おつきさまと目

昨夜は満月だった。（たぶんだけど）

仕事を終えて、帰宅途中、
ふと前方東方向の山なみをみると、
そこには、でっかいでっかいオレンジ色の丸い物体の一部が。

周囲はもう暗い（午後７時少し前）ので、
山なみはシルエット。
空も真っ黒。
山なのか？空なのか？

でも、そのでっかいオレンジ色の物体は、
山すそからこっそりこっそり、姿を現そうとしている。
もう、もったいぶって・・・
こういうのをひょっとすると「チラリズム」というのか？
とってもじらされているようで、ムズムズする。

ま、その物体がお月様だってことは、百も承知なんだけど。

小さいとき、やっぱり満月がでてくるときって、
とってもとってもでっかくって、異常なくらいオレンジ色で、
なにか神秘的というより、不気味さを感じた。

なんであんなにでっかく見えるんだろう。

人間の目は、広角レンズの働きがあるみたいだし、
人間の脳は、その目から得た情報を脚色して捉えることをするらしい。
だから、とってもでっかく大きくオレンジ色の不気味な満月を作り上げる。

これを携帯カメラで、写真に撮ろうとすると、
「え？こんなに小さい?」とガッカリすることがたくさんある。

富士山もそう。

めっちゃでっかく感動して、
その感動を皆さんに伝えたい・・・と思ってカメラのシャッターを切り、
確認すると、ガックリすることたくさん。

だから、絵ってすごいんだな・・・
心に感じたままを表現できるんだから。

と思った。

それにしても、昨日のお月様はでっかかったな