手話通訳者のブログ

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だからアンタは駄目なのよ

2016-04-05 06:52:27 | 手話
もし、この話を主流派手話通訳者にしたら、
「だからアンタは駄目なのよ」
と言われそうな話。

申請者のGさんとは長いつきあい。通訳に行くと、終了後にファミレスなどに行ってお茶する。
Gさん、支払いをさせてくれない。
いつも、おごってくれるのだ。
これは、よくない。
しかし、代金を払おうとすると、叱られてしまう・・・

「ちょっと、たいしはん、なんで? 私が払うから、ええて」
あかん。割り勘にしよや。
「なんでや。そりゃおかしい」
おかしくない。自分のコーヒー代を自分で払うのは当たり前のことや。
「何言ってんの? たいしはん、本業のこと、考えてみ。お世話になってる得意先の人とコーヒー飲んだら、誰が支払う?」
そりゃ、こっちが払うわな。
「そやろ。世の中、そういうもんや」
ちょっと待て。わしは得意先ちゃうで。手話通訳者や。
「おなじことや。お世話になってる方が払うのが常識」
それは違う。お世話してへんがな。公的な手話通訳者派遣制度で派遣された手話通訳者なんや。
「ええから、ええから」

いつも、こんなやりとりになり、奢ってもらうことになってしまう。
これは、いけない。
こんなことやってると、ますます、主流派通訳者たちから攻撃される。
ある日、一計を案じ、Gさんがトイレに行っている間に支払いを済ませた。
じゃ、帰ろうか、となったとき、Gさんが、
「あれ、伝票がない」
ああ、もう払っといたで。
「なんでや! 水くさいやんか!」
えっ・・・水くさいて・・・

次にお茶しに行ったとき、トイレに行こうとしたGさん、なんと、伝票を持ってトイレへ。
ここまでするか・・・