黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

流星の絆

2008年12月20日 | 本のページ
流星の絆

作者・東野圭吾

評価・☆☆☆

2008年秋の人気ドラマの原作本である。テレビでは笑い重視のガチャガチャとした作りで、読むまでは一体原作はどうなっているのかと心配したものである。
東野圭吾氏は現在私が一番信頼をおく推理物作家さんだが、今回は話の落としどころがまず疑問。個人的にはあまり感心しない。唐突な印象があるのはおそらく途中の長々とした詐欺話のせいではあるまいか。題名にある「絆」もあまり効いていないし、正直な感想を言うと、並あるいは並以下、といった所だろうか。


本宅はこちらになります。もしよければお立ちよりください。→黒猫亭日乗