戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

パンドラの箱とインターネットの比較 22/01/13

2010-01-13 14:43:30 | Weblog
私は常々インターネットほど便利なものはない、と思っていた。それはパソコンを何とか使えるようになってからだ。そして2、3年も過ぎた昨今、今度はインターネットほど怖いものはない、と思うようになった。今もその思いは変わらない。
そしてパンドラの箱という名前のお客様がお見えになった時、その時は何も考えなかったけれど、次第にインターネットとパンドラの箱は全く同じだと思うようになった。
パソコンを使い始めてみるとこんなに便利な器械は他に無かった。インターネットで検索すればどんな情報も直ぐ手に入る。
難しい文字も書けなくても直ぐわかる。辞書など不要になり、計算が計算機ですれば良いように、書けなくても調べれば直ぐ書く事が出来る。難しい熟語の意味も簡単に理解出来る。現代の玉手箱だ。
と、思ったが・・・・・落とし穴があった。
こちらからの情報も迂闊に扱えばパンドラの箱のように、飛び散ったら世界中に発信されてしまい、戻る事は無い。パソコンの脅威を感じ始めている。充分気をつけて使えばパソコンにも希望は残されていると思うが・・・


パンドラの箱とは・・・・・
この黄金の美しい箱はどんな事があっても開けてはいけないと夫から云われていたが、美しい妻のパンドラはこのような箱の中にはきっと素晴らしい宝物が入っているに違いないと、何度も開けてもらおうと頼むが、どうしても開けてくれない。開けてくれないと死んでしまうと迄云われた夫は、兄との約束を破って箱を開けた。
その途端、箱の中からは病気や憎しみ、諍い、盗み、怒り、嘘、疑いなどのあらゆる悪が人間の世界に飛び散った。
あわてて蓋を閉めると中から弱々しい声がした。
「私も外に出して下さい」「おまえは誰?」パンドラが訊ねると、「私は希望です」このようにして人間にはどんな事に出会っても希望だけが残されるようになった。

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2 コメント

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インターネット (京子)
2010-01-14 00:32:12
全く同感です。私は何時も子供や孫達に注意しています。テレビで毎日の様に犯罪にかかわる様なことや人間性を疑われる様な出来事が二ュースに出てきます。しかも勿論アメリカだけでなく世界中でです。よくよく気をつくましょう。聞く所によると得に発生地の多いのはアフリカからだそうです。 
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パンドラの箱にも小さな希望が残っていた (こやま75)
2010-01-14 09:23:10
共感いただいて有難う御座いました。今後共充分気をつけていきたいと思います。先輩の方も、気がつく前に下らないものを沢山発信してしまった、と悔やんでおられました。心配し始まると今度は恐ろしくて何も発信出来なくなります。しばらくはその葛藤が続くでしょう。まあ、めげずに頑張ってまいります。今後共よろしく・・・
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