
昨夜のうちにけっこう雨が降ったのだろうか。濡れた路面が太陽の光を浴びて輝いていた。今朝は日差しが暖かいというか、暑いくらいだったので、コートを脱ぎ抱え職場へと向かった。
日差しに暑さを感じたからといって汗だくになるほどではないし、湿気で体力が奪われるまではいかないけど。
家から駅までの道の途中、椿の花開く姿を見かけた。雨露を纏ったその姿は凛としていて、そして、美しかった。
色が混ざったもの、紅一色のもの、そして、白いもの。
いつか伊豆大島へ行きたいと思いつつ、その願いはなかなか叶わない。いや、叶わないのではなくて、僕自身の願いが薄いからだろうか。
雨粒は、咲き誇る花々にだけでなく、青々とした葉にもしばし留まり、その青の輝きをさらに強いものにしている。
そういえば、梅や桜は観に行くけど、椿を観に行くというのはなかなかない。伊豆大島に行けば愉しめるだろうけど、そこまで行かずとも…って、今朝もそうだった。
もう来年の話になってしまうけど、どこかで椿の花咲く風景を堪能しよう。