『アエラ』7月22号で拾った言葉
表紙裏に掲載された、
京都大学の「東京で学ぶ京大の知シリーズ」の広告
宗教と聞いてもわたしたちは、
仏教やキリスト教といった個別の宗教をふつう思い浮かべます。
それらは、地域や各地の人々と結びついた伝統的・文化的なものであり、
開いた体系(教理)、あるいは習慣のようなものとして理解されています。
しかし、人には、何かの拍子に人間として、何かとても重要な意味をもった
「宗教」と出会う時機が到来することがあります。
そこで、「宗教」は違った意味を帯びることになるなるのでしょう。
今回は、日本・西欧・インドの哲学を専門とする四人の講師の、
人間と宗教の関わりについてそれぞれの考え方を語ります。
『歎異抄』の最初には、次の言葉があります。
一 弥陀の誓願不思議にたすけられまいらせて、
往生をばとぐるなりと信じて念仏もうさんとおもいたつこころのおこるとき、・・・
アンダーラインは、聞者くりのみが引きました。