黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

俗人の悩み

2007年10月25日 | Weblog
昨日は、葛飾北斎展を見に行ってきた、というのは昨日このブログで触れた所である。さて、この北斎展があったのは京都高島屋。我家のある尼崎からは2時間弱という結構なお時間がかかる。それでも無理してでも見たかったのは、コレが半月足らずという短い展示期間だったからなのである。もうこの土曜日には閉幕となる。朝イチで案件をひとつ片付けて(書類をもらうだけ)、朝9時過ぎ出発。会場に到着したのが11時チョイ過ぎ。平日でもあるので、行列が出来るほどの込みようではなかったので、そのまま鑑賞。今回はかなりの点数の版画やら肉筆画が来ていた。見終わって会場を出たのが11時45分。お昼ご飯を頂くにはちょうど良い頃合である。
デパートの同じ階に、名店街がある。それもショボい店がならぶ名前だけの名店街ではなく、「高島屋」の威信がかかった名店街だ。有名料理店が並ぶ中で、私が足を止めたのは「たん熊」。和食の名店である。本店とかだったら敷居も高いしお値段も高い。第一イチゲンさんなんか入れてくれるのか?なんて心配もある。私などまず絶対食べにはいけない。所がデパートの名店街というのは、実はねらい目なのだ。お座敷で頂く本店と同じ料金ではなかなかお客さんはやってこない。デパートに出店するというのは、客層の開発も店側としては狙っているからなのだ。そんな訳で、こちらでも庶民がちょっと奮発すればお昼が頂ける値段となっている。一番お手軽な幕の内弁当だと1600円でお釣りがあるのだ(ただし、若い男性とか女性でも沢山召し上がる方はコレでは絶対足りない。ウチの息子だと3人前は食べそうだ)。私が頂いたのもコレ。ただ、隣のテーブルで同じ物を食べていた年配女性が残したご飯がうらめしかったのも事実。とことん俗人ですいませんです。