黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

かげろう絵図を見て

2016年04月09日 | Weblog
米倉涼子の久々主演ドラマというので、期待して見た。が、期待に反して違和感満載で、不満の残る仕上がりだった。
惚れた男のために命を賭してでも、という昔風のしおらしい女性というのにまずは違和感。松本清張原作の女性主役のミステリーというと、黒革の手帳とかスリルとサスペンスをくぐり抜ける悪女というイメージがあるだけに、史実にのっとった話とはいえ、男女権謀術数ドロドロの話というのは、肩透かしの感あり。そして、彼女が命を賭ける程惚れる男に山本耕史。コレも違和感。はっきりいって小者感が漂う。脇をしっかりとした顔ぶれが固めているので、ちょいと残念。
大体、米倉さんがガタイの良い女子なので、大奥の奥女中姿はやっぱりデカい。前半で見せた男姿の方が見ていたかった。
脇役陣は先にかいたように豪華で、皆しっかりと仕事をしたドラマ。特に白石加代子さんは迫力満点だった。


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