本日なぜそんなに早く起こされたのか?
それは「八王子夢駅伝」に出場するから。
朝6時15分には出発、なんていうもんだから。
朝早くから出発っていうのは、やっぱり何年やっていてもつらいわ・・・
とくにこの時期はね。
今年は暖冬だからまだいいものの、通年だったら路面が凍結だとか、
雪だったらもっと悲惨。なわけで。
それを思えば、楽勝と思わないと罰が当たる。
そんなことはいいけど。
2時過ぎにお迎えに行ったときのこと。
うれしそうにニコニコこっちを見て歩いてくる、まんまるのたんぽぽ。
思わずさっきまで見ていた横浜国際駅伝の最終ランナー渋井ちゃんを彷彿させるようなまん丸顔をみて、
思わず「渋井ちゃんだぁ・・・」と。
ただいまが先かあのねが先か・・・とほぼ同時に、
「今日 オリンピック選手と握手したさぁ」と自慢げなたんぽぽ。
え?
すると、
おかあさんなら良く知ってる人だと思うよ。
・・・?
あのね、瀬古ってひと
え???
瀬古って人って「瀬古利彦さん」のこと?
そ!
え!!!!!
それが最悪な話で、
たんぽぽはこんな偉大な人をただの「おじさん」だと思っていたそうだ。
しっかり開会式のときに紹介があったのに、話を聞いてなかったそうで。(相変わらず)
で、3区にその「瀬古」さんが担当で来てたとき。
みんながなんとなく握手しているのを見ていて、友達に
「たんぽぽも握手してもらったほうがいいと思う?」と聞くと、
「うん、絶対」と言われ、その気になって、恐る恐る
た「握手してもらっていいですか」と話しかけたそうな。
すると、瀬古氏は
せ「こんなおじさんでいいの?」と聞いたらしい。(おーい、こんな有名なおじさんはいません)
た「あ、はい」(しかし、たんぽぽはこの人がどんだけすごい人なのかぜんぜんわかってない)
握手をしてもらって、3区でアップをしようかどうしようか?としてベンチコートを着てたたんぽぽに向かって、瀬古氏が歩み寄ってきて、
せ「きみ、山梨から来たの?」とこんどは逆にたんぽぽに話しかけてきたそうな。
た「あ、はい」(まだこの人がどんだけえらい人なのかわからないたんぽぽ)
せ「山梨は何がおいしいの?りんご?」と聞かれ、
た「いいえ、桃とかぶどう・・・」というと、
せ「あ、そうだよね」と会話が生まれたらしい。(すげー)
せ「どこから来たの?山梨」
た「えっと、南アルプスです」
せ「あ、桃源郷マラソンの」
た「そうです」
せ「あそこには、行った事あるよ、おじさん」(あくまでもおじさんと言ってたらしい)
た「あ、そうですか、今度ぜひまた桃源郷マラソンに来てください」
せ「そうだね、機会があったらまた行きたいね」
といって、別れたそうだ。
この間、テレビカメラがたんぽぽと瀬古氏を写していたらしく、「やばい、私どうしよう・・・」と内心ドッキドキの挙動不審者状態だったらしい。(やっぱりチキンなたんぽぽなのであった)
でも、ここまで話していてもこの人があの偉大な「瀬古選手」だなんて、
ちーとも気がつかず、まわりにも「あの子、瀬古さんとあんなに話ができていいわね」といわれて、うらやましがられてたようだった。
その後、オリンピックに出たり、偉い人だというのを、
帰りのバスの中でパンフレットをしげしげ見たときにようやくわかって、
自分が今まで「おじさん」と思ってた人の偉大さに気がついて、驚いてしまったらしい。。。(気がつくの遅いって)
一応、陸上やっててさ、
それも長距離やってるんだからさ、瀬古氏とかさ、尾方氏とかさ、宋兄弟とかさ、
増田氏とかさ、有森氏とかさ、松野氏とかさ、弘山氏とかさ・・・
メジャーな人くらいはさ、知っておいてもらいたいかな・・・
競技者の端くれとしてはさ・・・と思った母なのでした。
こういうのって、オイラが教えなきゃいけないのかな?とも悩んだ