黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

「GM 踊れドクター」を見て

2010年09月20日 | Weblog
昨日、「GM 踊れドクター」の最終回を見た。全体的な見所は、ヒガシの演じるスーパードクター後藤のぶっ飛び具合にあったと思う。何せ、総合診療医としての腕前は世界も認める凄さなのに、本人は未だにアイドル歌手になりたくて仕方ない。空気の読めなさも天下一品。こんな人絶対に現実の世には存在しないだろうけれど、ドラマは所詮虚構の世界なので、結構楽しませてもらいました。ファイヤーが踊りだした時、このドラマが初見だった息子は、「何、コレ?」と、一体何が起こったのかさっぱりつかめずにいたようでしたが。
漆原、町谷、後田といったクセのある元々総診にいた面々とファイヤーとの間に立って色々と取り持つのが多部未華子ちゃん演じる研修医小向。特に好演といったワケでもなかったけれど、無難な仕上がりでした。私としてはダメ医師の氷室が個人的にはお気に入りでした。医者の知識はパッとしないけれど、例えば「手を握った時の○○さんの手が氷のように冷たかった」とかいう所に気がつく、このメンバーの中では人としては一番マトモそうに見えたのがその理由。楽しかったし、医療の緊迫した場面も見ごたえがあったし、これで終わってうのが少し勿体無かった気もするドラマでした。


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