調査に行ってきました。


結果は・・・





アカハタ4匹!大森君と吉岡君が当たっていました。
研究所チームは1匹釣るのがやっとでした。




また、洋上でカツオノエボシを採集しました。
高知ではまだ見たことがなかったので、とてもうれしかったです。これでアカハタも釣れていたら最高でしたが。としの


5月クラゲ採集in足摺

2019-06-03 11:43:40 | クラゲ
先日、足摺方面へクラゲ採集に行ってきました。
雨の日の後で表層水はやや塩分が低下していましたが、いろんなクラゲが捕れました!




玉ねぎみたいなクラゲ
ハヤマコツブクラゲのようにみえますが・・・精査が必要です。



コモチカタアシクラゲの稚クラゲ
この時期はバケツ一杯で数100匹捕れることもあります。



イカリヨツボシクラゲの稚クラゲ?
飼育して確かめてみようと思います。傘の上の方についているのは吸虫です。



コノハクラゲの稚クラゲ?
こちらも飼育してみます。



Zancleidaeの1種?
大きさは1mmくらいですが、きれいなクラゲです。


足摺方面も色々なクラゲが出ているので、これから楽しみですね。としの


小枝研究員のお魚教室

2019-05-24 17:05:09 | 教育啓蒙活動
昨日、小枝研究員の講演がありました。
魚類図鑑の作り方についての講演とのことで、拝聴しに




宿毛市の小中学校の先生方が来られました。
魚の採集方法、データのまとめ方、学名とは?、図鑑出版について重厚な内容の講義でした。




講演後は実際に魚類検索図鑑を使って標本の種同定を行いました。




種同定した標本はヒレ立てです。ヒレ立てにはホルマリンを用いるそうなのですが、今回はより安全なエタノールを使いました。




また、図鑑に使用する標本写真の撮影方法のレクチャーも。
光源を4方向からたいて影を消すこと、写真の背景は白や黒のバックで撮ることなど機材、撮影についても詳細な説明がありました。




小枝研究員の話はとても面白く、先生方も目をキラキラさせて講演を聞かれていました。
講義用のお魚を提供して下さったIさんにも感謝です。としの

足摺&宿毛湾クラゲ採集開始

2019-05-14 13:46:42 | クラゲ
先日は天気が良かったのでクラゲ採集に行ってきました。


今年から足摺方面でのクラゲ採集を始めました。
いつも通りプランクトンネットを曳くと異変が!?




夜光虫がたくさん入網し、目詰まりを起こしていました。
プランクトンサンプルも赤っぽくなっているし、これはソーティングが大変そうだ・・・



また、とある港では思いがけない出会いが




プランクトンネットに流れ藻、そして魚が入りました。
小枝君に良い土産ができました。イシガキダイの幼魚だそうです。



また、やけに大きい魚がぐるぐる泳ぎ回っていました。




シュモクザメです。港内でみるのは生まれて初めてですね。
こちらはお土産にできませんでした。


クラゲもいくつか捕れました。




トウロウクラゲ




ニホンベニクラゲ



今月から宿毛湾での採集も再スタートしました。



フウセンクラゲモドキ




トゲスズフリクラゲ



3月4月と比べて、少しずつクラゲの種数、個体数ともに増えてきている感じがします。としの


東海大学学生参上

2019-05-09 21:15:04 | 研究所を利用された方々
今年度も東海大学中村研究室から学生さんらが来てくれました。




左から倉地さん、福崎さん、大森君、吉岡君です。
福崎さんは去年に引き続きの来所です!




4人ともサンゴについて研究を進めていくそうです。研究の詳細は後日、聞くことにします。としの


道の駅でホラガイ

2019-04-30 19:31:56 | 通販・買い物
大月の道の駅をぶらぶらしていたら「ホラガイおるで」と知らせを受けて鮮魚コーナへ。




殻頂40cmはあろうかという大物です。触ってみるとまだ生きていました。価格は3,500円。どうしようかな




所長に相談して、購入することにしました。
発泡の箱に入れてそのまま研究所の水槽へ。午前中は「ようけ水を吐いとった」とのことでしたので、蘇生する可能性はあるかもしれないと思っていました。




30分くらいすると吻を伸ばして、元気そうに這っていました。
たまたま飼っていたオニヒトデを入れるとすぐに襲い掛かりました。



一時間前は店に並んでいたとは思えないホラガイです。しばらく飼ってみることにします。としの

宿毛まるごと産業祭に参加してきました

2019-04-30 09:56:10 | 地域の活動
宿毛まるごと産業祭に参加してきました。



今回は環境省と共同で黒潮生物研究所のブースを出展しました。
ブースでは写真、標本展示と宝探しを開催しました。




中には顔なじみの方も



宿毛名物小夏の個数、重量当て。
参加メンバー総出で挑戦しましたが、残念ながら正解者は一人も出ず。



また、バレー元日本代表の大山加奈さんもバレー教室の講師で来ていました。


当日は大雨でしたが予想以上の来客があり、大忙しでした。
来年こそ、小夏当てたいと思います。としの



研究室外壁塗装工事と水槽室床塗装工事完了

2019-04-24 14:04:25 | 研究所備品関係
3月に着工した外壁塗装工事が先日、完了しました。




壁の色は前と比べ、より落ち着いた白色になりました。
また、屋根も黒っぽい灰色に




屋上の貯水槽とキュービクルも新しい色に。キュービクルは全然違うミントっぽい色になってる
階段も塗装できれいになりました。




そして、ところどころはげていた水槽室の床も塗装され、すっきりしました。


工事期間中、研究所を利用された方々、近隣住民の皆様にはご不便おかけし申し訳ございませんでした。
きれいになった研究所へぜひお越しください。としの

たけのこ

2019-04-23 18:51:43 | 季節の話題



こんにちは、えだです。

先日は研究所のうらにある竹林でタケノコを採ってきました。




わさわさ伸びていました。手前のは出すぎですね。スコップではやや掘りづらいです。




こいどくんは蹴りだけでもぎとってました。さすがのパワー。勢いあまって軽く滑落してました。




一番デカいのはとっしーの獲物です。



タケノコたちはあく抜きをしたあとタケノコご飯などで美味しくいただきました。



季節のものを色々たべれて良いですね。
雨があがったらまた採りに行きます。

えだ


新入りからのご挨拶

2019-04-17 11:06:45 | 魚類

はじめまして、4月から新任の研究員となりました小枝です。

沖縄(琉球大学・大学院)→鹿児島(鹿児島大学総合研究博物館)→台湾(国立海洋生物博物館)を経て、黒潮生物研究所にたどり着きました。


黒潮にのってやって来ました!

開所以来はじめての魚類の専門家(脊椎動物で初?)ということで、責任重大ですが暖かい海と環境に囲まれながら楽しい研究生活を送りたいと思います。

まだまだ分からないことだらけの不束者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

珍しい魚、いっぱい採るぞ!


えだ

船の試運転と釣り

2019-04-09 12:53:27 | 調査
最近、出動機会が少なかった研究所の調査船「つきなだ」を動かしてきました。
漁獲調査も兼ねて、操船技術を学びました。




良型のアカハタ!タイラバでゲットです。


オキナヒメジ。こちらもでかくて、強烈な引きでした。


アカササノハベラ。貴重な標本になる予定です。



目﨑以外はペーパードライバーですので、運転技術習得の貴重な機会となりました。としの


新研究員入所!

2019-04-03 22:18:36 | 研究
4月1日より新しい研究員が2名入所しました。



小枝圭太研究員(左)と喜多村鷹也研究員(右)です。
小枝研究員は魚類、喜多村研究員はサンゴ食巻貝が専門です。

これでベントス、プランクトン、ネクトンの専門が揃ったので、研究の活動の幅がさらに広がっていくと思います。



2019年度は6人体制で頑張っていきますので、今後とも皆様の温かいご支援ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。としの

日本プランクトン学会春季シンポジウム

2019-04-02 12:18:19 | 研究
先月末に東京海洋大学で開催された日本プランクトン学会春季シンポジウムに参加してきました。

シンポジウムでは「プランクトン群集における共生・寄生ー宿主個体群動態にインパクトを与える重要な一要因ー」のテーマで8題の講演がありました。
クラゲに関する話題が3件あったのですが、珪藻、放散虫、サルパ・ウミタルとカイアシなどについての話題もあり、非常に興味深く聴かせて頂きました。



また、この度日本プランクトン学会論文賞を頂くことができました。


論文の内容はアンドンクラゲの生活史についてです。
地道に研究してきたことが評価されたのは大変うれしく思います。



論文の共著である三宅裕志先生、柴田晴佳博士をはじめ、お世話になった方々に厚く御礼申し上げます。としの