地図のいろいろ

半世紀も地図作りに携わっていましたので、この辺で振り返って地図を見直してみようかな~・・・。

奥多摩・浅間嶺ハイキングマップ

2008-12-03 13:58:51 | Weblog
12月7日(日)に仲間と奥多摩の浅間嶺(903m)のハイキングに行きます。
ここは、桧原村という人口2800人の東京の奥座敷です。

このたびのハイキングルートは、人里(ヘンボリ)から本宿にいたる歩程約3:30の歩きやすいコースで、浅間尾根(センゲンオネ)といわれています。別名、甲州中道ともいわれています。

甲州街道が八王子、高尾から小仏峠を越えて相模湖方面へ抜けていたのに対し、甲州中道は途中、日野から滝山街道を北上し、秋川丘陵に入り、丘陵の尾根道を辿って、檜原の本宿に至り、そこからこの度の浅間尾根を通って、小河内に入り、そのまま大菩薩峠を経て甲府へと向った古道です。
江戸時代は、大八車や牛馬を曳いて五日市へ薪炭を運び、帰路は生活物資を持ち帰った生活道路のようです。
小仏トンネルや笹子トンネルが出来、交通網が発達した現代では考えられない生活の道です。
その辺を味わいながらハイキングしてみましょう。

このルートの途中に、観光名所として知られる、払沢の滝があります。「日本の滝100選」の一つだそうです。
4つの段を合わせると、全長は60メートル、約50メートルの奥行を流れ落ちているそうです。

さて、思い出の記念品ですが、檜原窯 、人里窯 がいいかな。徳利でも買っておくと、いつまでも思い出深くお酒が味わえます。

地名に、「人里」と書いて「ヘンボリ」と読む場所があります。また、「仏沢の滝」と書いて「ホッサワ・・・」と呼ばれる滝もあります。
どうも、本来のわが国の読みとは違うようです。
そこで、すぐ朝鮮渡来系の言葉ではと考えられますが、朝鮮語では「人」を「ヘン」、「里」を「ホリ」とはいわないそうです。
「人」は「サーラム」、「里」は「マウル」だそうです。
なぞに包まれた地名ですね。