今年も矢車草の花が咲いています（花言葉は片思いだそうです）
函館の青柳町こそかなしけり
友の恋歌矢車の花 石川啄木一握の砂から
中学生の時 国語の渡辺先生に この詩の意味を教わりました
青柳町の海岸で啄木の 友達が好きな娘がいるけど片思いだ 悲しいと打ち明けたそうです そこに矢車草の花が咲いていて それから矢車草は 片思いの花になつたそうです 矢車草の花を見ると渡辺先生を思い出します 先生は大学を卒業されて初めての赴任先が 私たちの学校だったらしいです 明るく何時も楽しそうでニコニコした顔が思い出されます 風の便りだと先生は お寺へ嫁ぐられたとか？
先生が国語の時間に大学生の時に北海道へ無銭旅行に行った話を 楽しそう話してくれました 宿泊は 行く先の近くのお寺に ハガキで 一泊の宿をお願いしとく そうです 一か所のお寺は 寺は旅館と違うから泊めれないと返事が来たらしいけど 当日行ったら 来てしまった者は仕方がないなあと言い 泊めてくれたそうですよ 五右衛門風呂にも入ったそうです 時間が来てしまったので話の続きは又次の国語の時間のはずでしたが まだ聞いていません
あれから幾十年たったかなー 先生に会いたいですねー 無銭旅行の話の続き聞きたいなー
矢車草を 見ると 先生の微笑の顔が思い出されます すっかり おばあちゃんになっているだろうなー
矢車草は痩せた荒れ地でも旺盛力が強く毎年畑の隅で ひっそりと咲いてます 素朴な 雑草の様な花です そんな花ですが 私は好きです