戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

25年2月7日 思い出の大銀杏。

2013-02-07 14:40:39 | Weblog
大銀杏は2ヶ所にあります。市役所の北側に聳える大銀杏と独協に行く手前に両側に聳える大銀杏です。今日は独協に行く日だったのでじっくりと未だ枯れ木のままの大銀杏を眺めてまいりました。妹が入院している時、部屋に行ってもいないので待っていると拾った銀杏を持って現れました。その妹は今も元気ですが、埼玉に住んでをりますのでもう拾う事もありません。市役所の北側の大銀杏はその前にお料理教室があり、先生と一緒に拾いました。でも銀杏の実はあの綺麗なままで落ちているわけではなく、蒼い固い殻をかぶっています。食べるようにするのは大変時間もかかりますので今は買っています。あちこち変わる中で栃木街道から右へ曲がり独協への大銀杏の並木は全く同じです。私も父も妹も入院した独協。滅多に行きませんが懐かしい思いで一杯でした。

25年2月6日 雪の篠ノ井駅。

2013-02-06 14:40:30 | Weblog
高校3年生の冬休みを利用して私は信州の冬を楽しんでいた。列車から見る外の風景は今日のように横なぐりの雪が降っていた。少しも寒いと思わなかった。想い出はただ灰色の風景と、停車した篠ノ井駅で聞こえるシノノイーーーーシノノイーーーーという駅員の声だけ。甥が信州上田に住んでいてしきりに1度はおいでくださいというが寒いところはもう嫌。その年の秋に今は亡き弟を連れて蔵王に行った。その後旅行する事は殆ど無くなった。夜行列車のたたずまいは新幹線に取って代わって無いと思うから行く気も起きない。蔵王も石油ランプで煤けたような山小屋は今は何処にでもあるような近代的なホテルに変わっているだろう。今日は星野先生のパソコンの授業の日だが雪で早く店を閉めるので休んでしまった。午後になっても雪は止みそうも無い。今も雪が降りしきっている。今夜は冷えそうだ。

24年2月5日 確定申告の為の書類を取りに歩く。

2013-02-05 15:26:33 | Weblog
毎年この時期は確定申告の為、銀行や郵便局に出向く。尤も昨年は骨折で入院していた為、付き添ってくれていた妹に頼んでしまった。だから自分でするのは2年ぶりなので老化も手伝って大変難しい仕事になってしまった。おととしは自分で運転しながら市役所の窓口まで行ったが、大腿骨骨折で3ケ月もベッドに張り付いているうちに何もかも朦朧としてしまった。今、銀行や郵便局の通帳を眺めているうちに次第に思い出してきた。固定資産の一覧を取る為に人に乗せて貰って市役所に来て幾らか思い出してきた。この前市役所に来たのは選挙の期日前投票の時。投票日だと混雑して車を置くスペースも無い。骨折してから初めて行く庁舎であったが、脚の悪い私には庁舎はあまりにも広いという事だった。通路も捕まりどころの無いだだっ広いものだった。いろんな人が訪れる庁舎は災害の時の拠点ともなり、それなりの広さも求められる。最近も地震があった。余震の無い事を願いつつ書類を貰って庁舎を後にした。これで無事申告が出来れば良いが・・・・・

25年2月4日 形成手術と整形手術。

2013-02-02 16:30:38 | Weblog
痩せている私はおなかに余分なものはついていない。知人に形成手術をする方がいて、おなかの余分な脂や皮膚や筋肉で埋め合わせると聞いたが私には無理だと思った。皮膚はいくらでも伸びるというが、私の場合はシリコンで埋めるしかない。乳癌で無くなった部分を埋めるらしいが、シリコンではなく自分の一部を持ってきたほうが良いに決まっている。でも始まってから終わる迄、約半日かかるというから体力も相当に無くてはならない。保険の種類にも拠るのだろうが、整形手術は給付金が出て形成手術は出ないらしい。形成手術は美容整形にも似て、病気でなくても自分でこうして下さいと頼んでやるものだから仕方がないのだろうが原因は乳癌で失われた部分の補填だから出ても良さそうに思うが入る時は殆ど詳しい説明は無い。どうかもう病気にならないようにと祈るばかり・・・・・


25年2月2日  1年前の今日おいでになったお客様

2013-02-02 16:30:38 | Weblog
お客様がおいでになった。笑いながら「俺去年の同じ日に来たんだよ」
とおっしゃった。残念ながら1年に1度くらいのお客様では覚えていない。でもこんな感じの方は話しているうちに頭に浮かんでくる。云われてみなければ分らないけれど・・・・・客商売とは難しいもの。銀座の高級クラブの年老いたママさんは1度おいでになったお客様は絶対に忘れないというけれど、私にとって1年前の事を思い出すのは容易な事では無い。私も1年前は大腿骨骨折で入院していた。起き上がる事も出来ずベッドにはりついていたので記録もとっていない。去年の日記のようなものが出てきたので読みながら補足してみた。みんなに聞きながらの補足であったが曖昧模糊とした記憶で考えるだけで疲れてしまった。日記など書いた事の無い私にとってこの日記のような物は大変役に立った。これからは金銭出納帳にもなるので日記と併用しながら書いていきたい。物忘れにも役に立つ。

25年2月1日 低ナトリウムが過ぎると死に・・・・

2013-02-01 11:40:39 | Weblog
減塩を常に心がけていた私に落とし穴があった。先日誤って飲み物では無い切花をながもちさせる液体の水溶液を湯のみ一杯だけ飲んでしまった。説明書には害は無いが心配であれば直後に大量の水を飲んで下さいとあった。それで私は2リットルのペットボトルの水を半分以上飲んだ。部屋は暖かくしてあったが、急に冷たい水が体に入ったのと恐れで身体ががたがたと震え出した。結局はお医者様のお世話になったが、低ナトリウム症候群というのは珍しいので調べてみましょう、とおっしゃった。でも私の場合は過度の減塩が原因でそんな病気では有りませんよと答えたら先生はそれでは調べないでおきましょうと笑っておいでになった。多すぎてはいけないが、少なすぎてもいけない。内臓の病気さえ無ければ普通に食事をする事の大切さを身にしみて味わった1日だった。