手話通訳者のブログ

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手話通訳の現場から/歯医者

2015-08-07 05:27:29 | 手話
歯医者での診察の場合、医師が患者の歯を1本ずつコツンコツンと叩いて、
「ここは痛みますか?」
と聞くケースが多い。
このような場合、患者は目を閉じているのが通常である。
通訳のために目を開けることを要求するのは無理があると考える。

正直に書くが、初めての時はお手上げ状態やった。

診察前の、待合室で待っている時間が重要である。
上記のような場面を想定しておいて、申請者さんと打ち合わせする。
「痛い時、軽く手を挙げてください」
と頼んでおく。
さらに、どの歯が痛いのか、事前に聞いておく。

「同時通訳」にこだわらない方がいい。
治療のために必要なコミュニケーションをサポートする、と考えるべきであろう。