暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

なくす

2018年01月17日 | 古民家

 個人的な考えですが・・・目の前に写真や、その物体自体があれば、それはリアルで・・・

隠しようもない事実で・・・嘘偽り無く本当にあった出来事や、当時の技術が本物だったと言う事だと思います。

どんなに文字で書かれていても、話を聞いても・・・嘘ではないのでしょうが・・・実感が沸きません・・・スイマセン・・。

良い例が「化石」だと思うのですが・・・あんな巨大な生き物がいた事実・・・精巧に作った偽物・・・

中にはそんな、心無い人がいるかも知れませんが・・・本物があるのだから・・・

(あんな巨大な体を動かすエネルギーが、馬みたいな顔の大きさだけで足りたのか???・・・いろんな疑問はありますが・・)

ある方がこんな事を言っていました・・・。

災害や戦争などで、記憶がいつまでも薄れないようにする為には・・・・・

目に見えるリアルな物がそこになければならない・・・と・・・(決して戦争を肯定しているのではありません・・)

震災で残った建物や植物・・・今の技術でしたら写真や映像もすごく綺麗に残せて、実体験が蘇るような感覚にもなりますが・・

そこに同じ時を過ごしていた、物がある事が、第三者に対してもその思いが伝わるのだと言います。

国宝に指定されているような建物は1300年でも1400年でも、今後も手厚い保存がされますが・・・

国や市の指定でも、有形登録文化財や指定では所有者さんの負担が大きく、次の世代に残せるかどうか・・・

とても危機的な状況にあります・・・。

「歴史的建築物の所有者さん達を応援しよう」と言う取り組みもあるようですが、一旦壊されてしまった当時の造りは

再現できません・・・嘘偽り無いリアルが無くなってしまうのです・・・。

話を災害や戦争と一緒にするなんて・・・と思う方もいるかも知れませんが・・・

国や市や地域・・・人の生きた証、歴史的な宝物が今後も残していける仕組みが必要だと思います。

また、時間と共に薄れやすい人の記憶や想いが、今後も継続して残せるよう、そんな取り組みをしている方々を応援致します・・。

多くの方に、ご冥福をお祈り申し上げます。

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