7月4日 ネガの確認に向けて・・（１）
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高知白バイ事件再審請求が大きく動いている。
再審請求後の流れを整理すると
２０１０・１０・１８
高知地裁に再審請求提出
２０１１・3・31
高知地検意見書提出 「ネガの提出は然るべく」
6月7日
第1回三者会議 この会議でネガの鑑定について裁判官3名・高知地検・弁護人で話し合いがもたれた。
裁判所よりネガの具体的な鑑定方法や鑑定先の提案がなされたが、検察は一言の発言もしなかった。
弁護側は即答を避け、検討する旨を伝える。
裁判所は第2回三者会議までに、希望する具体的な鑑定方法の提示を求めた
6月8日 高知検察審査会 高知白バイ事件に関わる職権乱用罪告発の不起訴不当議決を出す。
（この時点でマスコミ報道は一切なし）
6月23日 高知地検が地元マスコミに高知検審決議をリーク
「ネガにはねつ造の痕跡は認められない」と議決文に記載されていたことより、高知地検が検察審査会 にネガを開示していいたことが判明。高知検審のネガ鑑定方法は不明
6月24日
第2回三者会議。弁護側がネガフィルムの事前確認を上申。検察・裁判所もそれに同意。
弁護側の事前確認の方法はネガの接写撮影。
弁護側は原本ネガフィルムのデジタルコピーも要求。これに対し、高知地裁はその必要性の説明を求めた。
第3回三者会議日程が7月4日に決定
高知地裁はネガフィルム6本を領置した。http://blogs.yahoo.co.jp/zassou1954/64802971.html
予想される7月4日の会議内容
第3者会議でネガの接写を実施(決定事項）
ネガから写真を焼き付を依頼する業者が決定
ネガのデジタルコピーの可否も決定
以上
3月31日の意見書で地検自らネガの提出を申し出たため、再審請求提出から1年もたたないうちに、最重要証拠であるネガフィルムの鑑定が行われようとしている。これに先立ち、高知地検は高知検審にネガを開示し、どのような方法で鑑定されたかは不明であるが、「白」の議決を受けている。
今年1月25日に高知県警にとんでもないお客さんがやってきている。安藤隆春警察庁長官だ。表向きは暴対についての意見交換となっているが、高知県に警察庁長官が来たのは初めてという。ある元警官は「こんな田舎に来るはずがない」と驚いている。
その後、2月8日に高知県警本部長人事が発表された。新たに着任したのは警察庁長官官房参事官の加藤晃久氏（４８）
そして、3月末で高知県警山中交通部長が退職したが、この部長は事故当時県警交機隊の隊長だった人物。この人の退職で事故関係者の警視(署長クラス）以上のキャリアは一人もいなくなった。
この流れの上で、高知地検は3月31日の再審意見書でネガの提出を宣言している。
これまでかたくなに拒んできたネガを、いきなり「出しますよ」ときたのは理由があるはずだ。
バスの走行検証をやられるよりはましと先手を打ったのか？
ネガフィルムのねつ造が完了したのか？
その両方か。
高知地検がこれまでかたくなに拒んだネガの提出を、高知検審に対し地検がネガの開示をして、それなりの鑑定を受けているが、これは地検の方針がこれまでから変更になったことを意味する。検審に開示を求められたにしても、拒むことが容易である高知検審に対して開示することは考えられない。背局的に開示したと考えておくべきだろう。
検審決議のマスコミへのリークのタイミングから考えると「ネガを開示した」ということを周知宣伝することが一番の目的だ。地検は三者会議の内容もリークしたいところだろうが非公開となっているからできないだけだ。
「ネガを開示し、その鑑定に同意した」 検察にとってこれ以上ない正当な手続きだろう。そのうえで「白」との判断が得られれば高知白バイ事件再審請求は終わる。 検察はそう考えているだろう。
ストーリーなしでネガが出てくることはない。
ネガ作成の方法は写真をフィルムカメラで接写しすればよい。
最近では写真からネガを作成するサービスをしているところもある。
それ以上に、銭と権力を使って最新の加工技術を使われたらお手上げかもしれない
検察はかなり自信があるのだろうな。じゃなきゃ 出てくるわけがない。
7月4日のネガ接写でそれが確認できる。
楽しみであるけど、すんごいプレッシャーもある。
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7月4日 ネガの確認に向けて・・（２）
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明日 午後に高知入りして、ネガの確認をするスタッフと最終打ち合わせを行います。
ネガがねつ造されているという前提で、それに対応する出来る限りの準備をしました。検察が地裁に提出したネガが１）写真をフィルムカメラで接写してした場合と２）写真をデジタル化して、フィルムに直接焼き付ける場を想定しています。
最近の写真の焼き付けはネガフィルムのデーターをデジタル化して、そのデーターに基づいたレーザー光線で印画紙に焼き付けているようです。印画紙に焼き付けられた時点ではデジタル化されているってことになるようです。
警察が事件捜査などで撮影したフィルムの現像焼き付けは、各県の県警本部ですべて行っています。高知白バイ事件を例にとるとフィルムの流れは以下のようになります。
2006年3月3日 土佐署・県警本部鑑識・交機隊が事故現場を撮影。（フィルム6本 カメラ台数・機種は不明）
同日 午後5時45分ごろ 現場検証終了
同日 時刻不明 土佐署から県警本部にフィルム持ち込み・現像・焼き付け
同日 時刻不明 ネガフィルムと写真が高知県警から土佐署へ
同日 実況見分調書作成 （見分調書作成日が3月3日です）
ちなみに高知県警交通事故捜査要綱では 見分調書の完成を以て作成日とすると明記されています。
土佐署は現場検証終了後約6時間で実況見分調書を完成させたことになる。たいしたものだ。
話をフィルムに戻します。
これまで 私達支援者は警察の所有するネガフィルムは「長巻」、つまり、カットされない状態で保管されると思っていた。ところが、今回そうでないことが分かった。もと高知県警警官で交通事故捜査に携わった方の話によると、「県警本部から写真とともに戻ってきたネガは確かに『長巻』だが、所轄で6コマにカットして（スリーブ）一般のフィルムケースに入れて保管する。」ということだ。このことは、都内の元警察官に聞いても同じ返事が帰ってきた。その方は今回提出されたフィルムがすべて『長巻』であったことに「それはおかしい」と驚いていた。
所轄の土佐署にネガは返されていないことはない。少なくても土佐署が撮影したフィルムは県警本部で現像され他のちに土佐署でカットされた状態で保管されているはずだ。そうでなければ見分調書に写真が掲載されない。また、記憶にとどめてほしいのは、実況見分調書に掲載された写真の中に証拠価値のあるものはなかったという事実だ。
このことは、刑事裁判が始まって後に作成された写真報告書が証拠申請され、その写真が片岡さん有罪の決め手となったことからも明らかだ。
今回、提出されたネガ6本の内、少なくても1本は土佐署が撮影し、保管していたネガのはずである。そのネガが長巻であるはずはないのだが、提出されたネガはすべて長巻であるということに関心を持たずにはいられない。
また、県警本部や交機隊の撮影したネガも事故当初から証拠として扱っているなら、そのネガフィルムはカットされた状態で土佐署に無くてはならい。なぜなら、事故捜査の主体は土佐署であり、県警本部らは協力機関にすぎないからだ。このことも県警交通事故捜査要綱に明記されている。もちろん現実は違うのだろうが、法にのっとればそうなる。
ここまでわかればフィルムのやり取りの記録を見たくなる。公務なんだから、フィルムを県警に送付した日付などが必ず文書で残されているはずだ。もちろん、県警本部で現像した日や、高知地検に提供した日も記録があるはずだ。
今回の再審請求は片岡さんの無罪を求めたもので、検察の証拠に疑惑を持たすことでそれは果たされるはずだ。警察の証拠捏造容疑で有罪判決を求めているものではない。「疑わしきは被告人の有利に」という原則を高知地裁が適用してくれたら、無罪になる？ まぁ。それほどは甘くないが、ねつ造の決定的なものは提示しなくてはならない。
ここまで書いた内容は、ネガフィルムねつ造の状況証拠に関したものだが、ネガフィルム自体にねつ造の痕跡を見いだせるのか？ 地検が私達をなめてかかっていたら、7月4日の時点で確定的なものが入手できる。裁判官が認めるか認めないかは再審が始まらなければわからないが、少なくても、簡単には却下できない程度のものは入るだろう。しかし、その時点では証拠能力は低いから、そのデーターを正式鑑定にだして、その鑑定書を証拠として地裁に提出する必要があるのはもちろんだ。
私が知るネガのねつ造の方法は2つ。その方法はこの記事の冒頭に書いた。
そのいづれの方法もその痕跡が残ることは、専門的な知識を持つ人からアドバイスをうけた。
高知地検や高知県が再審却下をあきらめたとしても、特別公務員職権乱用罪の時効まではあれやこれやとねばるだろうな。そうであるなら、まだかわいいといえるかもしれないが、そんな組織じゃないからね。
最後に
6月30日 支援する会幹部が片岡さん宅に集まった。その時の片岡さんの言葉です。
「ここからは、二の矢。三の矢を射らんといかん。勝負はこれからぞ。」
一の矢が7月4日のネガの確認なら、二の矢は支援する会再編で地元高知の活動の活性化（デモ？）。三の矢は「偽証罪」告訴と告発。
高知白バイ事件の夏は「熱く」なりそうだ。そうならなきゃ勝てん。
ネット支援の皆様。応援よろしくです。
追記
そうそう 一昨日あたり、西日本放送（ラジオ）で所太郎さんが「高知白バイ事件」を15分ほど語ってくれました。
所さんの番組はローカルではないようですので、日時にタイムラグがあるようですが、ニッポン放送系列で流れていると思います。番組名は不明ですが・・・たぶん 「現場から所太郎です」と思います。
所さんありがとうございます。
違っていたらお知らせください。、
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松本復興相発言、被災地で批判相次ぐ 「主従関係ではない」
被災地では４日、松本龍復興対策担当相の発言に強い批判の声があがった。
宮城県の村井嘉浩知事は４日の定例会見で、松本氏の姿勢について「国と地方自治体は主従関係ではない。命令口調ではなくお互いの立場を尊重した方がよかった」と不快感を表明した。応接室に松本氏より後に入ったことを批判された点には「社会通念上正しいと思われる対応をした。復興相が今度来る場合には公務時間を削って迎えたい」と皮肉った。
岩手県の達増拓也知事も「被災者の心情に配慮した発言をしてほしい」とコメント。岩手、宮城両県には同日、抗議の電話が殺到した。宮城県議会は民主党系の会派も含む５会派が抗議することで一致した。
６月には、政府の緊急災害対策本部の現地本部長、東祥三内閣府副大臣が内閣不信任決議案にからんで辞表を提出し、政局優先の対応に批判が集中したばかり。「次から次へと政府・民主党の幹部が来るが何もやってくれない」（宮城県内の町長）との声も根強い。
松本氏の言動への強い反発には、菅政権の政務三役らのこれまでの言動や復興対策が進まないことへの不満も背景にある。
＜松本復興相＞就任後、次々物議 周辺は「投げやり」指摘も
東日本大震災の復興を担う松本龍復興担当相が４日、被災地の岩手、宮城両県知事に対する乱暴な発言で陳謝に追い込まれた。６月２８日の就任会見で「民主党も自民党も公明党も嫌い」と発言し、１日に陳謝したばかり。防災担当相として震災の政府対応を担ってきた強い自負が、被災３県の知事や国会に対する不満につながったとみられるが、発言は知事を通り越し、被災者自身に不快感を与えてしまった。松本氏は菅直人首相の「延命」にも批判的で、周辺は「本音は復興相をやりたくないのでは」と、松本氏が投げやりになっている可能性を指摘する。(毎日新聞)
[記事全文]
◇陳謝も辞任は否定
・ ＜松本復興相＞「助けない」発言陳謝 辞任はしない考え強調 - 毎日新聞(7月4日)
・ ４日の復興相発言 - 読売新聞（7月4日）
・ [意識調査]松本復興相の発言は問題がある？ ない？ - クリックリサーチ
◇復興相就任後の行動
・ グラサン復興相「チーム・ドラゴン」始動 「民主も自民も公明も嫌いだ」 - 産経新聞(6月29日)
・ 復興相「サングラス」会見のナゾ 無礼なのか濡れ衣なのか - J-CASTニュース(7月1日)
◇人となりは
・ 松本復興相…有数の資産家・周囲の目を気にせず - 読売新聞(7月4日)
・ ＜松本復興相＞解放運動、資産家、親分肌… 人物像は - 毎日新聞(7月4日)
・ 松本龍 - みんなの評価。Yahoo!みんなの政治
◇被災地の反応
・ ＜東日本大震災＞松本復興相「助けない」発言 被災地激怒 - 毎日新聞(7月4日)
・ 松本発言「許せない」＝県庁に電話やメール―宮城 - 時事通信(7月4日)
・ 「松本 復興相」の検索結果 - Yahoo!検索（リアルタイム）
◇関連トピックス
・ 政局 - Yahoo!トピックス
無能すぎる松本龍復興担当大臣/菅改造内閣は被災者殺しの人事
http://www.youtube.com/watch?v=78JDSl7a-JU
＜松本復興相＞就任後、次々物議 周辺は「投げやり」指摘も
東日本大震災の復興を担う松本龍復興担当相が４日、被災地の岩手、宮城両県知事に対する乱暴な発言で陳謝に追い込まれた。６月２８日の就任会見で「民主党も自民党も公明党も嫌い」と発言し、１日に陳謝したばかり。防災担当相として震災の政府対応を担ってきた強い自負が、被災３県の知事や国会に対する不満につながったとみられるが、発言は知事を通り越し、被災者自身に不快感を与えてしまった。松本氏は菅直人首相の「延命」にも批判的で、周辺は「本音は復興相をやりたくないのでは」と、松本氏が投げやりになっている可能性を指摘する。(毎日新聞)
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◇陳謝も辞任は否定
・ ＜松本復興相＞「助けない」発言陳謝 辞任はしない考え強調 - 毎日新聞(7月4日)
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◇復興相就任後の行動
・ グラサン復興相「チーム・ドラゴン」始動 「民主も自民も公明も嫌いだ」 - 産経新聞(6月29日)
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◇人となりは
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◇関連トピックス
・ 政局 - Yahoo!トピックス
松本復興相の後任・平野氏「辞めたのは大変残念」
松本龍震災復興担当相の後任に決まった平野達男内閣府副大臣は５日、「被災者生活支援チームの仕事を通じて、これから何をやらなければならないかは見えている。一日も早く復興に取り組めるような環境づくりを急ぎたい」と意欲を語った。首相官邸で首相と会談後、記者団に語った。(産経新聞)
[記事全文]
・ 平野氏「松本氏、あの一言でやめたのは残念」 - 読売新聞(7月5日)
◇平野達男氏の略歴など
・ 平野達男 - みんなの評価。Yahoo!みんなの政治
・ 参議院議員 平野たつお公式Ｗｅｂサイト - プロフィールによると岩手県生まれ
◇松本復興相が辞任
・ 松本復興相「岩手でキックオフ、3日でノーサイド」 - レスポンス(7月5日)
・ [映像ニュース]松本 龍復興担当相が辞任 辞任決断について「個人的な都合。(理由は)話せない」 - フジテレビ系（FNN）(7月5日)
・ 菅首相と刺し違えるつもりだった？ 松本復興相辞任めぐり憶測 - J-CASTニュース(7月5日)
・ [意識調査]松本復興相の発言は問題がある？ ない？ - クリックリサーチ
◇関連トピックス
・ 政局 - Yahoo!トピックス
プロジェクトX 挑戦者たち「100万座席への苦闘 ～みどりの窓口・世界初 鉄道システム～」
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