昨年4月から、カウンセリング研究会【くりのみ】親鸞とカウンセリングコースで、
岩波文庫『教行信証』をテキストにした勉強会をすすめています。
メンバーは、10人位。
全員、仏教については素人。指導者もいません。
音読を中心に、親鸞さんの言葉を素直に聞いていく、そんな勉強会です。
このような勉強会が出来るのは、【くりのみ会】の良いところです。
これまで、総序・教巻・行巻を読んできました。
4月からは、信巻に入ります。
『教行信証』を読みますと、教・論・釈からの引文が多いで慣れないと読みすすめることが難しく感じます。
実は、今日、来週の勉強会の予習をしていました。
親鸞さんの引文や言葉に対する執着は何だろうと考えてたものでした。
現代人の言葉に対する態度とは全く違うものを感じます。
親鸞さんは、言葉に対して“厳しい”ですし、“深いもの”を感じます。
一方、現代の言葉。
これは何でしょう。
特に、政治家・官僚・学者の方々の言葉はいけません。
・民主党のマニフェスト
・安心安全キャンペーンを連発した原子力発電
・「霞が関文学」と揶揄される、官僚の言葉
・「中間貯蔵施設」
・「除染」
・「冷温停止状態」
etc
上げたらキリがありません。
「言葉」を大事にしない国は、滅びるでしょう。
この頃、強く思います。
仏典・古典を読むことを通して、(日本人が本当の日本人になる)。
これが、日本復興の第一歩であります。