雑記録X

備忘録

読売新聞の温故知新聞

2009-05-16 08:30:24 | 雑記録
読売新聞の温故知新聞

粟野仁雄氏は、高知県の国道でスクールバスに白バイが衝突した事故について、裁判官の明らかな「論理矛盾」を糾弾している。裁判官は、学校側の証言は身内だから信用できないとしながら、警察側の証言は身内でも信用できる、さらに第三者の証言については「第三者であるからといって信用できるわけではない」と融通無礙の証拠採用をしたという(「『この人、痴漢!』と言われたら」)。恣意的と言われても仕方のない論法だ。スクールバスの運転手には最高裁から上告棄却が告げられ、禁固1年4月の実刑が確定した。粟野氏はまた、論理のみならず表現も“難解”を極める判決(文)をも例示して、司法の意図するところに疑問符をつけている。「目撃していないという可能性がないとは必ずしも言えないわけではない」(前掲書)──もはや日本語ではない、と。

http://www.yomiuri.co.jp/onkochi/on20090430_61.htm?from=yolsp

四国銀行 6年ぶりの赤字決算

2009-05-16 07:13:25 | 雑記録

四国銀行 6年ぶりの赤字決算


四国銀行のことし3月期の決算は、アメリカのサブプライムローン問題をきっかけにした金融市場の混乱で保有している有価証券の価格が下落したことなどから6年ぶりに赤字決算になりました。

四国銀行のグループ全体のことし3月期の決算は、一般企業の売り上げにあたる経常収益は520億3700万円で、前の年と比べて59億円あまり減少しました。
一方、経常費用は保有している有価証券の価格が下落したことや取引先の企業の倒産などで759億2700万円と、前の年と比べておよそ237億円増えました。
その結果、税金などを差し引いたことし3月期の最終的な損益は、前の年よりおよそ252億円減少し、216億1600万円の赤字決算となりました。
四国銀行の1年間の決算が最終的に赤字になったのは、平成15年3月期以来6年ぶりです。

赤字決算の理由について四国銀行は、サブプライムローン問題をきっかけにした金融市場の混乱で保有している有価証券の価格が下落したことなどをあげています。
来年3月期の見通しについて、四国銀行は有価証券の評価額が今後は引き上がることが予想されることなどから、最終的な損益は23億円の黒字を見込んでいます。


経済・IT

2009-05-16 07:00:56 | 雑記録

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今日の国賠法廷レポート

2009-05-16 06:52:14 | 雑記録

2009年05月16日 01:09

  今日の高知地裁のレポートです。

  高知地裁地下一階で抽選券の配布が行われました。一般傍聴席36に対して51名の希望者が抽選室にいました。実を言うと予想以上の希望者がいてありがたかったです。ありがとうございました。 遠くから来てくれたにも拘らず、快く傍聴の当たり札を関係者に回してくれた支援者の方や、せっかく当選したのに法廷に入らなかった県警関係者がいたりする中、私は正面席に着席しました。

  「ただ今より、テレビ局が撮影を始めますので、ご都合の悪い方は外に出てください」

  地裁の事務官の説明が終わり、KUTVのカメラが撮影を始めた。 それが終わると、そそくさと入廷してきたのが被告代理人のU弁護士とその他3名。

  この後の流れは後ほど・・ということで、肝心の新事実についてUPします。

  閉廷後、生田の弁護士の記者会見が開かれ、その中で高知県警が警察庁に今回の事故報告をした文書の存在が明らかになった。その報告書のコピーは手元に無いのですが、高知市の支援者による公文書公開請求で入手したものであることは、LMが責任を持って保証いたします。

  その文書の中で高知県警は白バイ隊員が亡くなったことを警察庁に報告しています。その内容は・・・

 「警邏中の高知県警交通機動隊の白バイ隊員が06年3月3日に殉職した。その原因はスクールバスの漫然とした国道進入によるものである。」

・・・と要約すればそうなる。まぁ 06年12月6日起訴事実と同じ内容です。

 この公文書の何が問題なのか?

 私もびっくりなのですが、その報告書の作成日時です。なんと、事故当日の06年3月3日付けの報告書です。

 事故当日に、片岡さんがまだ供述書(gisyousareta)に押印する前の段階で、実況見分調書も出来上がっていないのに、

隊員は殉職=ムカシツ。事故責任は片岡晴彦の一方的過失にある

  という内容の報告書が警察庁に提出されている。

  念のため、再度申し上げますが、06年3月3日に所属隊員が殉職したという報告書を、同年3月3日に作成して警察庁に提出した。ということになっている。

  訓練中の隊員が亡くなられた事故を想定していたかのような対応の速さは・・・・さておき、とにかくこの報告書の作成日は異常。一応の事故捜査が終了してからの報告書が普通でしょ?それが捜査前に報告書を書いたという記録が出てきたのです。

  まっじすか?!

 地元tv局 高知放送 テレビ高知がニュースで今日の裁判を報道してくれていました。NHKとさんさんテレビは未確認です。

 明日の地元紙はどう報道するのかわかりません。でも国賠裁判があった事くらいは報道してくれる。そう期待したいです。


高知白バイ事件で、裁判官の明らかな「論理矛盾」 温故知新聞(読売新聞)

2009-05-16 06:47:11 | 雑記録
高知白バイ事件で、裁判官の明らかな「論理矛盾」 温故知新聞(読売新聞)
2009.05.16 Saturday
温故知新聞

痴漢冤罪 裁判の実相ありありと
■裁判官も誤る

 裁判官もまた、膨大なノルマにあえぎつつ、勤務評定を気にしている一個の市民だ。この市民は、大学を出て何年もたたないうちに法服を身にまとい、法廷と自宅の往復、考えただけでノイローゼになりそうな膨大な調書読みと判決書きに、全精力を傾けざるを得ないでいる。具体的な社会生活の実相にまみれる機会が乏しいのも事実だろうし、時には、提示される検察側の立証に寄りかかり過ぎた判断を下してしまうこともありうるだろう。二十数年の間、裁判官を務めたあと弁護士に転身した秋山賢三氏は、民事の例としてだが、次のような数字を上げている。「大都市の裁判官は、民事事件を常時一人あたり平均250~300件くらいは担当している。(…)土曜日や日曜日にも、(…)『25件ずつの記録読みと手控えの確認作業』が不可欠になる」と(『裁判官はなぜ誤るのか』岩波新書)。忙し過ぎると物理的に省力化の誘惑に駆られることもあるだろう。刑事事件においてもまた、現場を見ることの少ない裁判官が主に検事の調書を頼りに頭の中で組み立てた事件について、有責者を断罪することは同じだ。その過程で、弁護側の証拠申請をなおざりにしたり、非論理的かつ非実証的な推論で判断が下される裁判があることも、さまざまに指摘されている。粟野仁雄氏は、高知県の国道でスクールバスに白バイが衝突した事故について、裁判官の明らかな「論理矛盾」を糾弾している。裁判官は、学校側の証言は身内だから信用できないとしながら、警察側の証言は身内でも信用できる、さらに第三者の証言については「第三者であるからといって信用できるわけではない」と融通無礙の証拠採用をしたという(「『この人、痴漢!』と言われたら」)。恣意的と言われても仕方のない論法だ。スクールバスの運転手には最高裁から上告棄却が告げられ、禁固1年4月の実刑が確定した。粟野氏はまた、論理のみならず表現も“難解”を極める判決(文)をも例示して、司法の意図するところに疑問符をつけている。「目撃していないという可能性がないとは必ずしも言えないわけではない」(前掲書)──もはや日本語ではない、と。

読売かあ…。