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2018年高知県大月町西泊編サンゴの産卵観察(2日目)

2018-07-07 11:39:08 | サンゴの産卵調査
今日は大雨でしたが、サンゴの産卵も負けじと水面に向けてバンドルの雨でした。

スギノキミドリイシ、サモアミドリイシ、クシハダミドリイシ、ニホンミドリイシ、ゴカクキクメイシ、タカクキクメイシ、ミダレノウサンゴなどなど10種以上のサンゴが産卵しました。

ミドリイシ類は21:40頃から産卵開始と早かったので、あまり待たずに産卵が見られてラッキーでした。

ミドリイシ類はサモアミドリイシ>スギノキ>クシハダ>ニホンミドリイシの順序に産卵がはじまります。少しづつずれて産卵するので、大産卵の時はミドリイシ類の産卵継続時間は1時間を軽く超えます。

フィリピンからサンゴの産卵の研修にきた大学の先生は、たっぷり産卵が見られて満足そうでした。(目﨑)








2018年高知県大月町西泊編サンゴの産卵観察(1日目)

2018-07-05 22:25:21 | サンゴの産卵調査
今年の研究所前の産卵観察は、今日からスタートになりました。


先月、先々月まで沖縄で観察していましたが、やはり見慣れたサンゴに囲まれるホームでの観察はとても気持ちがいいです。


今日は荒天で海は結構荒れていましたが、スギノキミドリイシ、ゴカクキクメイシ、ミダレノウサンゴ、トゲキクメイシなど合計8種のサンゴが産卵しました。

(目﨑)





2018年沖縄瀬底島の産卵観察13日目(最終日)

2018-06-03 23:56:50 | サンゴの産卵調査
今日は産卵観察最終日。

だったのですが、ソフトコーラルとコモンサンゴの産卵が今晩も止まらない!むしろ昨日よりも激しい!


19時前から放精が始まり、海は徐々に霧につつまれるように視界が悪くなり、しばらくしてピンクの卵が海中いっぱいになります。


その光景がとても幻想的で美しいのですが、とにかくソフトコーラルのウネタケの卵が多すぎる!


放出される卵が多すぎて、簡単にミドリイシ産卵のフェイク写真が撮れてしまいました。問題ですね。面白いけど。
(注意:この日はミドリイシは1種がわずかに産卵しただけで、この写真のようなミドリイシの大規模産卵は起こっていません。)


コモンサンゴの産卵は昨年と同様にいつまで続くんや!という感じで結局今回はコモンサンゴの産卵の終わりまで見られませんでした。残念なので、可能なら来年に期待。


今回の調査中、数日間にわたって散々写真の子に付きまとわれて、不気味な感じでした。急に手元に現れると流石にドキッとします。


今回の調査期間中は梅雨にも関わらず雨が少なかったのですが、最終日は土砂降りで海も荒れていました。海が荒れるて潮が満ちると、岩場の上り下りが危険でした。


昨年と比較して今年は水温が高く、昨年よりも多くのサンゴ種の産卵が確認できてとてもハッピーでした。
まだ見ぬサンゴの産卵を求めて、今後もどこかで潜り続けたいと改めて思いました。(目崎)

2018年沖縄瀬底島の産卵観察12日目

2018-06-02 18:19:34 | サンゴの産卵調査
今日はコモンサンゴとソフトコーラルのフトウネタケの放卵放精祭りでした。

フトウネタケはまず放精が明るい内から始まり、その5-10分後に放卵が始まりました。





放卵は2時間以上続き、放精もいったん止んだかと思ったらまたモヤモヤ精子を出す感じで海中がかなり濁りました。
フトウネタケの卵はあまり浮力がないのか海中をかなり漂うので、とても幻想的で見応えのある産卵でした。



そん中イシサンゴではコモサンゴ属のサンゴが何種もバンドルを放出しておりました。



昨年もそうだったのですが、サボテンミドリイシの一部が少しだけこの産卵に参戦しておりました。


その他にはクモヒトデの仲間が放卵放精しておりました。



産卵とは関係ありませんが、ハサミの大きいエビがウルトラマンみたいに泳ぎ回っていてついつい見入ってしまいました。



突然ですが明日がいよいよ最後の観察です(目崎)。

2018年沖縄瀬底島の産卵観察11日目

2018-06-01 00:26:55 | サンゴの産卵調査
今日から6月。日中から雨や曇りで水温が1-2℃低下、気温もぐっとさがっておりました。

が、今日は昨晩のハナガタサンゴ系の産み残し、サザナミサンゴ系の産み残し+コモンサンゴ祭りでした。

コモンサンゴ以外は数群体程度であまり多くなかったのですが、コモンサンゴがあちらこちらで産卵してミドリイシ類までとはいきませんが、海中がコモンサンゴのバンドルでいっぱいでした。

前から一度見てみたかったチヂミウスコモンサンゴが結構産卵したのでなかなか満足度の高い夜でした。





(目崎)




2018年沖縄瀬底島の産卵観察10日目

2018-05-31 15:41:17 | サンゴの産卵調査

キターーーー――――! きました!

下弦頃まで産まないと思っていました、ミドリイシ科以外の塊状や葉状サンゴいきなりドカーンと産卵しました。

昨年はそれらの産卵が見られなかったので、ようやくとったところです。

特にLobophyllia(前にSymphylliaと呼ばれていたものも含む)が大爆発でした。この属だけで4種が同調しました。

Lobophyllia と元Symphylliaはほとんど同じタイミングで産卵していたので、交配したらどうなるかが気になりました。



その他に初めて観察できた属、Echinopora!なかなかのマルチバンドルタイプの産み方で感動しました。



あと、気になったのでは意外に小型の群体でもしっかりとバンドルを出していました。



それ以外もあちらこちらでバンドルが浮いているのですが、同じ時間帯に産卵が重なるし、産卵もあっという間に終わるしでもう少し慣れがいるなーと思いました。

来年はどうなるかわかりませんが、時間とお金がとれれば観察したいと思いました。

(目崎)

2018年沖縄瀬底島の産卵観察8日目

2018-05-29 15:50:58 | サンゴの産卵調査
今日は満月、水温は28-29℃と温めです。

そして昨日に引き続き卓状や枝状などのミドリイシ類の産卵がありました。

昨晩より産卵した種数が増え、今月の産卵のピークのようでした。

産卵は19時半頃から始まり、22時半過ぎても続いておりました。

今日は水深2 mのところでトビエイを見たり、ウミヘビに追いかけられたりといろいろな意味でにぎやかな夜でした。

(目崎)




2018年沖縄瀬底島の産卵観察7日目

2018-05-28 15:32:55 | サンゴの産卵調査
観察開始から1週間、ようやくサンゴの産卵が始まりました。

水温はところどころ29℃あって、全体的には28℃と結構高いです。

産卵したサンゴはほとんどがミドリイシ類で、早いものでは19:30頃から始まり、最後は23時ころまで続きます。

明日はもっと大きな産卵になりそうなので楽しみです(目崎)。



2018年沖縄瀬底島の産卵観察2日目

2018-05-23 23:45:49 | サンゴの産卵調査
今日も穏やかな海況でした。

潜る前に、昨晩、沖縄の別の場所でサンゴの産卵があったと聞き慎重に調査をしました。

ですが、今晩も産卵は見られずでした。

調査時が干潮の時間帯なので、水深1 mもないところが多く、調査がきついです。

(目崎)

マクロコンバージョンレンズのテストをしていたのですが、ピンとが浅くてつらい・・・


人の頭ほどの大きさがありました。







2018年沖縄瀬底島の産卵観察1日目

2018-05-22 23:23:25 | サンゴの産卵調査

昨年に引き続き、琉球大学の瀬底実験施設のある瀬底島でサンゴの産卵を観察します。



今日は上弦で、下弦頃まで観察する予定です。

今晩の結果は特に何も見つかりませんでした。

水温が26℃を超えているので、いつ産卵してもおかしくないと緊張感をもって観察しているので疲れます。

何とか滞在中に、まだ見ぬサンゴの産卵に出会いたいものです。

(目崎)

気持ちよさそうに寝ていました~



youtubeの動画で昼間に試しに360°の動画を撮影してみました。産卵観察している場所です。
暖かい目で御笑覧ください。

沖縄県瀬底島の南側 THETA V 2018/5/22