Kyoto Univ. Rowing Club GIRLS !

京大ボート部女子部の公式ブログ☆女子部員が交代で書きます。お楽しみに!

ALBUM

U23 World Championships

2007年08月01日 19時25分12秒 | Weblog
なんか投稿したつもりだった文章が投稿できてなかったようなので、
せっかく書いたのに悔しいのでちゃんと載せます。
ちょっと古い文章になってしまったのは悪しからず…

前回のブログがまるでイギリスに観光旅行に来てるかのような内容だったので、ちゃんとボートの大会のことも書こうと思います。

今回のU23世界選手権はイギリス・グラスゴー市の近くのストラスクライドと言う地で行なわれています。
四方が青々とした自然に囲まれた人工湖に、イギリス唯一の8レーンコースが設けられています。
とにかく広い。とにかくキレイ。とにかく空が青い。
そんな感じです。
私たちはグラスゴーのホテルに泊まっているので、ホテルからコースまで20~30分程バスに揺られて毎日コースに行っています。

湖の水自体は、正直あまりキレイとは言えませんが、水辺には大きな白鳥や鴨が悠々と過ごしています。
時々コースに入り込んでいるのが多少厄介ですが…

会場には特設の観覧席、本部テントや救護テント、カフェテリアテントやメディア控え室などが建てられています。
また、元々そこは普段からボートやカヌー、ヨットなどのレジャーを楽しめる公園であるため、立派な漕艇センターとジムが建っています。
余談ですが、この前漕艇センターのトイレに入ったら、便器に座って足が床に届きませんでした。
イギリス人って脚長いんですね…
漕艇センターの横にあるジムには一般的なトレーニング機器に加え、エルゴが10台前後あり、さらには立派なローイングタンクまであります。
ローイングタンクではスカルもスイープも両方練習できます。

会場には何十ものラックが用意され、各国の艇の置き場が指定されています。
300近い艇とその分のオールが置かれているので結構混雑します。
ウマや工具箱には名前を書いていても盗まれる(勝手に使われる)ので注意が必要、ってのが国際大会の常識みたいです。
実際練習から上がってきて日本のウマがないぞ、と思うと大抵どっかの国が堂々と使ってます。

会場内は各国の選手・関係者がウロウロ歩いているわけですが、欧米の選手の大きいこと!
とにかく、超でっかいです。重量級ならなおさら。
2mくらいあるような人たちが、まるで歩く壁のようにウロウロしているわけで、外人好きな私にとっては人間観察だけであっという間に時間が過ぎていく…。
ヨーロッパや北米の選手が圧倒的に多く、アジアからは日本と香港のみが参加しています。
また、アフリカ大陸から南アフリカ共和国・スーダン・ナイジェリアが参加しています。
スーダン・ナイジェリアは正直なところ、「世界で戦う」というよりは「参加・完漕することに意義がある」と言った感じのレベルですが、とってもフレンドリーで純粋な人たちです。
今日はナイジェリアのダブルが他艇と2分近く遅れてやっとゴールしましたが、彼らが観覧席前を通過する際、観客から大きな拍手が湧き上がりました。
こういうのもレースの中の一つの感動的場面ですよね。

世界大会ということもあってか、レースはとにかく接戦です。
1800地点ぐらいまでトップクルーは3~4艇どっこいどっこいで並んでいます。
そこからいかにグッとふんばって前に出れるかが勝負って感じです。
最後の200mくらいはレース展開がとにかくおもしろいです。目を見張るものがあります。
なんせそこで一気に勝敗が決まるので。
そしてクルーがゴールラインを通過すると同時に、早くも電光掲示板に結果が表示されていきます。
日本のレースと違い、オンタイムで着順とタイムがわかるのですごくわかりやすいです。

我らが日本チームは欧米の選手らと果敢に戦い、悔しい思いをした選手もいましたが、がんばりました。
私はあんまり偉そうにここであーだこうだ語るつもりもないし、そんな権利もないですが、正式な結果が日本ボート協会のHPからU23World ChampionshipsのHPにいけるはずなので、そこでご覧になってみてください。

書きたいこともまだまだいっぱいありますが、なんだかんだで実は今もう最終日の夜です。
もっとこまめに日記書くつもりが、結局1回で終わっちゃってすいません…
日本帰ったらまた書きたいと思います。

そろそろ荷造りしなきゃ。パソコンもしまいます。
明日には日本です。嬉しいなぁ。

早くみんなに会いたいです。

京大ボート部PV2014