賞味だか消費だかの期限

つい最近も消費期限切れのお刺身を販売していた・・・
とかいうニュースがあった。

じつは今ラジオを聴いていたのだが、
お笑いのコンビが今週のニュースからピックアップして語っていた。

そこでは、

食の安全、使いまわしをされないために、ということで

「だったら、残しても必ず一口はかじっておこう！刺身でも、照り焼きでも塩焼きでも、刺身のつまでも」

なんか、そう聞くと、とっても行儀が悪いように思えて、ちょっと気分が悪かった。

ただ、使いまわしが問題なのだから、回させないための手段？次の人への愛情？？
って考えるべきなのか？

それって、でもやっぱり・・・ものを大切にしていないように思う。

一体誰があのような「賞味期限」「消費期限」なんてつけたのだろう？
昔は鼻でかいで、変なにおいがしなければＯＫ！で食べさせられたし、生は危険でも焼けば大丈夫みたいなところで、結構今よりもきわどい食事を食べてたように思う。
いくら裕福になりはじめていた時代に育ったとはいえ、小学生くらいまでは結構どこのうちでもきわどい食生活してたように思う。
だって、おもちに生えたカビだって、除去すれば大丈夫よ！なーんて感じで食ったし。（今じゃとても・・・だって、あのカビは猛毒だっていう話でしょ）

そう思うと、今の食生活っていかに食べ物を無駄にしてるか？ってことだよな。

船場吉兆のときも言ったけど、
出されたものはキチンと食べる。だって農家さんが手塩にかけたお野菜、お米。
漁師さんが命がけで取ってきてくれたお魚。それを料理してくれる人、運んできてくれた人、接客してくれた人・・・と沢山の人たちのお陰で食べられるのにさ。

だったらね、残すのならお持ちかえりを許可してほしい。

お持ち帰りが出来なくなったのも、もって帰っていつまで保存してたか分からないけど、それ食ったら当たった→店が悪い！と今で言うところの「モンスター消費者」がクレームつけたからなんでしょ？

でもさ、それこそ自己責任なんだし、それを了解の上でお持ち帰りできるようになれば、今回のような使いまわし騒動だって起こらなかったのかもしれない。

いやいや、今の日本人が「もったいない」という気持ちが無さ過ぎるんだろうな？
なんか勘違いしてるんだよ。
バブル終わってるんだよね、今年に入って景気の良い話なんてちっとも聞かない。
みーんな冷え冷えしてるってーのに、こんな「もったいない」ことをしてたら本当に食料不足で大変なことになるよ。
すでに、海の向こうでは食料クライシスで暴動騒ぎが起こっているんだから、対岸の火事ではすまされないと思う。あの姿は明日の日本の姿だと、なぜ思わないんだろうか？
平和ボケもいい加減にしたほうが良いと思う。