1966年の東京モーターショーに展示された後、1967年から納入が開始されたニッサン プリンス ロイヤルです。
同じタテ目デザインを採用したニッサン グロリアはこちらをご覧ください。→Nissan Gloria 1967-
Nissan Prince Royal Tokyo The 13th Tokyo Motor Show 1966年撮影
Nissan Prince Royal Tokyo The 13th Tokyo Motor Show 1966年撮影
Nissan Prince Royal Tokyo The 13th Tokyo Motor Show 1966年撮影
Nissan Prince Royal Tokyo The 13th Tokyo Motor Show 1966年撮影
<参考データ>
FR/V8,6.4L/Wheelbase 3,880mm,Length 6,155mm,Width 2,100mm,Height 1,770mm
同じタテ目デザインを採用したニッサン グロリアはこちらをご覧ください。→Nissan Gloria 1967-
Nissan Prince Royal Tokyo The 13th Tokyo Motor Show 1966年撮影

Nissan Prince Royal Tokyo The 13th Tokyo Motor Show 1966年撮影

Nissan Prince Royal Tokyo The 13th Tokyo Motor Show 1966年撮影

Nissan Prince Royal Tokyo The 13th Tokyo Motor Show 1966年撮影

<参考データ>
FR/V8,6.4L/Wheelbase 3,880mm,Length 6,155mm,Width 2,100mm,Height 1,770mm
この車が修理に入って来たという工場の人の話によるとメルセデス600と非常によく似たボディ構造の車だったそうです。リムジンで不自然さが無いデザインの車というのが少ないように個人的に思えるのですが、この車と600はボディの長さと全高がうまいバランスをとっているように思います。
現在の御料車は現代の車らしく側面から見てボディの厚みに対して妙にグラスハウスが薄いデザインでいまひとつ好みではありません。
開発に時間も資金もかかるエンジンを専用開発したことだけを考えても当時の力の入り方は尋常では無かったことが伺えます。
どうしたわけか、すべてはみ出していました。
意図したわけではなく、単に入りきらなかっただけなのかも。
当時、最新のアメリカ車に首ったけの状態でしたから若干「あか抜けない」イメージも感じましたが、長年使用する車としては流行にとらわれない、ちょうどいい塩梅のスタイリングだったのかもしれません。
前にも書きましたが、プリンスを名乗る民間企業もいくつかが消滅したりしつつありますが、いずれも一時代を築いたものも存在しただけに何とも時代の流れを否応もなく感じてしまいます。
将来かつてのライバルの後塵を拝すようなクルマしか我が国が造れなくなるなんて想像もしたくありませんね。
たしかにアメリカ車を模倣したと言われても仕方のないようなスタイリングと、模索しながらもオリジナルを目指したそれとではそこに差が出るのはある意味必然かもしれません。
また作り込みに差があろうことも何となく想像がつきます。