今日は午後、仕事で横浜方面に出かけていたのですけど、歩くのも一苦労なほどの強風。 こりゃあ、千葉マリンは洒落にならない風が吹くんだろうなぁ、なんて思っていたら、試合開始ころには京葉線が強風のため遅延が出始めたなんていうメールが。 まあ、台風でもないので中止ではないだろうけど、選手は大変だろうなぁ、なんて思っていたのですが。。。
マリーンズ ○3-2● Gイーグルス
さすがに、他球団とはいえかつてエースを張っていた投手だなぁ、川越。
常時10m以上の風が吹き荒れる中、また、本人の調子も恐らくそれほど良くもない中、毎回のように得点圏にランナーを進めながらも、奪われた得点は1・3回に1点ずつ。 大きく崩されそうでも崩されない。 粘りに粘って試合を作ってくれました。 (山崎を起こしてしまったのはちょっと・・・でしたけど。) そりゃあ手放しで喜べるほどの好投ではなかったけど、丁寧に丁寧に投げていた。 そんな印象を持ちました。
今日、その川越の粘りに応えたのは、下位打線。 ま、下位打線といっても、ここ数年クリーンナップを打っていた打者ばかりですけど。。。
4回表、先発の川越が初めて3者凡退に抑えた途端、その裏にマリーンズが反撃開始。 井口と大松がフォアボールで出塁して1アウト1・2塁のチャンスを作る。 そこで、2005年優勝時の代名詞とも言えるかつての「つなぐ4番打者」・6番サブロー。 アウトコースを逆らわずに右に打ち、セカンドの横をライナーで抜けて行くタイムリーヒットで1点。 続く、かつて3番で多くの2ベースを放ってきたこの日7番の福浦がセンターへ高い飛球を放ち、犠牲フライで同点。 粘っていた川越の投球に応え、同点に追い付きました。
昨年だったら、恐らくここで終わるケースが多かったんではないでしょうかね? でも、妙に「強いチーム」である”現在の”マリーンズはこれで終わらない。
キャプテン就任時に多く4番を務めていた8番里崎。 2アウトとはいいながらも、まだ1塁にランナーはいる。 里崎がアウトコース低めのボールを、やはり逆らわずに右に放ち、右中間ど真ん中を低いライナーで抜けて行く。 サブローが1塁から一気にホームを陥れ、逆転!! かつての3・4番打者が、集中打で見事に逆転してくれました。
5回表も川越は得点圏にランナーを背負ってしまいますが無得点に抑え、ここでお役御免。 5回被安打7奪三振5、2失点。 結構高めのボールが多かったですから、ヒットはたくさん打たれました。 それでも、失点を2で抑えたところはさすがです。 前日投げた大嶺は、今日の川越の投球をよ~~~く研究しましょう。
その後、打線は高卒2年目の左腕・辛島に抑えまくられてしまいましたが、前日自爆しまくったマリーンズの救援陣も負けていませんでした。
前日徹底的に試合を壊してしまった伊藤が、川越の後を受けて登板。 風で全く変化球がコントロールできなかった伊藤を起用するなんて、西本コーチの判断なのか、西村監督の判断なのか。 いずれにしてもどSな起用でしたが、どMな伊藤はしっかりとその期待に応え、三者凡退。 続いて、左腕のマーフィー。 これまで大きく落ちるカーブが非常に有効になっていましたけど、この強風でうまく制球できるか?と注目していました。 いきなり草野にライト前に運ばれ、ワイルドピッチもあり3塁まで進めてしまいましたが、最後はその大きなカーブが決まり、三振で切り抜けてくれました。 薮田は2アウトからショート深いところへの内野安打を打たれましたが、危なげなし。
最後の小林宏之だけが、変化球が曲がりすぎるのか「ボールの行方はボールに聞いてくれ」と言わんばかりの投球。 併殺を取るにはおあつらえ向きのサードゴロを今江が弾いたこともあり、2アウトながらも2・3塁のピンチに。
でも、最後の1球、見事なストレートでした! 投げた瞬間、これは打てない!、とわかる指先までしっかりと掛った伸びのあるストレート。 鉄平が全く手を出せずしまいでしたからねぇ。
これで、
ゴエ様、川越が移籍後、初登板初勝利!
1969年シーズン以来、41年ぶりの開幕3カード連続勝ち越し!
41年も、開幕3カード連続勝ち越しさえできなかったのか・・・
マリーンズ(&オリオンズ)の辞書に「開幕ダッシュ」という言葉はなかった、ってことですか・・・・・・ ある意味、歴史的な出来事だったんだなぁ。