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釣り調査

2019-06-07 11:38:13 | 研究
先日、夕方の一時間くらい釣り調査に行ってきました。


結果は・・・





アカハタ4匹!大森君と吉岡君が当たっていました。
研究所チームは1匹釣るのがやっとでした。




また、洋上でカツオノエボシを採集しました。
高知ではまだ見たことがなかったので、とてもうれしかったです。これでアカハタも釣れていたら最高でしたが。としの


新研究員入所!

2019-04-03 22:18:36 | 研究
4月1日より新しい研究員が2名入所しました。



小枝圭太研究員(左)と喜多村鷹也研究員(右)です。
小枝研究員は魚類、喜多村研究員はサンゴ食巻貝が専門です。

これでベントス、プランクトン、ネクトンの専門が揃ったので、研究の活動の幅がさらに広がっていくと思います。



2019年度は6人体制で頑張っていきますので、今後とも皆様の温かいご支援ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。としの

日本プランクトン学会春季シンポジウム

2019-04-02 12:18:19 | 研究
先月末に東京海洋大学で開催された日本プランクトン学会春季シンポジウムに参加してきました。

シンポジウムでは「プランクトン群集における共生・寄生ー宿主個体群動態にインパクトを与える重要な一要因ー」のテーマで8題の講演がありました。
クラゲに関する話題が3件あったのですが、珪藻、放散虫、サルパ・ウミタルとカイアシなどについての話題もあり、非常に興味深く聴かせて頂きました。



また、この度日本プランクトン学会論文賞を頂くことができました。


論文の内容はアンドンクラゲの生活史についてです。
地道に研究してきたことが評価されたのは大変うれしく思います。



論文の共著である三宅裕志先生、柴田晴佳博士をはじめ、お世話になった方々に厚く御礼申し上げます。としの


学生参上!

2017-04-19 13:53:29 | 研究
今年も東海大の学生さんたちがやってきました!


佐野君は昨年から来てくれています。進学おめでとう!


来所早々、彼らは海に潜って付着板の設置作業に奮闘しております。



まだ水温は低いようで、震えながら潜水作業をしているとのことです。
海もしけているので、なかなか大変ですね。


宿泊棟では自炊もしています。



やっぱり学生さんが来ると研究所はにぎやかで楽しくなりますね。としの


沖ノ島調査

2015-11-02 16:39:38 | 研究
先週、沖ノ島へ調査に行ってきました。
今回もパシフィックマリンさんにお願いし、船を出してもらいました。


港から約30分かかるので、道中は船内でちょっと休めたりもします。
私は船酔いするので、外に出て遠くを眺めていました。
トビウオが飛んだり、荷物が飛びそうになったりとハラハラでした。


湾内は大丈夫だったのですが、沖に出るとなかなかの揺れが・・・
場所によっては目の高さくらいまで波がたっていました。


海上は風も強かったので、入り江や港の近くからエントリーしました。
思ったより透明度が高く、目的のものも無事採集することができました。としの

四国自然史科学研究センター10周年記念シンポジウム「四国の自然は、いま2012」に参加しました。

2012-12-16 23:46:00 | 研究
平成24年12月15日(土)~16日(日)の日程で行われた四国自然史科学研究センター10周年記念シンポジウム「四国の自然は、いま2012」に参加しました。150題を超えるポスター発表があり、幅広い分野の話が聞けて大変有意義でした。
私は「四国西南海域のヒトデ相と稀産種の採集・観察記録」、「四国西南海域における近年のオニヒトデの大発生について」、「高知県大月町シウラの浜におけるオカヤドカリ属の生息状況」、「四国西南地域で新たに見つかったカワアイ(キバウミナ科)およびシオマネキ(スナガニ科)の生息地」という4題のポスター発表をさせてもらいました。調子に乗ってたくさん発表したので準備(ポスター作り)が大変でした。せっかくの機会だから海の話題を増やしたい、私のホームグランンドである四国西南海域の海のこともいろいろな面から紹介したいと思って、ちょっと頑張ってみました。砂浜から干潟、浅い海から水深100mの深い海まで、そしてヒトデ、貝類、カニ、ヤドカリなどいろいろな生き物について取り扱ったので、いろいろな分野の方々と話ができたので面白かったです。今後、いろいろな方との研究の輪が広がっていきそうです。(中地 シュウ)


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第九回棘皮動物研究集会に参加しました

2012-12-11 19:52:00 | 研究
東北大学(仙台市)で行われた第9回棘皮動物研究集会に参加しました。毎年一回行われている棘皮動物(ウニ、ヒトデ、ナマコなど)の研究者の集まりです。私は「四国西南海域における稀産ヒトデの採集・観察例」というタイトルでポスター発表をしました。四国西南海域では国内でも数例しか採集されたことがないような珍しいヒトデがわんさかいるので、「こんなの見たぞ、採ったぞ」という自慢をしてきたわけです。一部の人に「面白いですねえ四国の海は、今度絶対行きますよ」と言ってもらえたのでよかったです。懇親会に引き続き、仙台市内で二時過ぎまで飲んでいましたが、雪がすごくてびっくりしました。東北では飲み会も命がけですね。(中地 シュウ)

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今回のポスターで紹介したケムシヒトデChaetaster moorei。国内では小笠原のみで記録されている珍しいヒトデで、四国・本州では科、属レベルで初記録。宿毛市沖ノ島で2012年5月に確認しました。


クモヒトデの解剖

2012-06-12 20:18:00 | 研究

研究所周辺の浅い海で、ガレ場の石をひっくり返すと、わらわらと出てくるのがゴマフクモヒトデとアカクモヒトデ。同所的にとにかくたくさんいるこの2種のクモヒトデが生態的にどのように異なる特徴を持つのか、興味のあるところです。 まずは産卵期を調べてみようと思い、サンプリングをはじめました。ゴマフクモヒトデの生殖腺はまだまだ未熟のようでしたが、アカクモヒトデのほうは、卵巣も精巣もかなり成熟しており、盤の中は発達した生殖腺でぱんぱんになっていました。下の写真はアカクモヒトデの雄。白く見えるのが精巣です。もう産卵が近いようです。アカクモヒトデがどのくらいの大きさで成熟するか、雌雄比はどうなっているかなどを調べるために、今のうちに各サイズまとまった数を採集しておこうと思います。(中地 シュウ)

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アカクモヒトデの雄の生殖腺の発達状況:盤の上面をとりさり
精巣を露出させたところ

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アカクモヒトデ

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ゴマフクモヒトデ