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あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

ウメサオ タダオ ニ アイ ニ イク

2012-01-15 21:20:10 | 出会う
日本科学未来館で開催されている「ウメサオタダオ展」に行った。

細かいことを確認せずに年末に来た時は既に年末年始休暇に入っていて、大きく空振りをしてしまった。まだ会期は1カ月ほど残っているが、今日にしようと決めた。それは、この展示会の主役である梅棹忠夫さんが長年にわたり館長を務められた、国立民俗学博物館(みんぱく)の教授で、この展示会の実行委員長である小長谷有紀さんによる解説ツアーがあるためだ。

梅棹忠夫さんの名前は社会人になった頃に知ったが、どのような方なのかは最近までよく知らなかった。彼の著作の中で最も有名な『知的生産の技術』を古書店で見つけ買い求めたものの、10年ほど開かずにいた。だが、梅棹さんが一昨年に亡くなられ、改めて関心を持った。

この展示については昨年にみんぱくで開催されていた。そのことを知ったのは会期が終わった後だった。それでも、その業績の一端に触れてみたいと思い、岡本太郎さんの「太陽の塔」と共に観に行くことを考えたが、結局は別の場所に行ってしまった。

この日のために、『知的生産の技術』を読み始めた。途中、別の本を読んでしまったりしたが、中盤からはスピードが速まった。彼の文体に慣れたからだろうか。そうして彼に対する関心が高まる中で今日を迎えた。



『知的生産の技術』に書かれたフィールドノートやカードなどの知的生産技術に関する展示は、訪れた人が手に触れることで自ら知的生産を体験できるようになっている。本を読んだことで理解は可能だが、この展示を見て、触れ、感じたことで、本により得た知識が膨らんでいくのを感じた。それとともに、彼のことを、そして彼の知的生産技術について知っておけばという気持ちが募った。

だが、遅くなったと言え、今彼に出会えて良かった。小長谷先生による解説を通じてより深く知ることができたのも良かった。そんな中で、いくつか心に残った言葉をメモにした。

「明日の自分は他人。明日の自分に申し送るようにメモを取る」
「すべての行為は妄想から始まる」
「行動するときは、役に立つかどうかに拘らない」
などなど…

アラタメテ、コトシ ハ オオサカ ニ イキ、 タイヨウノトウ ヲ ミアゲ、ミンパク ヲ タノシンデ ミタイ ト オモウ。

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