激坂ツアーから帰ってきて一日が経過しました。
まだダメージが残っています。
心と体に・・・・
きつかった。本当にきつかった。もうしばらく山は見たくないです。
そんな心と体にトラウマを残した10月14日の激坂ツアーを振り返ります。
朝3:00起床。
これは正確ではありません。
実はその晩は極度の緊張からほぼ一睡も眠ることが出来ませんでした。
ですから言葉としては確かに「起床」なんですが、すでに目は覚めている状態からの「起床」でした。
あっという間に準備を整えて3時50分に出発。
暗い道をデビさんとの集合地点に向けてひた走ります。
かなりゆっくり走ったつもりでしたが、出発時間が早すぎたこともあり、
デビさんよりも早く到着。
暇だったのでハンドルを少し高くしておきました。
↑これをしておいたおかげで、何とか帰宅することができたかも知れません。
ほぼ定刻どおりにデビさんも到着。
その後、所沢航空公園でYabooさんと、八王子のコンビニでTさんとも無事に合流。
4名の車列は若干1名を除き、嬉々として山を目指します。
八王子の市街地から、徐々に郊外へと風景は変わっていきます。
そしてとうとう最初のアタックポイント「和田峠」の入り口にやってきました。
ここから地獄の釜の蓋が解き放たれます。
このブログでも再三再四繰り返されている言葉。
私は坂道が嫌いです。本当にダメなんです。
当然スタートから私はしんがりを追走します。
最初から心拍数は160~170の間で推移します。
苦しい。
何で今日、この企画に参加してしまったんだ・・・
そんなことを考えていられた時期はまだマシでした。
およそ3.7Kmの和田峠。
前半の2Kmを過ぎた辺りでしょうか。
心拍数は常時170を越え始めました。
この辺りで「苦しい」とか「もう帰りたい」とか
そんな思考は影を潜め、何故か高校の2年の時の夏合宿の記憶が引き出され始めました。
1日に2試合の練習試合と、その後の練習。
多分、私の中で最もキツかった体験のひとつ。
その合宿中、あまりの辛さに逃げ出そうと思った時に、ひとりの先輩に怒られました。
「お前一人がキツいんじゃない。みんなキツいけどがんばってるんだよ!」
「大体、お前はキツいとか、つらいって言えば楽になると思ってるの?」
「今の練習で100%の力が出せない奴が、試合でがんばるって言っても俺は信じない」
「自分に勝てない奴が相手に勝てると思う?」
「さっきの試合、お前が気を抜いたワンプレーで負けたんだよ!」
などなど・・・
忘れていた辛くも悲しい思い出の引き出しが開いてしまいました。
「あの時のMさんにあそこまで言われたの、ショックだったなぁ・・・」
そう考えていると
「どうせお前、坂道が嫌いだから・・・なんて言って逃げてるだけだろ(笑)」
と、再び私の頭の中で誰かがささやき始めました。
「違う!俺は本当に坂道が嫌いなんだよ。平地だったら漕いだだけ進むけど、坂道は漕いでも進まない!」
「いいや、違うね。坂道だって漕いだら進むぞ。今だって進んでるだろ」
「あ・・・」
「そうやっていつまでも自分に言い訳しながら生きて行けよ」
「だいたいそんなに苦しいなら自転車やめちゃえよ。楽になるぞぉ(笑)」
そんな訳のわからない思考で支配されていた私は、その邪念を追い払うために再びペダルを漕ぎ出しました。
多分その頃の心拍数は180は越えていたと思います。
朦朧とする意識の中で、私はひとつの結論を導き出しました。
「ここでがんばらないと生きている価値が俺にはない」←そんな大げさな・・・
気が付くと、先頭を走っていました。
そして・・・
和田峠のリザルトはなんとこの私が獲得したんですよ。マジで!
まあ、この4名ではフレームもホイールも多分私が最軽量の物を使っていたので
その効果が出ただけだと思います。
いや、ここでも達成感はなかったですね。
あったのは「そうだ。あの試合、俺のせいで負けたんだよな・・・」
と、和田峠のベンチに倒れこみながら思い出していました。
そして、ここでがんばり過ぎたことが、後々大きな足かせとなって行きます。
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まだダメージが残っています。
心と体に・・・・
きつかった。本当にきつかった。もうしばらく山は見たくないです。
そんな心と体にトラウマを残した10月14日の激坂ツアーを振り返ります。
朝3:00起床。
これは正確ではありません。
実はその晩は極度の緊張からほぼ一睡も眠ることが出来ませんでした。
ですから言葉としては確かに「起床」なんですが、すでに目は覚めている状態からの「起床」でした。
あっという間に準備を整えて3時50分に出発。
暗い道をデビさんとの集合地点に向けてひた走ります。
かなりゆっくり走ったつもりでしたが、出発時間が早すぎたこともあり、
デビさんよりも早く到着。
暇だったのでハンドルを少し高くしておきました。
↑これをしておいたおかげで、何とか帰宅することができたかも知れません。
ほぼ定刻どおりにデビさんも到着。
その後、所沢航空公園でYabooさんと、八王子のコンビニでTさんとも無事に合流。
4名の車列は若干1名を除き、嬉々として山を目指します。
八王子の市街地から、徐々に郊外へと風景は変わっていきます。
そしてとうとう最初のアタックポイント「和田峠」の入り口にやってきました。
ここから地獄の釜の蓋が解き放たれます。
このブログでも再三再四繰り返されている言葉。
私は坂道が嫌いです。本当にダメなんです。
当然スタートから私はしんがりを追走します。
最初から心拍数は160~170の間で推移します。
苦しい。
何で今日、この企画に参加してしまったんだ・・・
そんなことを考えていられた時期はまだマシでした。
およそ3.7Kmの和田峠。
前半の2Kmを過ぎた辺りでしょうか。
心拍数は常時170を越え始めました。
この辺りで「苦しい」とか「もう帰りたい」とか
そんな思考は影を潜め、何故か高校の2年の時の夏合宿の記憶が引き出され始めました。
1日に2試合の練習試合と、その後の練習。
多分、私の中で最もキツかった体験のひとつ。
その合宿中、あまりの辛さに逃げ出そうと思った時に、ひとりの先輩に怒られました。
「お前一人がキツいんじゃない。みんなキツいけどがんばってるんだよ!」
「大体、お前はキツいとか、つらいって言えば楽になると思ってるの?」
「今の練習で100%の力が出せない奴が、試合でがんばるって言っても俺は信じない」
「自分に勝てない奴が相手に勝てると思う?」
「さっきの試合、お前が気を抜いたワンプレーで負けたんだよ!」
などなど・・・
忘れていた辛くも悲しい思い出の引き出しが開いてしまいました。
「あの時のMさんにあそこまで言われたの、ショックだったなぁ・・・」
そう考えていると
「どうせお前、坂道が嫌いだから・・・なんて言って逃げてるだけだろ(笑)」
と、再び私の頭の中で誰かがささやき始めました。
「違う!俺は本当に坂道が嫌いなんだよ。平地だったら漕いだだけ進むけど、坂道は漕いでも進まない!」
「いいや、違うね。坂道だって漕いだら進むぞ。今だって進んでるだろ」
「あ・・・」
「そうやっていつまでも自分に言い訳しながら生きて行けよ」
「だいたいそんなに苦しいなら自転車やめちゃえよ。楽になるぞぉ(笑)」
そんな訳のわからない思考で支配されていた私は、その邪念を追い払うために再びペダルを漕ぎ出しました。
多分その頃の心拍数は180は越えていたと思います。
朦朧とする意識の中で、私はひとつの結論を導き出しました。
「ここでがんばらないと生きている価値が俺にはない」←そんな大げさな・・・
気が付くと、先頭を走っていました。
そして・・・
和田峠のリザルトはなんとこの私が獲得したんですよ。マジで!
まあ、この4名ではフレームもホイールも多分私が最軽量の物を使っていたので
その効果が出ただけだと思います。
いや、ここでも達成感はなかったですね。
あったのは「そうだ。あの試合、俺のせいで負けたんだよな・・・」
と、和田峠のベンチに倒れこみながら思い出していました。
そして、ここでがんばり過ぎたことが、後々大きな足かせとなって行きます。
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私もそんな感じで坂と戦っています。
写真のガッツポーズが誇らしげですね。
ポチ。
や、これは続きが楽しみです
take-iさん文章うまいですね
小説読んでるみたいです
それにしても・・・
みなさん、ふくらはぎの筋肉がすごいなぁw
タッキーには、してやられた!!
これはマシンの差なんかじゃ無いです。
あの時の実力
タッキーはホントに速かった。
でも、二度と負けね~!!
このリベンジはいつか必ず
勝ち逃げは許さなんよ!!
続きも楽しみにしてます。
いやぁ~和田峠は完敗でした。負けを認めます。
しかし、すごい精神力ですねー。感服します。
私には心の中で囁いてくれる先輩の言葉がありません。なんせ帰宅部でしたからーww
(あ、関係ないですが、登坂中の自分のふくらはぎって初めて見ました。少しは筋肉ついてきたかな?ププ)
この経験を踏まえ、タッキーさんにも坂好きになってもらって、再戦してもらえることを希望します。
続編もよろしくお願いしまーす。(って私も書かなきゃ)
が! カテゴリに「ヒルクライム」を作ってしまった以上は
続くんですよね?
辛いことも後になると楽しい思い出になることは、よくあることですよ。
坂道はおっしゃるとおり、自分との戦いですね。
でも、できればあまり戦いたくはありません。
本当にしんどかったですw
私はここまでで全てを出し尽くしてしまった感があるので
その後はへろへろでしたが、
他の皆さんはその後もぐいぐい坂道を登坂されました。
日ごろからの鍛錬の差が出てしまいました・・・
いや~、本当にもうしばらく山は遠慮しますよ。
本当にきつかっです。
私の生活圏で山が見えないのがせめてもの救いです。
年が明けたらそのうち、筑波山でも行きましょうか?
年内はおとなしくさせていただきます。
その後はお二人の後ろでうろうろしていましたし、
何度も休憩を要求した醜態を見せてしまいました。
練習はうそをつきません。
特に自転車は乗った分だけ早くなると言われています。
後ろから見ていても、下腿の筋肉はすばらしかったですよ。
今年は今回で最後にするつもりです。
また来年、できるだけ少なくして行きたいのですが・・・
やはり自転車は平地を無風で走るに限りますw
私も坊主頭さん同様、平地と無風が大好きです。
でも、江戸川CRもそろそろ無風がなくなるのですけどね。