エジプトで、軍による事実上のクーデターが起きました。
クーデターで大統領の座を追われたモルシ氏を支持する勢力と、軍主導の暫定政権支持派との衝突も心配されている状況です。
エジプトといいますと、お恥ずかしいですが、四大文明の一つのエジプト文明誕生の地、スエズ運河、ピラミッド、スフィンクス、ツタンカーメン・・・程度の理解です。
さて、今朝の毎日新聞・東京新聞の記事が、現在のエジプト理解の一助になりそうです。
◆毎日新聞・朝刊の「金言:抑制の知恵=西川惠」の記事によりますと、
エジプトの皆さんは、おおらかな国民性の持ち主の由。
今回のことについても、温和な人でも我慢の限界を超えれば怒るとありました。
◆東京新聞朝刊【コラム 筆洗】の記事によりますと、
エジプト軍は、単なる軍隊ではなく、軍需産業・建設業・食品加工業などあらゆる分野の企 業を経営しているそうです。
また、アメリカから、イスラエルとの友好を条件に、年一千億規模の軍事援助があるそうで す。
今回のエジプトでけでなく、世界各地の紛争・戦争は、既得権益の拡大・維持が大きいですね。
仏教的にいえば、根っこは、人間の欲望です。
具体的には、昔も今も、頭の良い人・金持ち・・・のような方々が、世界を乱しているように思います。
親鸞さんの和讃
「よしあしの文字をもしらぬひとはみな
まことのこころなりけけるを
善悪の字しりがおは
おおそらごとのこたちなり」
が浮かんで来ます。