2009年05月16日 01:09
今日の高知地裁のレポートです。
高知地裁地下一階で抽選券の配布が行われました。一般傍聴席36に対して51名の希望者が抽選室にいました。実を言うと予想以上の希望者がいてありがたかったです。ありがとうございました。 遠くから来てくれたにも拘らず、快く傍聴の当たり札を関係者に回してくれた支援者の方や、せっかく当選したのに法廷に入らなかった県警関係者がいたりする中、私は正面席に着席しました。
「ただ今より、テレビ局が撮影を始めますので、ご都合の悪い方は外に出てください」
地裁の事務官の説明が終わり、KUTVのカメラが撮影を始めた。 それが終わると、そそくさと入廷してきたのが被告代理人のU弁護士とその他3名。
この後の流れは後ほど・・ということで、肝心の新事実についてUPします。
閉廷後、生田の弁護士の記者会見が開かれ、その中で高知県警が警察庁に今回の事故報告をした文書の存在が明らかになった。その報告書のコピーは手元に無いのですが、高知市の支援者による公文書公開請求で入手したものであることは、LMが責任を持って保証いたします。
その文書の中で高知県警は白バイ隊員が亡くなったことを警察庁に報告しています。その内容は・・・
「警邏中の高知県警交通機動隊の白バイ隊員が06年3月3日に殉職した。その原因はスクールバスの漫然とした国道進入によるものである。」
・・・と要約すればそうなる。まぁ 06年12月6日起訴事実と同じ内容です。
この公文書の何が問題なのか?
私もびっくりなのですが、その報告書の作成日時です。なんと、事故当日の06年3月3日付けの報告書です。
事故当日に、片岡さんがまだ供述書(gisyousareta)に押印する前の段階で、実況見分調書も出来上がっていないのに、
隊員は殉職=ムカシツ。事故責任は片岡晴彦の一方的過失にある。
という内容の報告書が警察庁に提出されている。
念のため、再度申し上げますが、06年3月3日に所属隊員が殉職したという報告書を、同年3月3日に作成して警察庁に提出した。ということになっている。
訓練中の隊員が亡くなられた事故を想定していたかのような対応の速さは・・・・さておき、とにかくこの報告書の作成日は異常。一応の事故捜査が終了してからの報告書が普通でしょ?それが捜査前に報告書を書いたという記録が出てきたのです。
まっじすか?!
地元tv局 高知放送 テレビ高知がニュースで今日の裁判を報道してくれていました。NHKとさんさんテレビは未確認です。
明日の地元紙はどう報道するのかわかりません。でも国賠裁判があった事くらいは報道してくれる。そう期待したいです。