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手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

地元ろう協新年会

2015-09-14 12:38:35 | 手話
今日の記事は長いんで、あしからず。

もう半年以上前、1月の話。
お誘いいただいて、参加させてもらった。
参加者は約30名で、半数が手話通訳者であった。
なかなか、ええやんか!
ろう協と手話通訳者とは、つながりを持っているべきである。
ろう協の新年会でありながら、出席者の半数が手話通訳者とは、非常にいいことだと思う。

地元主流派手話通訳者Bも来ていた。
Bとはお互いに激しく嫌い合っているので、普段は目を合わせることもしない。
それなのに・・・
一体、どうしたことか、にやにやして視線を送ってくる・・・

そして、なんと、Bが話しかけてきた。なんだか、とても嬉しそうだ。

「たいしさんの前の席、空いてるでしょ? 席運が悪かったね。怖い人がくるよ~」
怖い人???

思い当たる人がいない。
怖い人って・・・しかも、Bと共通の知り合いなら、ろう者か手話通訳者やろ?
誰や・・・
考えてみて、思い浮かんだのは、ろう協役員のMさんである。
いつも喧嘩しているから。
でも、Mさんなら、もう着席している。
????

新年会が始まって30分ほど経過した。
気持ちよく酔いが回ってきた頃、
「すみません、遅くなっちゃって」
カリスマ手話通訳者が登場! 俺の前の席に座った。
なんや、怖い人て、Sさんのことかいな。

Sさん、お久しぶりです!
「お久しぶりです。たいしさん、相変わらず元気そうやね」

ちらっとBを見ると、鳩が豆鉄砲食ったような顔をしている。
ははーん。
なるほど。
地元手話通訳者たちの中で、「カリスマ手話通訳者」は怖がられている。
厳しいことを言われてヘコんでしまった通訳者も少なくない。
Bもその一人。

Bとしては、有名な「カリスマ手話通訳者」を前にすれば、
「たいしはタジタジになるに違いない」
とでも思ったのだろう。


俺は「カリスマ手話通訳者」が怖いと思ったことはない。
深刻な手話通訳者不足の時代、何度もペアを組んで通訳した。
尊敬する先輩通訳者であり、厳しい時代を共に生きた戦友みたいな人である。


Bさん、残念やったね(笑)