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人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

生きることの入り口と出口

2021-03-04 08:08:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感50

《いまの自分にとっての、かろやかで快くは、どんなことですか。どのようにすれば、かろやかで快くいられますか。
仕事のこと。空間のこと。人と人との関係。暮らし。
その中で思いついたことを、まず、一日。次は三日。そして、一週間。世界は、常に、現在進行形です。》

《整えることをつづけていけば、自然と整っていきます。整ってくれば、日々、かろやかに快くすごせるようになっていきます。》

    (「整える、こと」広瀬裕子)

この本には、『私は、こうやって生きている』ということが書いてある。しかも、難しい漢字なんか使わず、平易なことばで、静かに文章が流れていく。読んでいくと、自分の生き方を、整えてみたくなる。不思議だ。



雑感51

ヤフーでもグーグルでもいいから、検索窓に

     老いの坂図

と入れて検索すると、老いの坂と人生の階段図、という仏画が出てくる。

時間がある時に覗いてみて。
いろんな想いが湧き出てくるから。

(スマホだと画面が小さくて見づらいけど、拡大しながら見て)



雑感52

昨日、本の整理をしていたら、ブカブカに膨らんだ本が出てきた。

以前、ある図書館の本を水たまりの中に落としたことがあって、アマゾンで同じ本を取り寄せて弁償した。その時の本だ。

倍速記憶勉強法。これ、全然読んでない。
今から読んで、借りた時の理由や状況を思い出してみる。
もちろん、値段分も取り戻すよ。


雑感53

《クリフォード・ブラウンを聴いた


涙が出たのを覚えている


彼のトランペットのすごさはすぐにわかった


アメリカに行きたいと思った》




18歳の時、初めてジャズ喫茶に行った。

その時、クリフォード・ブラウンのチェルキーを聴いた。

それが私のジャズへの入り口になった。




しあわせ運べるように

2021-03-03 06:06:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感46

ここ数年、ほとんど本を買わない。どうしても書き込みや線引きしなければならない本や、暗記を主流とする技術的な本、また定期的に講読している月刊誌しか買わない。

あとは、ほとんど公立図書館から借りてくる。私は3つの公立図書館の常連で、1ヶ月にそれぞれ15冊くらいずつ借りている。3つの図書館だから、合計するて1ヶ月に45冊くらいのペースで読んでいることになる。

本は自分が座れるスペースさえあれば、読書可能なので、どこでも読める。

また、当然、何冊かの本を並行して読んでいかないと、本との多くの出会いは望めないから、家のあちこちに置いて、「そこに行ったらそれを読む」「あれを読みたいからあそこに行く」というふうに変な人の読書になってしまう。

知識を得たり、楽しさをもらったり、思わぬ出会いをしたりしながら、自分なりのニューウェーブの新鮮さを感得している。



雑感47

ギックリ腰が落ち着いてきたので、3月中旬になったら、またジムに通いたい。

無理しない。見栄をはらない。頑張らない。からだの声を聴く。
自分に合ったトレーニングをする。

スムーズに復帰できたら、トレーニングのことも書いてみたい。



雑感48

「虫けら」

一くわ

どしんとおろして ひっくりかえした土の中から

もぞもぞと いろんな虫けらがでてくる

土の中にかくれて

あんきにくらしていた虫けらが

おれの一くわで たちまちおおさわぎだ

おまえは くそ虫といわれ

おまえは みみずといわれ

おまえは へっこき虫といわれ

おまえは げじげじといわれ

おまえは ありごといわれ

おまえらは 虫けらといわれ

おれは 人間といわれ

おれは 百姓といわれ

おれは くわをもって 土をたがやさねばならん

おれは おまえたちのうちをこわさねばならん

おれは おまえたちの大将でもないし、敵でもないが

おれは おまえたちを けちらかしたり

これおしたりする

おれは こまった

おれは くわをたてて考える

だが虫けらよ

やっぱりおれは土をたがやかさんばならんでや

おまえらをけちらかしていかんばならんでやなあ

虫けらや 虫けらや




「みみず」

何だ こいつめ

あたまもしっぽもないような

目だまも手足もないような

いじめられればぴちこちはねるだけで

ちっとも おっかなくないやっ

いっちんちじゅう  土の底にもぐっていて 

土をほじっくりかえし

くさったものばっかりたべて

それっきりで いきているやつ

百年たっても二百年たっても

おんなじ はだかんぼうのやつ

それより どうにもなれんやつ

ばかで かわいそうなやつ

おまえも百姓とおんなじだ

おれたちのなかまだ

(大関松三郎 詩集「山芋」より )


大関松三郎は、昭和元年(1926)生まれ。昭和19(1944)年19歳で戦死。 この詩は、小6の時の詩。
『山芋』大関松三郎(歿後出版/1951)


現代の子どもたちは、こんな詩を書けない。否、こんな詩を書かない。

山芋は、生活を見つめて詩や作文を書かせるという「生活綴り方運動」から生まれた傑作である。今読んでも心打たれる。だけど、現代では、こういう詩や作文を書かせながら社会に目を向かせようとする教育環境や社会環境はほとんどない。

《自然と人間と生活のつながり》の観点が欠けているのだ。



雑感49

阪神淡路大震災の直後、この唄は生まれた。
「しあわせ運べるように」



いまのすべては、過去のすべて

2021-03-02 08:29:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感41

私の雑感とは何だろう。それは、基本的には、私の足跡の整理かもしれない。
足跡の整理とは、昨日の「いのちの記憶」の歌詞の中に『いまのすべては、過去のすべて』とあるように、私の雑感も私の過去のすべての整理かもしれない。

雑感という形を使って過去のすべてを整理しながら、今を確認していきたい。



雑感42


消費税が8%だった頃、こんな短文を書いた。



安さが売り物の古本屋に行けば、大詩人の本だって百八円で売っている。ローンを組んでしか買えなかった文学全集だって、一冊百八円だ。詩や文学の価値が下がったのではなく、詩や文学が物化しているのだ。日常を突き破る日本語の世界が百八円なのだ。



父親が遺した本が、たくさんある。

水墨画の季刊誌、水墨画法の本、俳画の本、水墨画や漢詩に関する何種類かの辞書(五體字類 墨場必携)などなど、どうしたら良いか、困っている。おまけに父自身が描いた画の数々。どうしよう?

友人が、メルカリやヤフオクに出せばいいんだよ、と助言してくれたので、本類は、出品の仕方を勉強してそうしようと思う。



雑感43

芸術新潮や月刊日本児童文学も40年分くらいある。

芸術新潮については、過去、このブログに対処法を書いた。とにかく、再度読み切るつもりでいる。


『もう後何年生きられるか分かんないから』ね。

このままじゃ死ねない。

だから、自分自身の本気度を高める工夫をいろいろしている。
自分自身の本気度を高めないと途中で挫折するのは目に見えているから。



雑感44

シニアの仲間たちと「学びづくり、仲間づくりの会」を始めて11年目になる。毎年、新入生が入ってきて、2年間を目安に卒業していく。もちろん、再入学して学びや仲間づくりを続ける人もいる。みんな同じ方向を向いて頑張っている。

3月、もうすぐ離ればなれになる。それに今年度は、コロナ禍のために授業が中止になることがとても多かった。残念至極だ。

これからのことも考えて、サイトを作ろうと思っている。ソフトを購入して、独自ドメインを取得して、有料サーバーと契約して《学び仲間のサイト》を作って、ずっとずっと交流できるようにしようと思っている。

サイトの割り振りや内容は、仲間たちと相談しながら、4月早々の開始を目指す。



雑感45
いのちの歌
ずっといつまでも ずっとずっと


ぢっと手を見る

2021-03-01 05:55:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感37

手の形や大きさを描くのは難しい。
小さな子どもたちの描く手は、身体に比して極端に小さい。毎日毎日使う手なのに、意識してじっくり自分の手を見るなんてことがないからだろう。

手の大きさは、男女で少し違う。


手のひらを広げて手根(手のひらの一番下の部分)をあごに合わせて顔に当てると、女性の場合は、指先が眉毛の辺に届く。


男性の場合は、指先が額の真ん中あたりに届く。


つまり、自分の手のひらが自分の顔をおおってしまう。手のひらは、予想以上に大きい。



そういう事実を知っても、手を描くのは難しい。



雑感38


私たちのまわりには、どんな時代になろうとも

人の手でしか生み出せないものがある。
ものづくりの職人の手を見ると、暮らしの剛直さやものをつくりだす繊細さが見事にあらわれている。40~90代の職人の手には、神々しささえある。

「職人の手」(山崎真由子著)には、さまざまなものづくりに従事してきた人の手の写真が掲載されている。カラーで16人の職人の手が、とてもいい表情で掲載されている。

「ものづくりの手に歴史あり」 

顔は見えずとも、それぞれの歴史を背負ってきた手には、やさしい存在感がある。

大量生産全盛の中で職人の手仕事がどんどん衰退していく。



雑感39

「手は暮らし」です。
「手は人生」です。

「働けど働けど猶わが生活(暮らし)楽にならざりぢっと手を見る」 石川啄木


持つ。取る。握る。掴む。なでる。さする。引っ掻く。揉む。ぶつ。絞める。絞る。摘む。つまむ。つねる。ひねる。いじる。渡す。支える。押す。引く。開ける。閉める。探る。洗う。磨く。(現代新国語辞典)



雑感40

手塩にかけて育てられたかぐや姫

かぐや姫の物語主題歌「いのちの記憶」